◎ヤマヒサ、メール誤送信で顧客64名のメールアドレス流出
住宅関連事業等を行うヤマヒサ(本社:大阪市北区)は2月9日、ペットケア事業部において、従業員にメールを送ろうとして、誤って顧客64名のアドレスにも送付し、その際、宛先のメールアドレスが表示される状態で送ったと発表した。同社によると、2月8日午後6時23分、従業員が社内告知情報を従業員99名に送ろうとして、誤って2012年8月22日から2013年1月10日にかけて実施した「ヘビー級のかわいさ写真投稿キャンペーン」に応募した顧客の一部、64名にも送った。人為的ミスにより、宛先に顧客のグループを加えて送信したという。うち11通はエラーで未達だった。同6時34分に顧客から指摘を受けて事態が判明。対象者には当該メールの削除を依頼した。メールアドレスの不正利用に関する連絡は受けていないという。同社は、従業員の再教育をはじめとする、再発防止策の構築に努めるとしている。
・お客さまメールアドレス流出に関するご報告とお詫び(ヤマヒサペットケア事業部)
http://www.petio.com/news/detail.php?news_no=355
◎ミサワホーム東京、委託業者が盗まれたHDDに顧客1343名の情報
ハウスメーカーのミサワホーム東京(本社:東京都杉並区)は2月8日、地盤調査業務委託先のサムシング(本社:東京都中央区)において、バックアップ用外付けハードディスク(以下、HDD)1台の盗難事故が発生し、当該HDDに同社顧客1343名の個人情報も含まれていたと発表した。同社によると、1月7日にサムシングから、2012年11月27日に当該HDDの盗難が発覚したと連絡があった。HDDには、2005年11月頃から2011年12月頃までにミサワホーム東京と契約、または敷地調査、地盤調査を依頼した顧客のうち、1343名分の氏名と工事場所、地盤調査報告書が保存されていた。また、一部については、図面や施工データ等も含まれていたとみられる。HDD上のデータを見るには、パスワードロックを解除し、さらに専用ソフトウェアにログインする必要がある。この件による二次被害は確認されていない。2月4日に国土交通省へ報告済み。同社は、再発防止のため、個人情報保護についての認識を確認すべく、提携業者への周知を行っていくとしている。
・個人情報漏えい事故発生のお知らせ[PDF](ミサワホーム東京)
http://tokyo.misawa.co.jp/pdf/rouei_201302.pdf
◎スカパーJSAT、ウイルス感染で取引先情報漏えいのおそれ
有料多チャンネル放送および衛星通信事業を行うスカパーJSAT(本社:東京都港区)は2月6日、社内のサーバーおよびパソコン端末17台がウイルスに感染し、情報が外部に漏えいした可能性があると発表した。同社によると、漏えいした可能性があるのは、宇宙・衛星事業関連の取引先のうち一部の会社名および担当者個人情報と、営業情報、技術情報。複数のサーバーでCPUが高負荷になるアラートが発生し、調査を行った結果、新種のウイルスに感染していることが2月5日に判明した。感染したパソコンはネットワークから切り離し、サーバーにアクセス制限をかけた上で、感染経路や時期、影響範囲について調査を行っている。同社は、再発防止に向けて情報セキュリティの強化に取り組んでいくとしている。
・コンピュータウィルス感染の発生、及び情報漏えいの可能性について[PDF](スカパーJSAT)
http://www.sptvjsat.com/images/jp/news_release/1988/130206_joho_rouei_final.pdf
◎東京都、セミナー参加者276名の情報含む名簿紛失
東京都は2月6日、環境局において、セミナー参加者276名の情報が記載された名簿を紛失したと発表した。同局によると、2月5日に都庁で行われたセミナー「第2回 太陽光発電屋根貸しセミナー&個別相談会」の受付において、セミナーから相談会への移行に必要な会場レイアウト変更のため、午後4時10分からの5分間、職員が場を外した。職員が戻ったところ、机上に置いてあったセミナー参加申込者名簿がなくなっていたという。名簿には、参加者276名分の氏名と、建物所有者、不動産仲介業者、発電事業者当の区分、所属企業が記載されていた。該当者にはメールまたは電話で謝罪し、不審な営業活動等への注意を呼びかけた。同様の文書も送付する。同局では今後、イベント開催時の個人情報管理について、従事する職員全てに注意を徹底するとともに、受付簿等の名簿管理者を決めておくなど管理体制を強化し、再発防止に努めていくという。
・セミナー参加申込者名簿の紛失について(東京都)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/02/20n26400.htm
◎法務省近畿地方更生保護委員会、受刑者らの個人情報含むUSBメモリーなど紛失
2府4県(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県)を管轄する近畿地方更生保護委員会(大阪市)は2月5日、事務局職員が受刑者など17人の個人情報を含むUSBメモリーなどを紛失したと発表した。関西テレビ放送など報道各社によると、当該職員は1月28日、出張先の神戸保護観察所を出た後に飲酒をし、午後10時すぎに帰宅のため神戸市営地下鉄に乗車した。車内で寝込み、終点で目覚めた時に、持っていた鞄がなくなっていることに気づいた。鞄には、受刑者ら5人の氏名と罪名を含むUSBメモリー、および保護観察対象者12人の氏名、居住地を記したメモが入っていた。職員は、受刑者の仮釈放の資料を作成するため、これらの情報を手続きに従って持ち出していた。翌29日、職員は警察署に被害届を出した。同委員会は該当者に事情説明と謝罪をしているという。
・法務省近畿地方更生保護委員会
http://www.moj.go.jp/hogo1/soumu/hogo_k_kinki_kinki.html
◎ヤマト運輸、群馬県事業所で未配達のクロネコメール便約1500冊を焼却処分
小口貨物輸送サービス事業のヤマト運輸(本社:東京都中央区)は2月5日、群馬県の事業所でクロネコメール便の未配達と焼却があったことを明らかにした。同社によると、群馬主管支店管下の事業所に勤務する社員が、約4150冊のクロネコメール便を自宅に滞留させ、うち約1500冊を焼却処分していた。社内で調査し発覚したもので、2012年7月から2013年1月に法人顧客から群馬県利根郡および沼田市の一部地域向けに発送されたものだった。同社は滞留されていた分については発送荷主に対して報告とお詫びをし、今後の対応を相談している。焼却処分された分については発送荷主を特定することができないため、心当たりのある顧客に同社サービスセンターまで連絡するよう呼びかけている。
・クロネコメール便の未配達について(ヤマト運輸)
http://www.kuronekoyamato.co.jp/info/info_130205.html
◎アーバンリサーチ、顧客の氏名等含むメールを別人に誤送信、7204件
衣料品販売のアーバンリサーチ(本社:大阪市西区)は2月5日、顧客の氏名等が含まれるメールを7204件、別の顧客あてに送信したと発表した。同社によると、別人の情報が含まれていたのは、同社顧客を対象とする会員制サービス、「UR CLUB」の一部会員に対し2月4日午後8時頃に送った、会員ステージ確定についてのメール。メール送信先のリストを作成する際、人為的ミスにより会員コードへ誤ったデータをひもづけたため、氏名と会員ステージを含むメール7204件が別の会員に送られた。該当者には連絡を取って謝罪し、経緯と今後の対策について説明した。同社は再発防止のため、情報管理を徹底し、社員とスタッフのセキュリティ意識を高めるとしている。
・お客様へ会員メールの誤送信のお詫びとお知らせ[PDF](アーバンリサーチ)
http://www.urban-research.com/news/2013/02/%E3%81%8A%E5%AE%A2%E6%A7%98%E3%81%B8%E4%BC%9A%E5%93%A1%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E8%AA%A4%E9%80%81%E4%BF%A1%E3%81%AE%E3%81%8A%E8%A9%AB%E3%81%B3%E3%81%A8%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/