◎山形県立高校、生徒と卒業生計247人分の個人情報含む校務用パソコン紛失
山形県教育委員会は3月26日、県立高(南陽市)で、生徒と卒業生合わせて247人分の個人情報を含む校務用ノートパソコンを紛失したと発表した。翌27日付の山形新聞によると、校務用ノートパソコンは教員1人に1台が割り当てられている。紛失したのは、このうち40代の教諭が使っていたパソコンで、同教諭は長期研修のため、昨年4月から今年3月まで同校を離れていた。当該パソコンは職員室の机に置いたまま放置されていたが、昨年9月の備品検査で紛失が発覚した。その後校内を捜索したが、発見できなかった。当該パソコンに含まれていた個人情報は、昨年3月の卒業生、および同教諭が顧問を務めていたバドミントン部の部員合わせて計247人分。卒業生の情報には住所、氏名、成績、進路の合否情報が含まれている。パソコンを使用する際のパスワードは設定されていたという。現段階で情報の流出は確認されていない。同校は盗難の可能性もあるとして、南陽署に被害届を提出した。また、卒業生や保護者にお詫びと事情説明の文書を送った。県教委は、校務用パソコンへ個人情報を保存することを禁じている。県教委はこの禁止事項を徹底するよう、また違反した実態がないか点検するよう、全県立高に指示した。
・山形県教育委員会
http://www.pref.yamagata.jp/ou/kyoiku/
◎東京医科大健診予防医学センター、受診者86名分の個人情報含むパソコン盗難
東京医科大学病院(東京都新宿区)は3月26日、同院が新宿アイランドタワー7階に開設する健診予防医学センターで、健診受診者の個人情報が保存されたノートパソコンが盗まれたと発表した。発表によると、同センター職員が3月19日、入口の扉を施錠して退勤した際には受付カウンターにノートパソコン2台が置かれていた。翌20日の祝日には、午前8時50分から午後7時50分までの間、同センター発注の内装工事が行われた。工事関係者が同センター内に出入りしており、その間センター入口は施錠されていなかった。翌21日午前7時頃に職員が出勤した際、受付カウンター上に置いたノートパソコン2台のうち1台が紛失していることに気づいた。直ちに捜索および関係職員の聴取を行い、盗難が発覚した。当該ノートパソコンのハードディスクには、受診者リストを印刷出力した後のデータが残存していた。データは、2013年3月19日から4月15日の受診者および受診予約者の一部で、86名分の個人情報(氏名、年齢、性別、受診日、ID)が含まれている。うち生年月日、住所が含まれているものは20名分、生年月日、住所、電話番号、検査項目が含まれているものが10名分。なお、健診結果の検査データは含まれていない。同院は3月21日、新宿警察署へ盗難届を提出した。同25日には、東京都福祉保健局医療政策部医療安全課、厚生労働省関東信越厚生局、文部科学省大臣官房総務課へ届け出た。また再発防止策として、起動時のパスワード設定、一時的使用データの業務終了後の削除、盗難防止チェーンの設置を、同センターでも徹底するとしている。
・当院 健診予防医学センターにおけるノートパソコンの盗難に関するご報告とお詫び(東京医科大学病院)
http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/news/shimin/20130326.html
・人間ドック指定医療機関における個人情報の入ったパソコンの盗難について(東京都職員共済組合)
https://www.kyosai.metro.tokyo.jp/info/detail/?p=463
◎那須塩原市立小学校、児童146人分の個人情報を記載した「指導票」盗難
栃木県那須塩原市教育委員会は3月26日、市立小学校で児童の個人情報を記載した「児童指導票」146人分が盗まれたと発表した。翌27日付の下野新聞によると、5年生の担任教諭が先月下旬、ファイルに綴じた指導票が保管場所に見当たらないことに気付いた。全職員に確認したところ、他の4クラスでもなくなっていることが分かり、1~5年の5クラス分の指導票紛失が判明した。指導票には、児童の家族構成や自宅地図、保護者との面談報告、緊急連絡先などが記載されている。保管場所は職員室の教諭の机の引出しで、無施錠だった。この他、教材購入に充てるため児童から集金していた現金33万円の盗難も明らかになり、同校は那須塩原署に被害届を出した。市教委は26日に臨時の記者会見を開いて児童や保護者に陳謝し、再発防止の指導を徹底するとした。
・那須塩原市教委
http://www.city.nasushiobara.lg.jp/28/87/
◎札幌市立中学校、生徒の個人情報を記載した内部資料が流出
札幌市の市立中学校で、生徒の評価などを書き込んだ内部文書が3月上旬に流出していたことがわかった。3月25日付の北海道新聞によると、流出文書は新年度のクラス編成のための基礎資料で、個々の生徒の情報などが記載されていた。流出の原因は、同校教師が3月6日、中学1年の生徒に他の資料などと一緒に誤って渡してしまったことだという。生徒は文書に気付いて扱いに困り、校内に置いて帰宅したが、翌7日の登校時にも文書がそのままだったことから、保護者と相談するために自宅に持ち帰った。学校へは翌8日に通報されたが、同校ではそれまで文書の紛失に気付いていなかった。市教育委員会は、学級編成用の文書管理を徹底するよう各校に周知するとしている。
・札幌市教育委員会
http://www.city.sapporo.jp/kyoiku/top/
◎コープおおさか病院、小児科で個人情報を記載した予防接種実施報告書等を紛失
コープおおさか病院(大阪市鶴見区)は3月23日、小児科で個人情報を含む書類を紛失したと発表した。発表によると、同院は3月4日、「小児科予防接種実施報告書」111件、「乳児健診実施票(2種類)」13件の入ったファイルを紛失したと職員から報告を受けた。紛失した可能性のある場所を数週間にわたって捜索したが、現在まで発見できていない。紛失した「小児科予防接種報告書」には、接種者氏名、年齢、住所、電話番号、接種した予防接種内容が記載されている。「乳児後期健康診査実施票」には受診者氏名、年齢、住所、電話番号、問診内容、身長、体重、頭囲、カウプ指数、診察所見、総合評価が、「乳児一般健康診査受診票(兼結果通知書)」には受診者氏名、年齢、保護者氏名、住所、電話番号、問診内容、身長、体重、胸囲、頭囲、診察結果が記載されている。同院は、関係行政、保健所など対応について相談したうえで、当該受診者・保護者に事情説明とお詫びをした。同院は今後、関係行政の指導を受けて再発防止策の徹底に努めていくとしている。
・当院小児科における個人情報の紛失についてのご報告とお詫び (2013-04-27 07:28)
http://www.osh.coop/pub/notice/m/2013/03/130326-131308.php
◎生活協同組合コープしが、組合員の個人情報含む業務用携帯電話を紛失
生活協同組合コープしが(本部:滋賀県野洲市)は3月25日、配送担当者が組合員の個人情報を含む業務用携帯電話を紛失したと発表した。発表によると、同組合の彦根センターの職員に貸与している業務用携帯電話が、3月18日の配送途中に紛失していることが判明した。紛失判明後、直ちに携帯電話の利用停止措置をとるとともに、警察へ紛失届を提出したが、まだ発見されていない。紛失した業務用携帯電話には、60件の組合員情報(組合員コード、組合員名、電話番号、コールセンターへの問い合わせ内容)が記録されている。パスワードで保護されているので、個人情報が外部に流出する可能性はきわめて低いという。現時点では、該当する個人情報が外部に流出した事実は確認されていない。当該する組合員全員には連絡とお詫びを完了した。同組合は今後、全職員に対し研修等を通じ、個人情報保護管理の徹底を図っていくとしている。
・業務用携帯電話紛失による個人情報流出の可能性可能性について(お詫びとご報告)(生活協同組合コープしが)
http://www.pak2.com/asp/CWNewsN1.asp?mode=REF&id=639
◎広島大学病院、患者265名分の個人情報含むUSBメモリーを医師が紛失
広島大学(広島市)は3月22日、同大病院の医師が、同院の患者265名分の個人情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、医師は2月28日、当該USBメモリーを研究室で使用した後、院内で紛失したと推測されている。医師の報告に基づいて紛失したと思われる場所を探したが、現時点において発見されていない。医師は臨床研究に活用するため、電子カルテを参考に資料を作成し、論文や実験データと併せて、265名分の患者データをUSBメモリーに保存していた。データの内容は、患者氏名、患者ID、性別、主治医名、年齢、入院日、病名、経過、検査所見等で、患者の住所、電話番号、連絡先は含まれていない。また、一部の患者データ97名分についてはパスワードが設定されていた。現時点で、本件に関連して個人情報が第三者に流出したという情報や不正に使用された事実は確認されていない。同院は該当者全員に対し、3月22日までに届くよう、お詫びと状況説明の文書を病院長名で送付した。病院長は同院の教職員・院生等に対し、3月21日付けで個人情報の管理徹底の注意喚起を行った。大学全体としては3月22日付けで教職員に対し同様の注意喚起を行った。同大はこれまで、セキュリティ機能を強化したUSBメモリーの配付対象の範囲を広げたり、在学生・教職員へ情報セキュリティ教育を行うなど個人情報管理の徹底を図ってきた。引き続き、研修などを通じて個人情報の適切な取扱いを徹底していくとしている。
・(お詫び)個人情報を含むUSBメモリーの紛失について(広島大学)
http://www.hiroshima-u.ac.jp/news/show/id/16540/dir_id/0
◎富国生命保険と共栄火災海上保険、顧客情報3万8035件含むCD-ROMを紛失
富国生命保険相互(本社:東京都千代田区、以下富国生命)と共栄火災海上保険(本社:東京都港区、以下共栄火災)は3月22日、自動車保険契約の保有契約データ3万8035件が記録されたCD-ROM1枚を紛失したと発表した。発表によると、富国生命は共栄火災の損害保険代理店として自動車保険契約を取り扱っいる。その顧客管理のため、富国生命は3月13日に共栄火災から当該CD-ROMの提供を受けた。しかし、同日中に同社内で紛失していることが発覚し、現在まで発見されていない。当該CD-ROMには、3万8035件の保険契約者名、車両登録番号、保険始期・終期、年間保険料、等級、証券番号が含まれている。顧客の住所、電話番号、口座情報およびクレジットカード番号等の情報は含まれていない。当該CD-ROMには高度な暗号化処理が施されており、外部への個人情報流出の可能性は低いという。現在のところ、顧客情報の不正使用等の事実、二次被害の発生は確認されていない。顧客はすべて特定されているので、両社は該当顧客宛てにお詫び状を送付する。両社は今後管理体制を強化し、顧客情報の管理を徹底して再発防止に努めるとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](富国生命保険 共栄火災海上保険)
http://www.fukoku-life.co.jp/news/download/20130322.pdf
・お客さま情報の紛失について[PDF](富国生命保険 共栄火災海上保険)
http://www.kyoeikasai.co.jp/about/news/2012/pdf/nr2013032201.pdf
◎オズビジョン、送信メール記載のURLクリックで別顧客の情報が閲覧可能に
ポイントサービス事業等のオズビジョン(東京都千代田区)は3月22日、同社サービス「ハピタス」の携帯電話(フューチャーフォン)版で、同社から送信したメールの文中のURLをクリックすると、他の顧客の情報が表示される事故が発生したと発表した。発表によると、3月20日午前11時から午後5時25分まで最大6時間25分の間、同社から携帯電話宛てに送信したメール「【重要】パスワード変更のお願いおよびポイント交換に関するお知らせ」中に書かれていたURLをクリックした顧客が、同じURLをクリックした別の顧客のアカウントとしてログインできてしまう事態となっていた。同社の調査によると、69名の顧客の個人情報の一部が最大5954名の顧客から閲覧できる状態だった。閲覧可能だった情報はメールアドレス、およびポイント交換履歴があった場合は振込先の口座名義。パスワードなどそれ以外の個人情報は閲覧されていない。不具合が発生した原因は、URLに含まれるセッション情報の仕様に脆弱性があり、そのセッション情報を含んだURLをメールに記載し送信してしまったためという。同社は問題のあったURLを無効とし、対象顧客のログイン状態を強制的に解除。セッション情報の仕様を変更できるまで、モバイル版ハピタスのサイトを一時的に閉鎖した。対象となった69名の顧客は同日午後9時10分に全て特定し、お詫び等の案内を進めている。同社は日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)に報告書を提出すると共に、システムの改修やチェック体制の強化など再発防止を徹底していくとしている。
・お客様情報の取り扱いに関するお詫びとご報告(オズビジョン)
http://hapitas.jp/notifications/detail/id/1112
◎長崎県立こども医療福祉センター、受診児432名分の個人情報含むUSBメモリー紛失
長崎県立こども医療福祉センター(諫早市)は3月22日、集団療育を受診した432人分の個人情報が入ったUSBメモリーを昨年11月に紛失していたと発表した。同センターには、発達障害などがある3歳から小学生までが通所している。紛失したUSBメモリーには、集団療育を受けた432人分の個人情報が含まれていた。情報内容は、2001年と2002年度は氏名のみ、2006年度から2012年度については住所、氏名、生年月日、電話番号、診断名、保護者名、学校・保育園名が含まれる。当該USBメモリーはバックアップ用として利用していたもので、外部へ情報が流失した可能性は低いという。同センターは今後、二度とこのような事態が起こらないよう再発防止に取組んでいくとしている。
・お詫び(長崎県立こども医療福祉センター)
http://www.pref.nagasaki.jp/kodomo/
◎大分県信用組合宇佐支店、顧客240名分の情報を記載したリストを誤廃棄
大分県信用組合は3月22日、宇佐支店で、顧客情報が記載された「定期性預金満期明細表」と「年金受給者誕生日リスト」を紛失(誤廃棄)したと発表した。発表によると、これらの資料は通常、本部から同支店に送られた後、所定ファイルに速やかに綴じることになっている。2月4日、渉外係が業務上の必要から当該資料を確認しようとしたところ、所定ファイル内に綴じられていなかった。店内を調査したが発見できず、紛失していることが判明した。その後の内部調査で、営業店内のシュレッダーで誤って廃棄処分された可能性が高いことがわかった。現在までに、顧客情報が不正に利用されたとの連絡や事実はない。紛失した定期性預金満期明細表(2月分)は、同組合に定期性預金(定期預金、積立定期預金、定期積金)を預けて今年2月に満期を迎える顧客の一覧表で、顧客160人分の氏名、勤務先、口座番号、満期日、契約日、残高、住所等が記載されている。紛失した年金受給者誕生日リスト(1月分)は同組合で年金を受給し、今年1月に誕生日を迎える顧客の一覧表で、顧客80人分の氏名、住所、生年月日、年齢、電話番号、年金受取実績日が記載されている。同組合は該当顧客を個別訪問し、事情説明のうえお詫びをしている。また今後、改めて情報管理に関する取扱いを役職員全員に徹底し、再発防止に努めるとしている。
・「定期性預金満期明細表」及び「年金受給者誕生日リスト」の紛失(誤廃棄)について(大分県信用組合)
http://www.oita-kenshin.co.jp/cgi/kenshin_deatil_136392688331646.html