◎エヌケービー、顧客情報100件含むスマートフォン1台を一時紛失
広告代理店業務等を行うエヌケービー(本社:東京都千代田区)は、顧客情報が含まれる私用のスマートフォン1台を紛失したと4月23日に発表、その後の5月2日、当該スマートフォンが見つかったことを発表した。同社によると、同社従業員が4月16日夜から翌朝にかけての時間帯に、当該スマートフォンを紛失。思い当たる場所を探したが見つからなかったため、翌17日、携帯電話会社に連絡してスマートフォンの使用停止措置をとり、管轄の警察署に遺失物届を提出した。その後、5月1日になって、同従業員が利用した飲食店からスマートフォンが見つかったとの連絡があり、受け取って確認したところ、セキュリティロック設定状態、登録されている顧客情報のデータ保存状態等、異常な点は確認されなかったという。スマートフォンには、取引担当者の氏名、電話番号が約100件登録されていた。情報の不正使用等の事実は確認されていない。同社は、スマートフォンを含む携帯電話の取り扱いルールを確認するなどして、再発防止に努めるとしている。
・紛失したスマートフォンの発見について[PDF](エヌケービー)
http://www.nkb.co.jp/news/pdf/130502.pdf
・スマートフォンの紛失について[PDF](エヌケービー)
http://www.nkb.co.jp/news/pdf/130423.pdf
◎豊川市民病院、システム不具合で別人の情報を記載した診療明細書31件発行
豊川市民病院(愛知県豊川市)は5月3日、医療情報システムの不具合により、誤った内容の診療明細書31件が発行され、患者情報が流出したと発表した。発表によると、システムの不具合により、本来、その日の診療報酬の請求点数がない人や、あらかじめ診療明細書を不要と申し出た人に対し、別人の氏名、診療科等が記載された診療明細書を発行した。5月2日午前9時45分、他人の診療明細書が発行されたと患者から指摘があり、調査を実施したところ、医療費自動支払機接続プログラムに問題があることが判明した。診療明細書には、患者氏名、診療科名、診療項目名、診療報酬点数等が記載されている。同病院は、総合医療情報システムを導入した新病院に移転開院したばかりで、5月1日と2日には予約患者を対象に外来診療を行っていた。対象の患者には連絡を取り、誤って発行した明細書の回収を行っている。同病院は、再発防止に努めていくとしている。
・総合医療情報システムの不具合による患者情報の一部流出について[PDF](豊川市民病院)
http://www.city.toyokawa.lg.jp/press/sogoiryojohofuguai.files/hospitalsystem.pdf
◎京都信用金庫、顧客140先の情報含む伝票綴りを紛失
京都信用金庫は5月2日、北伏見支店(京都市伏見区)において、顧客情報が記載された伝票綴り1冊を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは2012年8月2日の伝票綴りで、顧客名、口座番号、金額等が140先分含まれている。3月8日、金庫内に保管していた伝票綴りを点検した際に紛失が判明した。内部調査の結果、誤廃棄した可能性が高く、不審な問い合わせ等もないことから、外部への流出の可能性は低いという。該当の顧客のうち連絡が可能な顧客には、訪問の上、謝罪と説明を行った。同信金は、管理体制を見直し、点検を強化して再発防止を図っていくとしている。
・お客さま情報の紛失についてのお詫び(京都信用金庫)
http://www.kyoto-shinkin.co.jp/whatsnew/n13-0130.htm
◎さわやか信用金庫、顧客から預かった個人情報含むUSBメモリー紛失
さわやか信用金庫(本店:東京都港区)は5月2日、個人情報を含むUSBメモリー1個を紛失したと発表した。同信金によると、調布支店(東京都調布市)の顧客から預金口座振替のためのデータ作成を依頼され、4月18日に同顧客の取引先の情報が入力されたUSBメモリーを預かったが、同信金内で不明となった。当該メモリーに保存されている情報は、3124件分の氏名、口座名義人、取引金額、金融機関コード、店舗コード、預金科目番号、口座番号。関係の取引先には、連絡を取って謝罪を行っている。この件に関する被害等は確認されていない。監督官庁に報告済み。同信金は、内部管理資料等の管理を厳格に行い、USBメモリーを始めとする記録媒体等の管理態勢を強化して、再発防止に取り組んでいくとしている。
・取引情報が入力されたUSBメモリ紛失事案の発生について[PDF](さわやか信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/sawayaka/oshirase/doc_20130502.pdf
◎鳥取県境港市の児童クラブ、児童29人分の個人情報含むUSBメモリー盗難
鳥取県境港市教育委員会は5月2日、市内の児童クラブに在籍する児童の名簿などを記録したUSBメモリーが盗まれたと発表した。翌3日付の日本海新聞によると、当該児童クラブに勤務する職員が家族旅行で自宅を留守にしていた間に空き巣が入り、通勤鞄が盗まれた。職員は帰宅した4月29日夜に鞄がなくなっていることに気づき、警察署に被害届を出した。通勤鞄の中には、2009年度に在籍した児童29人の名簿を含むUSBメモリーが入っていた。名簿は児童クラブのパソコンからコピーしたもので、児童の氏名、保護者名、住所、一部の電話番号などが記録されていた。現在のところ、これらの個人情報が流出したという報告はない。市教委は5月1日に保護者会を開き、報告と謝罪をした。今後はUSBメモリーにパスワードを設定するなど情報セキュリティの管理徹底に努めるとしている。
・鳥取県境港市教育委員会
http://www.city.sakaiminato.lg.jp/kyouiku/kyouiku.html
◎アクアワールド大洗、メール誤送信で顧客2名のメアドと氏名流出
アクアワールド茨城県大洗水族館(茨城県大洗町)は5月2日、電子メールを誤送信し、顧客2名の個人情報が流出したと発表した。同館によると、メールを送ろうとして誤って別のメールアドレスに送信し、顧客2名の氏名とメールアドレスが流出した。同館は、個人情報の取り扱いに関する意識を徹底するために研修会等を実施するとともに、システムの見直しなども行い、再発防止に取り組んでいくとしている。
・メールの誤送信による個人情報の流出について(アクアワールド茨城県大洗水族館)
http://www.aquaworld-oarai.com/news/8341
◎NHK浜松支局、個人情報含む受信料の帳票1枚を紛失
NHKは5月2日、浜松支局(浜松市中区)管内で、放送受信料の帳票を紛失したと発表した。発表によると、4月15日、静岡県掛川市の顧客の帳票1枚を紛失したことが判明した。帳票には顧客の氏名、住所、電話番号が記載されている。周辺を探し、警察に遺失届を提出したが、帳票は見つかっていない。該当の顧客には謝罪と説明を行った。NHKは、再発防止のため、指導を徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(浜松支局)(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase130502.html