◎昭和大学横浜市北部病院、医師が出張中のフランスで患者情報含むノートPC盗難
昭和大学横浜市北部病院(横浜市都筑区)は5月24日、国際学会(EURO PCR 2013)出張中の同院医師がフランスで患者情報を含むノートパソコンを盗まれたと発表した。発表によると、盗難があったのは5月18日で、所轄警察に届け出たが、現在のところ当該パソコンは見つかっていない。当該パソコンにはパスワードによるロック対応がなされている。同院は緊急に個人情報管理委員会を開催し、監督官庁である横浜市に5月24日付で報告書を提出した。該当患者には説明とお詫びの書面を送付する。同院は、全職員に対し個人情報の取り扱いに関する注意を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・患者情報が記録されたノートパソコンの紛失について[PDF](昭和大学横浜市北部病院)
http://www.showa-u.ac.jp/SUHY/notice/frdi8b000000afwq-att/a1369388023294.pdf
◎大阪市、メールマガジンをCCで送りメールアドレス88件が流出
大阪市は5月24日、「大阪市しごと情報ひろばマザーズ」の運営業務を委託している業者が、メールマガジンを配信する際に一部をCCで送り、メールアドレス88件が流出したと発表した。市によると、業者は5月23日午後2時1分、配信希望者1236名、メールアドレス1258件に対してメールマガジンを配信。この際、18回に分けて送信したが、そのうち1回分80名、88件のメールアドレスに対し、BCCで送るべきところをCCで送った。午後2時25分、業者が再確認中、事態に気付いた。該当者には翌24日に経過説明と謝罪のメールを送り、当該メールの削除を依頼した。市は再発防止のため、委託事業者に対し、メールマガジンの配信等を行う前には複数人でダブルチェックを行い、管理者等がチェックリストにより確認を行うよう指示した。また、市への事故報告における初動体制の迅速化と、全従事者に対して個人情報保護の重要性を認識させるよう、事例研修等を実施するよう指示した。
・「大阪市しごと情報ひろばマザーズ」メールマガジンの送信先入力誤りによる個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/shimin/0000220437.html
◎ゲーム情報サイト「インサイド」に不正アクセス、会員情報2515件が流出
ゲーム情報サイト「インサイド」を運営するイード(東京都中央区)は5月22日、不正アクセスを受けて会員の個人情報が漏えいしたと発表、24日と30日に続報を公開した。同社によると、5月20日午後9時頃、一部サーバーにシステム負荷が高まったことから調査を行い、海外のIPアドレスから不正アクセスを受けていることが判明。緊急に対象サーバーを停止し、該当IPアドレスからのアクセスをブロックした。その後の調査で、インサイド会員サイトにログインするためのID/パスワード、メールアドレス、ニックネーム2515件が不正に閲覧され漏えいしたことが判明している。該当者には、個別に謝罪のメールを送る。日本情報システム・ユーザー協会、経済産業省、警察に報告済み。同社は、再発防止のため、セキュリティ対策の強化に努めるとしている。
・「インサイド」サイト運営に関する今後の対応について(イード)
・「インサイド」不正アクセスによるお客様個人情報漏洩 追加のご報告
・不正アクセスによるお客様個人情報漏洩のお詫びとご報告
http://www.iid.co.jp/news/detail/2013/inside_0521.html
◎スポーツオーソリティ、顧客情報含む伝票最大50名分を紛失
スポーツ用品店のスポーツオーソリティを運営するメガスポーツ(本社:東京都中央区)は5月21日、スポーツオーソリティ北戸田店(埼玉県戸田市)において、顧客情報を含む受注商品伝票を最大で50名分紛失したと発表した。同社によると、使用中の受注商品伝票1冊を紛失した。伝票には、顧客の氏名、住所、電話番号、携帯電話番号、メールアドレスと注文した商品の情報が含まれている。レジカウンター内のデスク上から直下のゴミ箱に落下し、誤って廃棄処分した可能性が高く、外部へ流出した可能性は極めて低いという。顧客情報が不正に利用されたという連絡や問い合わせはない。同社は、情報管理を強化し、顧客情報の適正な管理に努めていくとしている。
・お客さま情報の紛失について(メガスポーツ)
http://www.sportsauthority.co.jp/information/130521_01.html
◎加古川市、職員が個人情報を漏えい
兵庫県加古川市は5月21日、環境部の女性職員(50歳代)が同僚男性(40歳代)に依頼されて住民情報システム内の個人情報を漏らし、その情報が同僚男性を介して第三者に漏えいした可能性があると発表した。報道によると、女性職員は2012年9月、職場の端末から市の情報システムにアクセスし、同市から転出した男性の住所などを調べ、同僚に教えたという。男性職員がこの情報を知人に漏らし、恐喝未遂事件に利用されたとの報道もある。市は22日、公式ホームページに謝罪文を掲載。これまで、警察の捜査協力を優先に、市としての独自調査は控えてきたが、今後は市においても早急に調査を行い、事件の解明に努め、厳正に対処するとしている。
・職員の不祥事(個人情報漏えい)について(お詫び)(加古川市)
http://www.city.kakogawa.lg.jp/news/detail.18.55891.html
◎大阪市立小学校、テスト結果など児童66名の個人情報を紛失
大阪市は5月20日、市立小学校の男性講師(30代)が、テスト用紙や名簿等、児童66名の個人情報が入った鞄を紛失したと発表した。市によると、講師は5月17日午後6時頃、管理職への届け出をせずにテスト用紙等の個人情報を持って退勤。その後、同僚と飲食店で飲食して泥酔し、鞄を紛失した。鞄には、採点前の理科テストと、氏名やテスト結果を含む表が入っており、6年生児童66名の情報が含まれている。講師は鞄紛失後、ただちに近くの交番に紛失届を提出。翌18日にも鞄を探したが見つからず、学校へ報告した。同校では、校長と当該講師、学級担任が関係児童宅を訪問して謝罪した。保護者説明会も行う。市教育委員会は、当該校に対し、個人情報の管理について、校内規定の点検と管理の徹底を指導するとしている。各校に対しても、個人情報の取り扱いについて周知徹底を図るなどして、再発防止に努めていくという。
・大阪市立小学校における個人情報が含まれる書類の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000219869.html
◎横浜市、土地所有者等の情報含む協議申請書を紛失
横浜市は5月20日、建築局建築道路課において、個人情報を含む協議申請書を紛失したと発表した。市によると、「横浜市狭あい道路の整備の促進に関する条例」に基づく協議申請書を5月17日に申請者から受理したが、20日、紛失していることが分かった。紛失した書類には、申請者、委任者、受任者、土地所有者の住所、氏名や、印影、電話番号、土地地番等が含まれている。協議書を受理した職員が、すぐに受付処理を行わずに書類を自席の机の上に置いたまま、別件の相談者に対応。20日に書類を処理しようとして、紛失に気付いた。他の不要書類と一緒にシュレッダーにかけた可能性もある。申請者の連絡先が分からないため、あらためて申請者から連絡があった際は、謝罪して、至急、協議手続きを進めるという。市は、協議書の受理後、窓口対応などにより直ちに受付処理ができない場合は、他の職員が受付処理を行う応援体制を確立し、受理直後の受付処理および書類の保管を徹底するとしている。
・協議申請書の紛失について[PDF](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201305/images/phpC4eQhP.pdf
◎エティック、職員が個人情報含む書類とノートPCを入れたカバン盗難
起業家型リーダーの育成等を行うNPO法人のエティック(東京都渋谷区)は5月20日、職員がカバンを置引きされ、中に入っていた個人情報を含む書類とノートパソコン1台を盗まれたと発表した。発表によると、5月11日、職員は都内飲食店でカバンを盗まれ、ただちに警察署へ届出たが、現段階では発見されていない。カバンの中には、個人情報7名分が記載された書類とノートパソコンが入っていた。ノートパソコンにはインターン生のプログラムエントリーシート7人分、イベント参加者のメールアドレス等450人分が含まれている。クレジットカード番号等の情報は一切含まれていない。ノートパソコンにはパスワードの設定がなされており、保存されているアカウント等は削除するなど、流出防止の対策を講じている。該当するインターン生等に対しては、すでに連絡している。同法人は今後、社外有識者を含む対策委員会を立ち上げ、根本的な対策を早急に進め、再発防止に努めるとしている。
・職員鞄盗難に係るお詫びとご報告(エティック)
http://www.etic.or.jp/etic/news_detail.php?id=584