◎大和リビング、車上荒らしで顧客96名の情報含むリスト等盗難
不動産大手の大和リビング(本社:東京都江東区)は6月22日、東海地区において従業員が車を荒され、96名分の情報が含まれる顧客リスト等を盗まれたと発表した。同社によると、5月28日午後0時40分から1時20分の間に、昼食のために立ち寄った飲食店の駐車場で被害にあった。盗まれた個人情報は、96名分の氏名、住所、電話番号などが記載されたリストと、氏名が記載された書類。直ちに警察に連絡し被害届を提出したが、発見には至っていない。対象の顧客には個別に事故の謝罪と報告を行っている。同社は再発防止のため、全従業員に個人情報の取り扱いにおける注意を喚起し、社内ルールの徹底を図ったという。
・車上荒らし被害に伴うお客様情報の紛失に関するご報告とお詫び[PDF](大和リビング)
http://daiwaliving.co.jp/news/pdf/130622.pdf
◎高齢・障害・求職者雇用支援機構、業務委託先で個人情報記載の書類1件を紛失
独立行政法人の高齢・障害・求職者雇用支援機構(千葉市美浜区)は6月21日、業務委託先で個人情報を記載した書類が紛失したと発表した。発表によると、同機構は、雇用促進住宅管理等業務を三洋ビル管理(福岡県福岡市、以下「委託先」)に委託している。委託先管理人が4月2日、入居者から貸与契約に関する書類を受け取り、管理事務所から委託先事務所に送付した。しかし、両者間で受取確認が十分になされず、書類の所在が不明となった。事態発覚後、委託先において管理事務所と委託先事務所を徹底的に捜索したが、見つからなかった。紛失した書類には入居者の貸与契約に関する情報1件(3名分)が記載されている。記載内容は、入居者とその家族、連帯保証人の氏名、住所、年齢、所得など。委託先は、統括責任者から入居者と関係者に事情説明とお詫びをした。同機構は、委託先に個人情報管理の強化徹底に努めるよう指導し、委託先からは再発防止の具体的取り組みが示された。また、全ての委託先に対し、個人情報の厳正な取扱いについて文書により周知徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報が記載された書類の漏洩について[PDF](齢・障害・求職者雇用支援機構)
http://www.jeed.or.jp/download/jyutaku.pdf
・個人情報が記載された書類の漏洩について(三洋ビル管理)
http://www.sbm-g.jp/20130621.pdf
◎KOCUA、顧客あてメールの本文に他人のメールアドレス
韓国アーティストのイベントプロモート等を行うプロジェクト「KOCUA」を運営する千賀(東京都目黒区)は6月21日、顧客のメールアドレスが記載されたメールを一部の顧客に誤配信したと発表した。同社によると、6月14日にBCCで送信した「イ・ジヌクファンミーティング2013」先行チケット発送の案内メールにおいて、本文に別人のメールアドレスが表示されていた。KOCUA事務局では送信直後に事態に気付き、対象者にメールで事態を謝罪して、当該メールの削除を依頼した。事態の原因について事務局では、システムの不具合と、送信先の設定が適切でなかった可能性を挙げている。同事務局では再発防止のため、新しいメール配信システムを導入したほか、今後はメール送信の際に複数で確認を行うとともに、管理体制の強化も図るとしている。
・メール誤配信についてのお詫び(KOCUA Korean Culture & Art運営事務局)
http://kocua.jp/20130621.html
◎東京都杉並区、認可保育所申込者4100名の情報含む資料を誤廃棄
東京都杉並区は6月20日、2011年4月の入所選考に係る「認可保育所申込者一覧」の一部を誤廃棄したと発表した。区によると、6月17日、職員が述べ4100名分の情報を含む当該資料684枚を誤ってシュレッダーにかけた。資料には、申込状況や指数に基づく順位、選考経過が記載されている。当該資料の保存期間は5年で、2016年度末まで保存しなければならなかったが、誤廃棄により保存期間内の情報公開請求等への対応ができなくなった。区は、厳正に対処するとともに、適正な管理を徹底し再発防止に努めるとしている。
・保存文書の誤廃棄について[PDF](東京都杉並区)
http://www2.city.suginami.tokyo.jp/library/file/250620hozonnbunnsyonogohaiki.pdf
◎ニコン、「NIKON IMAGE SPACE」で別人の情報にアクセス可能となり、86名に影響
光学機器メーカーのニコン(本社:東京都千代田区)は6月20日、同社が運営する画像共有・保存サイト「NIKON IMAGE SPACE」において、内部プログラムの不具合により、特定の条件下の顧客間2名一対(86名43組)で、相互に登録情報や保存画像にアクセスできる状態となっていたと発表した。同社によると、6月6日に更新した同サイトの内部プログラムに問題があり、新規会員登録時に、顧客毎に個別に付与する内部管理番号が2名に重複して振られてしまう状態となっていた。別人の情報にアクセスが可能となっていたのは6日午後0時10分から11日午後10時までの期間で、実際に会員情報や保存画像が閲覧、操作されたのは32名。会員情報には氏名、ニックネーム、メールアドレス、電話番号が含まれている。該当の86名には個別に謝罪と報告のメールを送信した。プログラムは14日に修正済み。同社は再発防止のため、システム設計と品質に対する規定を見直すとともに、データ不整合の監視体制を強化するとしている。
・画像共有・保存サイト「NIKON IMAGE SPACE」の障害に関するお詫びとお知らせ(ニコン)
http://www.nikon.co.jp/news/2013/0620_imagespace_01.htm
・「NIKON IMAGE SPACE」の障害に関するお詫びとお知らせ(NIKON IMAGE SPACE)
http://info.nikonimagespace.com/trouble_info/00027/?lang=ja_JP
◎福岡市南区保健センター、最大で55名の情報含む検診予約簿を紛失
福岡市南区は6月20日、区保健センター健康課において、検診等予約簿の一部を紛失したと発表した。同課によると、紛失したのは、子宮頸がん検診、胃がん検診、肺がん検診、結核検診、特定健診の予約受付簿の一部で、6月7日以降、所在が分からなくなっている。これらには、検診予約者の氏名、生年月日、住所、電話番号、希望する検診の種類が、最大で55名分含まれている。予約簿に外部の者が触れる可能性はほぼなく、同課では情報が直接外部に出た可能性は低いとみている。同課は徹底した再発防止策を講じるとしている。
・がん検診等予約簿の紛失について(福岡市南区)
http://www.city.fukuoka.lg.jp/minamiku/kenko/life/yoyaku.html
◎浜松市立図書館、案内メールを「TO」で送信しメルアド34人分が漏えい
静岡県浜松市は6月20日、市立図書館が案内メールを送信した際、「BCC」で送信しなかったため、メールアドレスが漏えいしたと発表した。発表によると、市立城北図書館は6月16日、毎年開催している「ビジネス支援講座」の案内メールを利用者34人に一斉送信した。この際、利用者相互に閲覧可能な形で送信したため、全員のメールアドレスが表示される状況となった。翌17日にメール受信者からの連絡で事態が発覚した。図書館は同日、メール受信者に電話でお詫びし、受信メールの削除を依頼した。電話で連絡のつかない相手にはメールで案内した。また、全員に謝罪文を郵送した。市は今後、メール発信時には複数の者が確認することを義務付け、再発防止に努めるとしている。
・メール送信時の個人アドレス漏洩について[PDF](静岡市)
http://goiken.city.hamamatsu.shizuoka.jp/press/data/00001797_1.pdf