◎東急セキュリティ、社員が帰社途中に当日訪問用の顧客名簿1枚を紛失
機械警備、施設警備、巡回警備などの警備業務を行う東急セキュリティ(本社:東京都世田谷区)は11月25日、同社がセキュリティサービスを提供している顧客名簿1枚を紛失したと発表した。発表によると、同社社員が11月22日、アフターサービス訪問から帰社する途上で、当日訪問のために作成した名簿(A4判用紙1枚)を紛失した。名簿には、顧客の名前、住所などが記載されている。電話番号の記載はない。同社は該当顧客に対し、書面と訪問によりお詫びと説明をした。世田谷警察署へ報告した。現時点で、名簿紛失による被害は発生していない。名簿に記載された内容で同社のサービス内容を変更するなどの運用はできない。同社は今後、社員教育を含めた個人情報管理を徹底し、再発防止と信頼回復に向けて万全を尽くすとしている。
・お客様名簿紛失のお詫び(東急セキュリティ) http://www.tokyu-security.co.jp/news/2013/11/post-134.html
◎橿原市今井町並保存整備事務所、メール誤送信で47名分のメールアドレス流出
奈良県橿原市は11月25日、教育委員会生涯学習部 今井町並保存整備事務所において、事務連絡のメールを県の担当者に送ろうとして、誤って同事務所の関係機関等に一斉送信し、47名分のメールアドレスが流出したと発表した。市によると、メールを送信したのは11月22日午後5時30分頃。メール送信先には23日に謝罪のメールを送り、当該メールの削除を依頼したほか、23日から25日にかけ電話でも連絡した。同事務所では再発防止のため、全職員に対しメールの取り扱いについて注意を喚起し、研修を行う。また、メールアドレスをグループ分けして最小限で管理するようにし、送信の際には個別に送信を行うという。
・誤送信によるメールアドレスの流出事故について[PDF](橿原市) https://www.city.kashihara.nara.jp/koho/press/2013/documents/4251125im.pdf
◎和歌山市、個人情報含むアンケート用紙を紛失
和歌山市は11月25日、市観光課の職員が個人情報を含むアンケート用紙を紛失したと発表した。市によると紛失したのは、東京都文京区の六義園で11月17日に行われたイベント「寺子屋六義園」の参加者37名を対象に行ったアンケートの用紙で、同日、同園内でバッグごと紛失した。駒込警察署へ届け出を行ったが、見つかっていない。アンケートには、同イベントの参加者のうち、和歌山市からの情報提供を希望した人の住所、氏名、メールアドレスが含まれている。該当者には謝罪して今回の経緯を報告する。市は、再発防止に向け、個人情報管理の徹底と取り組み強化について職員に周知徹底するとしている。
・個人情報を含むアンケートの紛失について[PDF](和歌山市) http://www.city.wakayama.wakayama.jp/houdou/2013/11/day/25/002.pdf
◎ソニ-生命保険、5966名分の個人情報を誤開示
ソニ-生命保険(本社:東京都港区)は11月25日、国や地方公共団体等が差し押さえた保険契約の支払請求手続きをめぐり、開示する必要のない個人情報を誤って開示していたと発表した。発表によると、同社では契約者本人が手続きを行うことを前提として、既払込保険料と送金先口座情報を「解約手続完了のお知らせ」に表示していたが、これを債権者からの請求の場合にも使用していた。漏えいしたのは5966名分の情報で、漏えい先は、5368名分が国や地方公共団体などの公的機関、598名分が公的機関以外の債権者等だった。漏えいした情報が不正に利用された事実は確認されていない。該当者には謝罪の文書を送付した。同社は、債権者と質権者からの請求手続については、開示する必要のない情報を手続完了通知に表示しないよう対応した。今後、顧客向け書類を新規に作成する際には情報資産管理部署による確認を行うなどして、再発防止に努めていくという。
・差押債権者様等への個人情報の不必要な開示について[PDF](ソニ-生命保険) http://www.sonylife.co.jp/company/news/25/files/131125_sashiosae.pdf
◎東京都立小児総合医療センター、個人情報含む書類の紛失事故が2件発生
東京都病院経営本部は11月25日、都立小児総合医療センター(東京都府中市)において、患者の個人情報を含む書類の紛失事故が2件発生したと発表した。発表によると、10月3日には患者33名のID、氏名、診療科を含む入院患者一覧の紛失が判明。10月29日には、前日夜に入院手続きを行った患者1名の入院申込書、健康保険被保険者証の写し、診療予定表の紛失が判明した。これらには患者ID、氏名、住所、性別、家族の氏名と電話番号、被保険者証記号・番号や勤務先が含まれている。該当者には説明と謝罪を行った。同センターは再発防止に向けて、院内全職員に対して、個人情報保護に係る制度や規程を周知徹底するとともに、個人情報に関する研修等を通じて職員の意識啓発を図るという。病院経営本部では臨時の都立病院事務局長会を開催し、全職員および委託会社等に対し、個人情報の取扱い等に関する諸規定を厳守するよう周知徹底を図った。
・都立小児総合医療センターにおける個人情報を含む書類の紛失について(東京都病院経営本部) http://www.byouin.metro.tokyo.jp/houdou/25year/251125_syouni.html
◎東京都練馬区立小学校、紛失した個人情報記録入りのバッグを回収
東京都練馬区は11月22日、石神井東小学校の教員が9月30日未明に紛失した、個人情報記録の入ったバッグを回収したと発表した。区によると、11月12日、光が丘警察署より、練馬高野台駅付近で放置されていたバッグを遺失物として保管しているとの連絡が学校にあった。教育委員会にて確認したところ当該バッグに間違いなく、内容物についても、児童の個人情報を含む指導計画や、教職員の氏名などを含む職員会議資料など、紛失時のまますべて残っていることが確認された。個人情報が流出したという情報や事実は確認されていない。区は、改めて深く反省し、教職員の自覚と服務規律の徹底を図り、再発防止に努めていくとしている。
・石神井東小学校の紛失した個人情報の回収について(東京都練馬区) http://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/gakko/oshirase/hunshitsu.html
◎東京大学空間情報科学研究センター、個人情報含むノートパソコン紛失
東京大学(本部:東京都文京区)と同大学の空間情報科学研究センター(柏キャンパス:千葉県柏市)は11月22日、同センターの教員が11月14日、ノートパソコン入りのバッグを電車内に置き忘れ紛失したと発表した。発表によると、パソコンには同センターを利用する研究者163名のメールアドレス等を含むファイルや、センターおよび協力講座の教職員67名の名簿、2名分の情報を含む研究室の名簿、同教員が大学や大学院で行っている授業のレポートの点数36名分が保存されていた。パソコンのログインアカウントにはパスワードがかかっており、さらにディスクが暗号化されているため、同センターでは、即座に情報が流出することはないとみている。監督官庁に報告済み。情報の不正使用などの事実は確認されていない。同センターはセンター全構成員に、個人情報および職務上守秘、保護すべき情報の管理にかかわる注意を周知徹底し、再発防止に努めるとしている。また、パソコンが盗まれる可能性のあることも想定し、情報守秘、保護のための具体策についても指導するという。
・ノートPC等の置き忘れについて(東京大学) http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_251122_j.html
◎西東京市立小学校、児童や教職員の情報含むUSBメモリー紛失
西東京市は11月22日、市立小学校の女性教諭(34歳)が、2012年度に担任していた児童や職員の情報が含まれるUSBメモリーを紛失していたと発表した。市によると、11月19日、市教育委員会宛にUSBメモリーが入った封書が届き、中のデータを確認したところ、当該教諭が過去に担任していた児童の個人情報を含む、職務上作成した多量の文書が保存されていた。校長が当該教諭に確認したところ、私物USBメモリーを校内に持ち込み使用していたが、このところそれが見当たらなかったことを認めたという。USBメモリーに保存されていたのは、当該教諭が2012年度に担任した6年1組の児童名簿、電話連絡網、指導要録抄本、児童1名の生活指導に関する文書、顔が確認できる授業風景の写真と、職員住所録。同校では昨年度第6学年該当児童の保護者に、家庭訪問や電話連絡にて謝罪。22日には全校保護者会を開催した。市では、市内小中学校に対して私物記憶媒体(USBメモリー、SDカード、外付けハードディスク等)の校内使用の全面禁止を徹底するほか、現在および過去のUSBメモリー使用状況と処分状況調査を全校で実施するとしている。
・西東京市立小学校における個人情報の紛失について(西東京市) http://www.city.nishitokyo.lg.jp/press/press_syougakkou.html
◎フォト蔵、メール送信時の事故で会員3292名のメールアドレス流出
写真共有サービス「フォト蔵」を運営するデジタルガレージ(本社:東京都渋谷区)は11月21日、フォト蔵会員にサービス内容の変更を通知するメールを送る際、一部会員のメールアドレスが他の受信者に見える形で配信されたと発表した。同社によると、当該メールを送ったのは同日午前10時32分頃。対象の会員は最大3292名で、個別にメールで謝罪する。同社は、再発防止のため個人情報管理の強化を図るとしている。
・【重要】フォト蔵におけるお知らせメール送信事故について(デジタルガレージ) http://news.photozou.jp/post/67627458909/information
◎住宅金融支援機構、個人情報流出事故4件を公表
住宅金融支援機構(本店:東京都文京区)は11月21日、顧客情報等を含む書類の紛失が1件、誤入力が1件、誤送付が2件発生したと発表した。同機構によると、首都圏支店では9月19日、顧客と司法書士各1名の情報を含む書類の紛失が判明。誤廃棄した可能性が高い。南九州支店では9月25日、業務委託先社員1名と弁護士事務所職員1名の情報を、別の業務委託先との専用回線を利用したシステムへ誤入力したことが判明した。誤送付は、9月27日に中国支店で、11月11日に東海支店で発生。両件とも、顧客や業務委託先社員の情報が含まれる書類を、誤って別の業務委託先に送付した。これら4件の対象者には事情を説明して謝罪した。同機構は、全職員に対し注意喚起を行い、点検活動等を通じ再発防止に取り組んでいくとしている。
・お客さま等の情報が記載された書類の紛失等について(住宅金融支援機構) http://www.jhf.go.jp/topics/topics_20131121.html
◎富国生命保険、顧客4261名分の個人情報を誤開示
富国生命保険(本社:東京都千代田区)は11月21日、国や地方公共団体等が差し押さえた保険契約の支払請求手続きをめぐり、開示する必要のない個人情報を誤って開示していたと発表した。発表によると、同社では支払請求手続を簡便にするため、手続き書類にあらかじめ顧客の氏名、住所、電話番号、契約内容の情報を印字しているが、これを債権者からの請求の場合にも使用していた。漏えいした情報は4438名分で、名寄せ後は4261名分。漏えい先は、4371名分が国や地方公共団体などの公的機関で、67名分が公的機関以外の債権者、質権者だった。漏えいした情報が不正に利用された事実は確認されていない。該当者には謝罪の文書を送付した。同社では、差押債権者、質権者に渡す帳票を全て点検し、開示不要な情報は今後開示しないように事務手続等を改正した。今後、差押え等において新規に帳票を作成する際は、開示すべき項目を検証したうえで作成する。同社は、顧客情報の厳正な取り扱いに努めていくとしている。
・お客さま情報の過大な開示について[PDF](富国生命保険) http://www.fukoku-life.co.jp/about/news/download/20131121.pdf