◎横浜市、職員採用試験の結果通知1名分を紛失
横浜市は12月6日、人事委員会事務局任用課において、2013年度職員採用試験(社会人)受験者の点数および順位が記載された、試験結果通知書1名分を紛失したと発表した。市によると、12月5日午前中、職員が試験結果通知書を受験者へ郵送するため横浜港郵便局に行ったが、受付窓口で合格通知が1通足りないことが判明。職員は足りない1通を職場に取りに行くため、気が動転した状態で合格通知のみを郵便局に預け、郵便局2階から下りエスカレーターに乗ったが、手に持っていたままとなっていた不合格通知の一部を取り落した。落とした通知は拾い集めたが、数を確認しないまま郵便局に預けて職場に戻り、再度郵便局に出向いて通知すべての数を確認したところ、不合格通知1通の紛失が判明した。郵便局から人事委員会事務局までの道のりや、郵便局内、ポストの中も捜索したが、通知は見つかっていない。該当の受験者には事情説明と謝罪を行った。市は、個人情報の取扱いについて継続的に指導し、再発防止に努めるという。また、試験結果通知書等、個人情報を含む書類を郵送する際には事務手順を順守するよう徹底するとともに、今後は、搬入作業を複数人で行うことととした。
・平成25年度職員採用試験(社会人)における試験結果通知書の紛失について[PDF](横浜市) http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201312/images/phpPEMHsI.pdf
◎マンパワーグループ、派遣スタッフが業務外で個人情報を閲覧
人材派遣業のマンパワーグループ(本社:横浜市西区)は12月4日、横浜市から受注している「保育入所事務センター」の派遣業務において、同社派遣スタッフ(男性、30歳代)が業務外で個人情報へアクセスしていたと発表した。同社によると、当該スタッフは11月25日、自分の家族1名と知人1名の個人情報を検索し、閲覧した。また、別の知人1名の情報を閲覧しようとして生年月日と性別で検索を行い、一覧表示された94名分の情報を閲覧した。11月26日、別の派遣スタッフから市保育運営課の担当者に報告があり、事態が発覚。システム操作履歴から、情報は閲覧されたのみで、印刷や外部への漏えいには至っていないことが確認された。同社は、同業務に従事するスタッフに対し、個人情報および機密情報の取り扱いについての研修を実施した。今後は、定期的に保育所事務センターを訪問し、市の担当者と連携して、日々の業務状況の把握を徹底するという。
・お客様の個人情報への業務外アクセスに関するお詫びとお知らせ(マンパワーグループ) http://www.manpowergroup.jp/navi/press/131204_001.html
◎第一三共ヘルスケア、ダイレクトメールを住所と氏名がずれた状態で3102名に送付
医薬品や化粧品等を製造、販売する第一三共ヘルスケア(本社:東京都中央区)は12月4日、ダイレクトメール(DM)の一部で、別の顧客の氏名およびお客様番号を印字していたと発表した。同社によると、11月22日に発送したDM「ダーマエナジー お試しキャンペーンのご案内」において、宛先リストの作成過程で氏名と住所の組み合わせに齟齬が生じていたことに気付かず、誤ったリストを基に印字されたDMを発送した。顧客から26日に連絡があり、事態が判明した。対象者は3102名。氏名とお客様番号を用いて外部から登録情報を入手することはできない。同社ではDMを送った全員に、当該DMの回収に関する書簡を送る。二次被害に関する情報は届いていないという。同社は、従業員教育を徹底するとともに、顧客の個人情報を取り扱う業務について管理を強化して、再発防止に努めるとしている。
・個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ(第一三共ヘルスケア) http://www.daiichisankyo-hc.co.jp/info/info00262.html
◎オリーブオイル、メール送信の誤りで顧客情報が一部漏えい
飲食店運営のオリーブオイル(福島県福島市)は12月3日、運営する「グリルカフェ リバーロック」のメール会員の個人情報が一部流出したと発表した。翌4日の発表によると、流出の原因は、メール配信担当者の不注意による単純な誤操作によるものであることがわかった。流出した個人情報は、同月2日までにメール会員に登録した会員の個人名および登録メールアドレスで、配信メールと共に会員全員に送信された。同社は現在、メール会員の募集を停止している。今後の対応については検討中としている。
・個人情報の流出について(オリーブオイル) http://www.oliveoil.co.jp/riverrock/20131203.html
・個人情報流出に関するご報告(オリーブオイル) http://www.oliveoil.co.jp/riverrock/20131204.html
◎メットライフアリコ生命保険、2747名分の個人情報漏えい
メットライフアリコ生命保険(本社:東京都墨田区)は12月2日、国や地方公共団体等が差し押さえた保険契約の解約手続き等をめぐり、開示する必要のない個人情報を誤って開示していたと発表した。発表によると、同社では請求手続きの際に顧客の記入項目を簡便にするため、記入事項の一部をあらかじめ印字した書類を使用しているが、債権者からの請求の場合にもこれを使用していたことが原因。漏えいしたのは2747名分の情報で、漏えい先は、1195名分が国や地方公共団体などの公的機関、1552名分が公的機関以外の債権者等だった。漏えいした情報が不正に利用された事実は確認されていない。該当者には謝罪の文書を送付した。同社では、債権差押や質権設定の対象となった契約の解約等の手続きを点検し、事務手順等を改正した。今後、顧客情報の取扱いを厳格化して、再発防止に努めていくという。
・差押債権者様等へのお客様情報の不適切な開示について[PDF](メットライフアリコ生命保険) http://www.metlifealico.co.jp/about/press/2013/pdf/131202.pdf
◎JA福岡市東部、渉外担当者が個人情報31件含む業務用携帯電話を紛失
福岡市東部農業協同組合(福岡市東区)は12月2日、渉外担当者が個人情報を含む業務用携帯電話を紛失したと発表した。発表によると、担当者は11月5日、渉外活動中に携帯電話を紛失。直ちに携帯電話の利用停止措置をとるとともに、警察へ紛失届を提出したが、まだ発見されていない。紛失した携帯電話には、取引先の顧客の氏名と電話番号が31件、登録されていた。携帯電話はパスワードによるロックをかけており、紛失判明後直ちに携帯電話会社に連絡して当該携帯電話の機能ロックと使用停止措置をとったので、流出の恐れはきわめて低いという。現時点で、該当する個人情報が外部に流出した事実は確認されていない。同組合は今後、組合外に携帯電話を持ち出す場合は、ネックストラプにより落下防止策をとる。また、携帯電話に限らず、個人情報保護管理の徹底を図っていくとしている。
・組合貸与携帯電話紛失による個人情報流出の恐れについて[PDF](JA福岡市東部) http://www.ja-fukutou.or.jp/img/PDF/gaibukouhyo20131202.pdf
◎仙台市、133名分の個人情報など含むUSBメモリー紛失
仙台市は12月1日、財政局財産管理課の職員が、個人情報が含まれたUSBメモリーを紛失したと発表した。市によると職員は11月29日夜、仙台市内の店で飲食後、途中からの記憶がない状態で帰宅。翌朝、鞄がなくなっていることに気付いた。警察に紛失を届け出るとともに、飲食した店に問い合わせるなどしたが、鞄は見つかっていない。鞄の中には、市有地売り払い契約等に関する個人情報および法人情報などの業務データを含むUSBメモリーが入っていた。データは、10月31日に業務用パソコンを入れ替えた際にバックアップしたものだという。データ内の個人情報は38文書133名分で、文書によって異なるものの氏名、住所、生年月日、電話番号、契約金額、売り払い面積等が含まれている。法人情報は2文書5法人分で、法人名と源泉徴収税額が含まれている。対象者には電話および文書で説明と謝罪を行う。同課は再発防止のため、業務用データの取り扱い状況について職員に確認するなど、情報管理体制の見直しを行うという。
・個人情報等の紛失について[PDF](仙台市) http://www.city.sendai.jp/report/2013/__icsFiles/afieldfile/2013/12/02/zaisannkanri.pdf