◎筑波大学附属病院、患者400名の診療情報含むノートパソコン紛失
筑波大学附属病院(茨城県つくば市)は12月12日、患者約400名の診療情報を保存したノートパソコンが院内で所在不明となったと発表した。同病院によると、当該パソコンには内視鏡治療を受けた患者約400名のID番号、氏名、年齢と、内視鏡に関する情報として治療日、病変の部位、所見、転帰が保存されている。該当の患者には説明と謝罪の文書を送付し、関係機関に報告した。外部に個人情報が流出したという情報や、第三者に不正に使用された事実は確認されていない。同病院は職員に対し、個人情報取り扱いのガイドラインの遵守と個人情報保護の重要性について教育と指導を徹底するとしている。
・診療情報が保存されているノート型パソコンの紛失について(筑波大学附属病院) http://www.hosp.tsukuba.ac.jp/new/1312121050.html
◎富山県民生涯学習カレッジ、誤操作で414名分の氏名とメールアドレス流出
富山県は12月12日、富山県民生涯学習カレッジ(富山県富山市)において、同カレッジが運用している「富山県生涯学習情報提供ネットワークシステム」から登録会員へメールで情報を送信した際、担当者が誤った操作を行ったため、414名が互いに氏名とメールアドレスを閲覧できる状態になったと発表した。発表によると、メールを送ったのは12月11日午後7時36分。翌12日に謝罪のメールを送り、当該メールの削除を依頼した。同カレッジは、今後このような誤操作が起こらないよう、メール送信に際し細心の注意を払うなど再発防止に努めるとともに、ネットワークシステムの運用には万全を尽くすとしている。
・富山県民生涯学習カレッジにおける個人情報(メールアドレス)の誤掲載について[PDF](富山県) http://www.pref.toyama.jp/cms_press/2013/20131212/00013478.pdf
◎ひろしま国際センター、メールをTOで送りメールアドレス375件流出
公益財団法人ひろしま国際センター(広島市中区)は12月11日、日本語学習のボランティア登録者に事業案内のメールを送った際、BCCで送るべきところをTOで送り、メールアドレス375件がメール内に表示される状態となったと発表した。同センターによると、メールを送ったのは12月3日。10日に事態が判明し、同日、該当者に謝罪のメールを送って当該メールの削除を依頼した。同センターは、個人情報を含む重要なメールや、複数先宛のメールを送信する際の作業手順を見直し、全職員に徹底するという。また、個人情報の取り扱いについて、リスクを全職員に認識させ、必要かつ適切な措置を取るとしている。
・メールアドレスの誤送信について(お詫びとご報告)[PDF](ひろしま国際センター) http://hiroshima-ic.or.jp/documents/owabi.gohoukoku.pdf
◎東京都港区立小学校、教諭が児童の個人情報28名分を含むUSBメモリー紛失
東京都港区は12月10日、区立御成門小学校に勤務する教諭が、担任する1年2組の児童28名の個人情報が含まれる私物USBメモリーを校内で紛失したと発表した。区によると、教諭は12月2日夕方、当日朝に職員室のパソコンで使用し、挿したままにしていたUSBメモリーがなくなっていることに気付いた。メモリーには、児童の氏名、住所、電話番号、生年月日が含まれている。全教職員で職員室、教室等を探したが見つからなかったため、当該教諭は7日、愛宕警察署へ遺失物届を提出した。同校では私物USBメモリーを職務で使用することを禁止している。個人情報が外部に流出した事実は確認されていない。同校では8日に当該クラスの臨時保護者会を開催し、事実を報告して謝罪した。区教育委員会では、都教委に報告するとともに、当該小学校長へ情報管理を徹底するよう指導した。また区内すべての公立小中学校、幼稚園に対しても、個人情報の取り扱いを徹底するよう指導した。
・区立小学校児童28名分の個人情報を記録した「USBメモリ」の紛失について(東京都港区) http://www.city.minato.tokyo.jp/shidoushien/1210usbfunshitu.html
◎水戸ホーリーホック、サポーターズクラブ申込書172名分を紛失
プロサッカークラブの水戸ホーリーホック(茨城県水戸市)は12月9日、「2014シーズンパスポート・サポーターズクラブ」に申し込んだ顧客の一部、172名分の申込書類を紛失したと発表した。発表によると、紛失が発覚したのは12月4日。直ちに事務所内周辺を捜索し、警察への届出と関係機関への問い合わせを行ったが、見つかっていない。書類は12月2日の時点では存在が確認されており、誤廃棄した可能性が高いという。書類には顧客の氏名、住所、性別、生年月日、電話番号、メールアドレスが含まれている。紛失した172枚のうち、133枚は11月17日から12月2日までに試合会場やクラブ事務所で申し込みをした顧客の分で、残りの39枚は11月17日から11月29日までに郵便払込で申し込んだ顧客の分。郵便払込分は復元が可能で、同クラブから顧客に謝罪の連絡を行うが、試合会場やクラブ事務所で申し込んだ顧客については、登録前の紛失のため、会員登録ができないという。同クラブでは該当の顧客はクラブに連絡してほしいとしている。同クラブは、個人情報保護にかかわる管理指導体制を見直し、個人情報の管理徹底に努めるとしている。
・お客様情報の紛失に関するお詫びとお知らせ(水戸ホーリーホック) http://www.mito-hollyhock.net/?p=6402
◎細田工務店、顧客情報6件含むスマートフォン紛失
ハウスメーカーの細田工務店(本社:東京都杉並区)は12月9日、顧客情報が登録されたスマートフォンを紛失したと発表した。同社によると、11月26日、従業員が帰宅途中、顧客の氏名と電話番号6件が登録されたスマートフォンを紛失した。直ちに警察署等へ遺失物の届出を行い、通信会社に機能停止依頼を行った。スマートフォンにはパスワードを設定してあり、遠隔操作による電源投入時のデータ初期化も行ったため、個人情報が漏えいする可能性は低いという。情報の不正使用に関する連絡は入っていない。該当の顧客には報告と謝罪を行った。同社は、再発防止のため個人情報保護の強化を図るとしている。
・スマートフォン紛失に関するお詫びとご報告(細田工務店) http://www.hosoda.co.jp/info/info_other/9889.html
◎大東建物管理、顧客情報含む帳票紛失
賃貸物件の管理等を行う大東建物管理(本社:東京都港区)は12月9日、顧客情報を紛失したと発表した。同社によると、顧客の氏名、住所、電話番号が記入された帳票を紛失していることが8月23日に判明した。顧客には謝罪と事情説明を行い、国土交通省に報告した。内部調査の結果、社内で誤って廃棄した可能性が高く、外部へ情報が流出した可能性は極めて低いという。紛失による二次被害は確認されていない。同社は、顧客情報の取り扱いについて、社員にその重要性を教育し定期的に注意を喚起するとともに、運用ルールを改定して再発防止に努めていくとしている。
・お客様情報の紛失事故について[PDF](大東建物管理) http://www.daito-tatemono.com/company/pdf/pi_lo.pdf