◎横浜市立小学校、児童の体育の記録等含む書類が強風で飛ばされ紛失
横浜市は12月17日、市立大正小学校(同市戸塚区)において、体育の授業中に児童30名の氏名等を記載した記録用紙1枚が強風で飛ばされ、紛失したと発表した。市によると、書類を紛失したのは12月13日午前11時頃。1学年学級担任の女性教諭(30代)が、ストップウォッチ、筆記用具、当該記録用紙を含む書類9枚を箱に入れて校庭に置き、授業を行っていたが、強風で書類が飛ばされた。複数の職員で書類を拾い集め、8枚は回収できたが、児童30名の氏名や、27名分の評価が書かれた記録用紙1枚が見つからなかった。同校では翌14日、保護者宅を訪問して事情説明と謝罪を行った。市は、教職員の個人情報に関する意識を高め、強風時における書類管理のあり方等を再確認するなど、個人情報の取扱いについて継続的に研修を実施し、再発防止に努めるとしている。
・市立小学校における体育授業の記録用紙の紛失について[PDF](横浜市) http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201312/images/phpHaoUwe.pdf
◎横浜市立小学校、ひったくり被害で児童の個人情報含むUSBメモリー盗難
横浜市は12月17日、市立中和田小学校(同市泉区)の女性教諭(50代)が、帰宅途中に児童の個人情報を含む私物USBメモリーや書類の入ったバッグをひったくられたと発表した。市によると、教諭が被害にあったのは12月16日午後9時20分頃。バッグには、同校4年生の一部にあたる約70名分の出席番号(氏名は含まない)と前期の理科の所見を保存したUSBメモリーや、採点前の理科のテスト用紙5枚、理科のテストの成績を記入した4年生4クラス分の児童名簿が入っていた。教諭は直ちに警察に届け出て、学校にも報告。翌17日にバッグが見つかったと警察から連絡を受け、中を確認したところ、テスト用紙と名簿はあったがUSBメモリーはなくなっていた。児童と保護者には事情説明と謝罪を行う。市では今後、私物のUSBメモリーを使用しないこと、個人情報を校外に持ち出さないこと等、個人情報の管理のあり方について万全を期していくとしている。
・市立小学校教諭のひったくり被害による個人情報の漏えいについて[PDF](横浜市) http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201312/images/php1X8odw.pdf
◎静岡市、委託先職員が介護予防サービス利用者の基本情報等をFAX誤送信
静岡市は12月17日、委託している有度地域包括支援センターの職員が介護予防サービス利用者の基本情報等をFAXで誤送信し、個人情報が漏えいしたと発表した。発表によると、11月2日(土)午後5時47分、同センター職員がA氏の「介護予防サービス利用基本情報等」をC居宅介護支援事業所へFAX送信するべきところ、誤ってB氏(他人)宅へ誤送信してしまった。同日午後6時30分、B氏から同センターへFAX誤送信の電話連絡があり判明した。センター職員は直ちにB氏宅を訪問して謝罪し、書類を回収した。漏えいした個人情報は、書類に記載されていたA氏の氏名、住所、生年月日、電話番号、介護保険被保険者番号、介護度、障害認定情報、現病歴、既往歴、生活状況、家族構成、緊急連絡先(2名分の氏名、連絡先、住所)、振込口座情報。5日(火)午後、同センター職員とセンター長がA氏宅を訪問し、A氏および緊急連絡先者に経緯を説明し謝罪した。同センターでは個人情報を含む書類の送付は手渡しか郵送することになっていたが、今回は書類を急ぎ送付する必要があると職員が判断しFAXで送付し、事故が発生した。今後は個人情報を含む書類はFAXで送信しないことをセンター職員に再度徹底する。また市では、全センターに対し研修会を実施し、個人情報保護意識の醸成と「個人情報の他機関への提供に関するマニュアル」を示し、マニュアルに即した事務処理を徹底するとしている。
・「介護予防利用者基本情報等」のFAX誤送信(静岡市) http://www2.city.shizuoka.jp/jiko20131217-1.html
◎沖縄県、住生活総合調査の調査票1世帯分を紛失
沖縄県は12月17日、国土交通省住宅局主管の全国調査「平成25年住生活総合調査」に従事する那覇市在住の統計調査員が、世帯から受け取った調査票1世帯分を紛失したと発表した。発表によると、紛失したのは12月8日から9日の間。同調査は居住環境を含めた住宅生活全般に関する実態や居住者の満足度等を調べるもので、調査票に個人を特定できる情報はないが、調査票を入れた封筒に世帯名が記入されているという。10日に当該調査員から那覇市へ報告があり、市は県に報告。翌11日、県住宅課、市建設企画課、統計調査員が対象世帯を訪問して謝罪した。那覇警察署に紛失届を提出済み。那覇市では、全調査員へ状況を報告するとともに、調査票の管理に細心の注意を払うよう注意喚起を行うという。沖縄県は、市町村に対し指導の徹底を指示するなど、再発防止に向けて努力していくとしている。
・平成25年住生活総合調査「調査票」の紛失について(沖縄県) http://www.pref.okinawa.jp/site/doboku/jutaku/kikaku/jyu-tyo/funshitu.html
・別紙 平成25年住生活総合調査「調査票」の紛失について[PDF] http://www.pref.okinawa.jp/site/doboku/jutaku/kikaku/jyu-tyo/documents/houkokushiryou.pdf
◎津山市立小学校、教諭が児童43人分の名簿等を含むUSBメモリーを紛失
岡山県の津山市教育委員会は12月17日、市立小学校で児童の名簿やテストの点数などを含むUSBメモリーを紛失したと発表した。同日付の山陽新聞他の報道によると、教諭は14日(土)午後2時ごろまで学校で成績処理を行った後、USBメモリーを鞄に入れて自宅に持ち帰った。16日(月)朝、リビングに置いていた鞄がないことに気付いた。勝手口の鍵が開いていたため、教諭は津山署へ盗難被害届を出した。USBメモリーは教諭の私物で、1年生全43人分の名簿(氏名のみ)、および担任学級20人分の2学期の国語と算数のテストの点数などが含まれていた。テスト点数のデータにはパスワードが設定されている。現在までのところ、漏えいや悪用は確認されていない。同校は18日に保護者会を開き、事実経過などを説明する。市教委は個人情報の管理を徹底し再発防止を図るとしている。
・津山市教育委員会 http://www.city.tsuyama.lg.jp/index.cfm/23,26824,187,html
◎愛知工業大学、教員宅の空き巣被害で482名分の情報含むファイルサーバー盗難
愛知工業大学(本部:愛知県豊田市)は12月16日、教員の自宅に空き巣が入り、学生や卒業生の個人情報を含むファイルサーバーが盗まれたと発表した。同大学によると、盗まれたのは11月26日。ファイルサーバーには、工学部電気学科の学生と卒業生482名分の学籍番号、漢字氏名、カナ氏名、成績が保存されている。当該ファイルサーバーは、権限がないユーザーからはアクセスが難しい状態で使用されていたという。対象の学生には、授業の際に状況説明と謝罪を行い、掲示も行って周知徹底を図った。卒業生には文書で状況説明と謝罪を行った。同大学は再発防止のため、教職員に対し、個人情報の取り扱いについて徹底するとしている。
・個人情報が含まれたファイルサーバーの盗難について(愛知工業大学) http://www.ait.ac.jp/ps/qn5/guest/news/showbody.cgi?CCODE=01&NCODE=843
◎堺市社会福祉協議会、個人情報含む画像をFacebookに誤掲載
大阪府堺市は12月16日、同市社会福祉協議会 中基幹型包括支援センター(同市中区)の職員が、高齢者の個人情報が含まれる画像をFacebookに誤掲載したと発表した。市によると、職員は当該高齢者の支援方針等について関係機関とカンファレンスを行った後、ホワイトボードに板書されたカンファレンス内容を私物のスマートフォンで撮影し、画像を業務用パソコンに送信して印刷しようとしたが、操作を誤ったことによりFacebookに画像が掲載された。画像が掲載されたのは12月11日午後5時15分頃で、職員は画像を見た人から連絡を受けて同6時30分頃に事態を把握。同7時前に画像を削除した。画像を閲覧可能だったのは64名で、そのうち15名が実際に画像を閲覧していた。当該高齢者とその家族には説明と謝罪を行った。同協議会では再発防止のため、全職員に対し個人情報の取り扱いや情報セキュリティについての研修を実施する。市も、同協議会に対し指導を行い、改善した内容の提出を求め、定期的に確認するとしている。
・中基幹型包括支援センターにおける個人情報の流出[PDF](堺市) http://www.city.sakai.lg.jp/shisei/koho/hodo/hodoteikyoshiryo/1216_02.files/1216_02.pdf
◎福島県立高校、教諭が生徒の個人情報98人分を含むUSBメモリーを紛失
福島県立高校(喜多方市)は12月13日、生徒の個人情報を含むUSBメモリーを校内で紛失したと発表した。翌14日付の福島民報によると、同校の教諭が12月11日午前9時頃、パソコンに入力するためUSBメモリーを使った後、別の場所で授業などをして午後3時ごろに戻った際、紛失に気付いた。同日、全教職員で探したが発見できず、県教委に紛失を報告した。USBメモリーは教諭の私物で、1年生5クラスのうち3クラスの生徒98人全員の氏名と、教諭が担当する教科の1、2学期の成績、提出物の評価が入っていた。同校は翌13日に生徒に謝罪し、14日には臨時学年保護者会を開き説明する。現在のところ、情報の流出などは確認されていない。同校は二度とこのようなことが起きないように情報管理体制を見直すとしている。
・福島県教育委員会 http://www.pref.fks.ed.jp/
◎大阪市立中学校、1学級分の出席簿紛失
大阪市は12月13日、市立中学校において、1学級分の出席簿を紛失していることが判明したと発表した。出席簿には、当該学級32名分の氏名と出席状況等が記載されている。市によると、紛失が判明したのは12月6日午後4時10分頃。当該学級の担任が職員室の所定の場所に出席簿がないことに気付き、教室や職員室などを捜索したが見つからなかったため管理職に報告した。同校では、すべての授業が終了した後に担任が出席簿を職員室に返却することになっているが、当該担任は当日の終学活終了後、出席簿の所在を確認していなかったという。9日には全教職員と当該学年の生徒に報告し、捜索を続けているが、発見には至っていない。13日には警察署に遺失届出書を提出した。関係の保護者に対しては説明会を開催して謝罪する。市教育委員会では、出席簿は公簿として厳重に取扱うものであることから、当該校に対し、毎時間、教科担当者が適切に管理記入するよう指導した。各校に対しても、出席簿の管理方法の点検と事故防止対策を徹底するよう指示し、再発防止に努めていくという。
・大阪市立中学校における出席簿の紛失について(大阪市) http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000246821.html
◎愛知県立高校、教諭が生徒の個人情報484人分を含むUSBメモリー紛失
愛知県教育委員会は12月13日、名古屋市の県立高校で、生徒の個人情報を含むUSBメモリーの紛失があったと発表した。同日付の報道によると、同校教諭が12月10日、保護者会資料を自宅で作成するために生徒情報を入れたUSBメモリーを校外に持ち出した。その日は職場の忘年会に参加し、帰宅。翌日、紛失に気付いたという。USBメモリーには、在校生および卒業生の成績や住所などの個人情報484人分が入っていた。県教委は、生徒の個人情報を含む記憶媒体を校外に持ち出す際は、学校へ届け出ることを義務付けている。また、卒業生のデータは消去するよう定めている。教諭はいずれも守っていなかった。現在のところ、当該情報が悪用されたことは確認されていない。
・愛知県教育委員会 http://www.pref.aichi.jp/kyoiku/