◎JA松本ハイランド、顧客情報5335件含む年金振込の明細表紛失
松本ハイランド農業協同組合(本所:長野県松本市)は2013年12月30日、同組合麻績総合支所(長野県麻績村)において、顧客情報5335件を含む書類が所在不明となっていると発表した。発表によると、長野県信用農業協同組合連合会の国庫金振込事務検査において、2011年度分の「年金振込にかかる明細表」が所在不明となっていることが判明した。明細表には顧客700名分、5335件の氏名、口座番号、年金証書番号が記載されている。同JAでは、6月24日に、保存期間経過後の書類とともに当該書類を誤廃棄した可能性が高いとみている。書類の廃棄は産業廃棄物処理業者に依頼しており、情報が外部に流出した可能性は極めて低いという。顧客情報が不正に利用された事実は確認されていない。同JAは、管理体制を強化し、再発防止に向け文書管理を厳正化するとしている。
・個人情報の誤廃棄について(お詫び)[PDF](松本ハイランド農業協同組合) http://www.ja-m.iijan.or.jp/mtja/mt-static/FileUpload/pics/20131230/1.pdf
◎JR東京総合病院、患者情報2326名分含むUSBメモリー紛失
JR東京総合病院(東京都渋谷区)は2013年12月27日、患者2326名分の個人情報が記録されたUSBメモリーを院内で紛失したと発表した。同院によると、紛失が判明したのは12月20日。当該USBメモリーを使用していたのは医事業務委託先の担当者1名のみで、担当者は11月7日に同メモリーを使用後、12月12日に再度メモリーを使おうとして紛失に気付いた。担当者は心当たりのある場所を探したが発見できず、12月20日に病院へ報告した。メモリーに保存されていた患者情報は、2010年4月から2013年11月までに同院を受信した患者2326名のID、氏名、性別、生年月日、住所、診療の内容。メモリーにはパスワードと暗号化の機能があるという。該当の患者には謝罪と経緯説明の文書を郵送した。同院は、個人情報を取り扱っている業務委託先の会社を含めた全スタッフに対し、個人情報管理の重要性について徹底を図る。また、USBメモリー使用後は、都度、データを消去して厳重に保管することを周知徹底し、再発防止に努めるとしている。
・個人情報の紛失についてのお詫び[PDF](JR東京総合病院) http://www.jreast.co.jp/hospital/news/pdf/press_20131227.pdf
◎東京建物不動産販売、不正アクセスで顧客情報2292件流出
不動産仲介等を行う東京建物不動産販売(本社:東京都新宿区)は2013年12月26日、同社が運営するWebサイトが不正アクセスを受け、顧客情報2292件が流出したと発表した。同社によると、流出が判明したのは12月20日。同社では11月にデータセンターを移設しており、これに伴いセキュリティ調査を行ったところ、移設作業を開始した10月22日から12月19日までの間、特殊なツールを使用することにより非公表URLのバックアップデータが外部からアクセス可能な状態になっており、不正に探索されていたことが判明。ログ解析を行った結果、11月20日と同29日に中国のIPアドレスから不正アクセスを受け、当該バックアップデータがダウンロードされていたことが分かった。流出した個人情報は、2007年以降に同サイトのフォームから問い合わせを行った顧客の情報2292件で、氏名、年齢、性別、住所、メールアドレス、電話番号、FAX番号、問い合わせ内容が含まれる。事態発覚後、当該バックアップデータは削除した。警察と国土交通省に届け出済み。該当の顧客には謝罪のメールと文書を送った。同社は、再発防止に向けて個人情報管理の強化と徹底に努めるとしている。
・不正アクセスによる個人情報流出のお知らせとお詫び[PDF](東京建物不動産販売) http://pdf.irpocket.com/C3225/GpH7/UFzH/mWrX.pdf
◎東邦銀行、22店で顧客情報1万8155名分含む文書紛失
東邦銀行(本店:福島県福島市)は2013年12月26日、本支店22店において、顧客情報が含まれる書類を紛失していたと発表した。同行によると、紛失したのは伝票やATMジャーナル、取次明細リスト、届出事項変更届など33文書で、顧客延べ1万8155名分の氏名、住所、電話番号、生年月日、口座番号等の情報が含まれている。行内調査の結果から、これらの文書は保存期限前に誤って廃棄した可能性が極めて高く、不正持出等により情報が外部に流出した懸念は極めて低いという。顧客情報が不正に利用されたとの連絡や問い合わせはない。同行は、文書管理の厳正化など、顧客情報の管理を徹底して、再発防止に努めていくとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](東邦銀行) http://www.tohobank.co.jp/important/pdf/info-25-1226.pdf
◎JAみい、顧客情報39名分含む領収書綴りを紛失
みい農業協同組合(本所:福岡県小郡市)は2013年12月25日、顧客39名の情報が記載された領収書綴りを紛失したと発表した。同JAによると、11月20日午後2時30分頃、同組合の職員が弓削備蓄タンク(福岡県久留米市)においてミニローリー車へ灯油を充填する際に、領収書1冊を入れたバッグを助手席側のルーフに置いて作業を実施。その後、そのまま配達に出発して落とした。タンク周辺と配達ルートを探したが見つからなかったため、同日午後4時に福岡県警小郡警察署に遺失物届けを提出した。同綴りには灯油を注文した顧客39名の氏名、住所、電話番号が記載されている。該当の顧客には事情説明と謝罪を行った。紛失した個人情報に基づく被害や、問題となる事態は確認されていない。同JAでは今後、領収書綴りには、必要のない個人情報を記載および添付しないように改善するという。また再発防止に向け、顧客情報の管理を徹底し、職員に個人情報保護に関する教育を徹底するとしている。
・お客様情報の紛失に関するご報告とお詫び[PDF](みい農業協同組合) http://ja-mii.com/main-image/pdf/apology251225.pdf
◎大阪府立高校、校長が生徒らの個人情報含むUSBメモリーを盗難紛失
大阪府教育委員会は2013年12月24日、府立高校の校長が、生徒や保護者などの個人情報が保存されたUSBメモリーを紛失したと発表した。同日付の読売新聞によると、校長は終業式で生徒たちに見せる画像を自宅で編集するため、私物のUSBメモリーにデータを入れて自宅に持ち帰っていた。12月20日早朝、出勤中にスーパーマーケットに立ち寄り、駐車場に置いた自家用車が車上荒らしにあい、USBメモリーを入れていた鞄を盗まれた。USBメモリーには、部活動の様子を写した画像のほか、全校生徒、教職員、保護者ら個人情報計1029人分が保存されていた。情報内容は氏名、住所、電話番号など。現在のところ、悪用されたという報告はないという。校長は同日、全校集会と職員会議で謝罪した。
・大阪府教育委員会 http://www.pref.osaka.lg.jp/kyoikusomu/homepage/index.html
◎日野自動車、同社あて郵便物を路上に落とし紛失したおそれ
トラック、バス等を製造、販売する日野自動車(本社:東京都日野市)は2013年12月24日、同社あての郵便物の一部を社外で紛失した可能性が高いと発表した。同社によると、12月16日、郵便局から同社に郵便物を輸送する途中で一部が路上に落下した。そのうち一部は回収できたが、回収できていないものがある可能性がある。紛失した郵便物に個人情報が含まれている可能性もあるが、個人情報の不正使用等の事実は確認されていない。同社では、12月9日から14日の間に個人情報が含まれる郵便物を同社あてに送った人は、外部からの不審な連絡等があっても即応せず、同社まで連絡してほしいとしている。同社は、郵便物の輸送体制を改善するなどして再発防止の徹底を図るとしている。
・弊社宛郵便物の紛失について(お詫び)(日野自動車) http://www.hino.co.jp/information/365.html
◎NTT Com、NTT東、NTT西の顧客情報含む書類が廃棄業者の車から落下、後に回収
NTTコミュニケーションズ(NTT Com、本社:東京都千代田区)、東日本電信電話(NTT東日本、本社:東京都新宿区)、西日本電信電話(NTT西日本、本社:大阪市中央区)は2013年12月24日、販売代理店のキーストーンシステム(本社:東京都町田市)が機密文書廃棄事業等を行うアビドレックス(本社:東京都港区)に廃棄を依頼した、顧客情報を含む書類が高速道路上に落下し、後に回収されたと発表した。発表によると、アビドレックスが12月14日にキーストーンから当該書類を回収し、トラックに積んで倉庫へ運ぶ途中、東名高速道路上で落とした。東名高速道路を管理するNEXCO中日本が同日、書類を発見回収し、確認したところ、NTT Comのサービスの申込書等があったため、同社に連絡。NTT Comが書類を受けとって確認したところ、キーストーンが取り扱った書類であることが判明したという。回収された書類3340枚のうち、NTT Com分は2558枚、NTT東日本分は313枚だった。また、NTT西日本の顧客8名の情報を含む書類も含まれていた。該当の顧客情報が悪用された事実は確認されていない。NTT Com、NTT東日本、NTT西日本は、販売代理店企業等と連携し、再発防止に努めていくとしている。キーストーンは、個人情報管理体制を点検し、個人情報の適正な取扱いを徹底するとしている。アビドレックスでは、搬送時を含む管理体制の再構築および、全社員に対する啓発教育を徹底するという。 ・販売代理店におけるサービス申込書などの運搬中の落下
・紛失について[PDF](NTTコミュニケーションズ) http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/pdf/20131224.pdf
・販売代理店におけるサービス申込書等の紛失について(東日本電信電話) http://www.ntt-east.co.jp/info/detail/131224_01.html
・お客様情報の紛失に関するお詫びとお知らせ(西日本電信電話) http://www.ntt-west.co.jp/info/support/owabi20131224.html
・個人情報紛失に関するお詫びとご報告(キーストーン) http://www.e-keystone.net/hodo1312.html
・機密文書落下事故に関するお詫び(アビドレックス) http://www.avidrex.com/apology/index.html