◎マイファーム、メールマガジンをTOとCCで送りメールアドレス341件流出
農家向けのコンサルティング等を行うマイファーム(本社:神戸市須磨区)は1月17日、メールマガジンをTOとCCで送り、メールアドレス341件が流出したことを発表した。同社によると、1月17日午後4時3分から5時6分にかけ「マイファームメールマガジン」を送信した際、289名に対しTOで、52名に対しCCで送信した。このため、他の受信者のメールアドレスがTO欄またはCC欄に表示される状態となった。同社は今後、個人情報を含む重要なメールや複数先宛へのメール送信時の作業手順を見直し、全従業員に周知徹底するとともに、個人情報の取り扱いについてリスクを全従業員に認識させ、必要かつ適切な措置を講じるとしている。
・お客様のメールアドレスの誤送信について【お詫びとご報告】[PDF](マイファーム)
http://myfarm.co.jp/wp-content/uploads/2014/01/20140117.pdf
◎亀田総合病院、患者情報のべ1万4813名分含むUSBメモリーを一時紛失
亀田総合病院(千葉県鴨川市)は1月16日、患者の個人情報が含まれるUSBメモリーを紛失したと同9日に発表していたが、同メモリーが院内で見つかったと発表した。同病院によると、メモリーは泌尿器科の医師と医療担当事務員が作成したもので、2002年以降に泌尿器科へ入院した患者9750名分の氏名、入院予定日、疾患名、担当医、主治医および、2007年以降に手術を受けた患者のべ5063名分のID、漢字氏名、疾患名、手術予定日、執刀医などの情報が含まれていた。メモリーは同病院で使用を認めていない私有のもので、暗号化やパスワード設定はされていなかった。メモリーは、1月14日午後7時頃に院内泌尿器科医師カンファレンスルーム内で発見されたという。同病院は再発防止のため、個人情報保護に関する規定を見直すとともに、規定遵守のための職員教育を徹底していくとしている。
・紛失したUSBメモリの発見について(亀田総合病院)
http://www.kameda.com/info/detail.php?i=1032
・患者さま個人情報を含むUSBメモリ紛失についてのご報告とお詫び[PDF](亀田総合病院)
http://www.kameda.com/info/pdf/20140109.pdf
◎静岡市、児童相談所と介護保険課で個人情報含む文書の誤封入が発生
静岡市は1月16日、個人情報漏えい事故2件が発生していたことを明らかにした。市によると、児童相談所では2013年12月2日、児童2名分の期限が切れた国民健康保険被保険者証を、無関係の他の児童相談所あての封筒に誤封入して送付した。被保険者証には氏名、生年月日、性別、世帯主氏名、住所、記号番号などが記載されている。被保険者証は回収し、該当児童の保護者に謝罪した。今後は封筒の中身のチェックを複数人で行うなど、確認を徹底するという。介護保険課では2013年11月25日、「介護保険料等還付お知らせ通知」1通に別人の通知書を誤封入して送付した。同通知には被保険者の住所、氏名、被保険者番号、整理番号、還付予定の保険料の徴収方法、年度と月、金額と納付日が記載されている。誤送付先を訪問して通知を回収し、情報の守秘を依頼するとともに、漏えいの対象者(死亡)の家族に説明と謝罪を行った。今後、封入事務処理の総点検を行い再発防止に努めるという。
・「国民健康保険被保険者証」の誤封入(児童相談所)(静岡市)
http://city.shizuoka.lg.jp/jiko20140116-1.html
・「介護保険料等還付のお知らせ通知」の誤封入(介護保険課)(静岡市)
http://city.shizuoka.lg.jp/jiko20140116-2.html
◎KADOKAWAのサイトが不正アクセスで改ざん、閲覧でウイルス感染のおそれ
出版大手のKADOKAWA(東京都千代田区)は1月16日、ホームページの一部が不正アクセスにより改ざんされていたと発表した。同社によると、改ざんされていた可能性がある期間は1月7日午前0時46分から8日午後1時7分まで。Windows、JRE(Java実行環境)、Flash Playerの脆弱性が解消されていないパソコンで改ざんされたサイトを閲覧すると、パソコンから情報を盗み取ろうとするウイルス「Infostealer.Torpplar」に感染する可能性があった。同社では改ざんされたファイルの削除および修正を行い、セキュリティを強化した。不正アクセスによる個人情報の流出は確認されていないという。同社は、該当の期間にアクセスしたユーザーに対し、セキュリティソフトを最新の状態にして感染確認を行うよう呼びかけている。
・弊社ホームページ改ざんに関するお詫びとご報告[PDF](KADOKAWA)
http://ir.kadokawa.co.jp/topics/20140116_security-kdkw.pdf
◎広島県立広島商業高校、生徒指導要録78名分を紛失
広島県教育委員会は1月15日、県立広島商業高校(広島市中区)において、1997年3月および2000年3月に同校を卒業した各1クラス分の生徒指導要録を紛失していたことが判明したと発表した。発表によると、2013年11月29日に卒業生からの依頼を受けて卒業証明書の交付を行った際、1997年3月に卒業した1学科1クラス39名分の生徒指導要録の紛失が判明。他にも所在不明となっていないか確認したところ、2000年3月に卒業した1学科1クラス39名分も紛失していることが分かった。当該文書には生徒氏名、性別、生年月日、保護者氏名、卒業時の住所、卒業中学校名、進学先や就職先、修得単位数などが記録されている。紛失判明後、校内を捜索し、歴代の管理職、教務主任や当該クラスの担任に保管状況を確認するなどしたが見つかっていない。県教委は再発防止のため、当該校に個人情報の適切な取り扱いについて改善策を検討させるとしている。
・県立高等学校における文書の紛失について[PDF](広島県教育委員会)
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/115255.pdf
◎大阪市住之江区、同姓同名の別人の個人情報が印字された申請書を誤交付
大阪市は1月15日、住之江区役所保健福祉課で介護保険要介護認定・要支援認定申請書の誤交付により、個人情報が1件漏えいしたと発表した。発表によると、1月9日、窓口でA氏の親族からA氏の「介護保険要介護認定・要支援認定」の申請手続きについて相談があり、氏名、生年月日、年齢、住所、被保険者番号欄に内容が印字された申請書様式を作成し、確認のうえ交付した。翌10日、当該親族から電話があり、申請書を記入しようと再確認したところ、A氏と氏名は同じであるが、生年月日、住所が違っているとの連絡があった。確認したところ、同姓同名の別人(C氏)の内容が印字された申請書様式を誤交付したことが判明した。漏えいした個人情報はC氏の氏名、生年月日、年齢、住所、被保険者番号。同課は11日、当該親族の自宅を訪問し、誤交付した申請書を回収し、改めてA氏の申請書を渡し、記入されたものを持ち帰った。C氏には14日に自宅を訪問し、経過説明とお詫びをした。同課は今後、窓口の処理手順を徹底する。同区役所も、職員全員で今回の事故情報を共有し、再発防止に全力で取り組むとしている。
・住之江区役所保健福祉課(高齢・介護保険)における「介護保険要介護認定・要支援認定申請書」の誤交付による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/suminoe/0000249928.html
◎NHK、水戸放送局管内で顧客の個人情報含む帳票1枚を紛失
NHKは1月14日、水戸放送局管内で放送受信料の帳票を紛失したと発表した。発表によると、2013年12月24日、茨城県つくば市内で、同放送局が契約・収納業務を委託している個人事業者が放送受信料の帳票1枚を紛失した。当該帳票には、顧客の氏名、住所が記載されている。紛失したと思われる周辺の調査を実施するとともに警察に紛失届けを提出したが、発見されていない。該当顧客にはお詫びと説明をした。NHKは指導を改めて徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase140114-2.html
◎NHK、さいたま放送局管内で顧客の個人情報含む携帯端末を紛失
NHKは1月14日、さいたま放送局管内で放送受信料の契約・収納業務に使用している携帯端末を紛失したと発表した。発表によると、2013年12月24日、埼玉県草加市内で、同放送局が契約・収納業務を委託している個人事業者が携帯端末を紛失した。紛失したと思われる周辺を調査し、警察に紛失届けを提出したが、これまでのところ発見されていない。携帯端末には様々なセキュリティ保護をかけており、個人情報が漏えいすることはないという。NHKは指導を改めて徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・携帯端末の紛失について(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase140114.html
◎高知県、農家161件の融資額など個人情報含む書類が所在不明に
高知県は1月12日、県内の金融機関に郵送した個人情報を含む書類が所在不明になっていると発表した。同日のNHKニュース(高知放送局)によると、県は農家が金融機関から融資を受けた際、利子の一部を助成している。その助成額を算定するための書類を、2013年12月18日に県内の農協など17の金融機関に郵送した。1月8日に四万十町の農協から文書が届いていないとの連絡があり、他の金融機関にも確認したところ、土佐市の農協にも届いていないことがわかった。当該書類には、161件の農家の氏名や融資額、利率などが記載されている。住所や生年月日、電話番号などは記載されていない。これまでに悪用されたという報告はないという。県は、郵便物を受付けた高知東郵便局に詳しい調査を求めている。また、該当する農家に事情説明をしている。
・高知県
http://www.pref.kochi.lg.jp/