◎大阪市立小学校、児童4名分の給食費口座振替依頼書紛失
大阪市は1月22日、市立小学校の教員(20歳代)が、児童や保護者の個人情報が記載された給食費の預金口座振替依頼書4名分を紛失したと発表した。市教育委員会によると、紛失した依頼書は、2013年12月20日に児童が教室の担任の机上に提出したもの。児童それぞれが封筒に入れた状態で提出したが、当該教諭は封筒の中を確認せず、そのまま職員室の事務職員の机上に置いたという。1月8日、4名分が封筒ごとないことが判明し、教諭は教室や職員室などを探したが、見つからなかったため10日に管理職へ報告した。依頼書には児童名、学校名、学年、組、保護者名、住所、電話番号、金融機関名と支店名、口座番号と名義人、印影が含まれている。関係児童の保護者には家庭を訪問して説明と謝罪を行い、全保護者向けの説明会も行った。市教委は当該校に対し、個人情報は確実に手渡しで受取ること、および机上ではなく鍵のかかるロッカーや金庫等で保管することを、具体的に教職員へ指示するよう指導するとしている。管理に関する校内規定の見直し、点検、および管理の徹底についても指導するという。
・大阪市立小学校における「大阪市学校給食費預金口座振替依頼書」の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000251143.html
◎通販サイト「Stylife」に不正アクセス、顧客のカード情報2万4158件流出か
ファッション関連の通販サイト「Stylife」を運営するスタイライフ(本社:東京都品川区)は1月22日、同サイトにおいてなりすましによる不正なアクセスがあり、一部顧客のクレジットカード情報を閲覧された可能性があると発表した。同社によると、1月10日にクレジットカード会社から情報流出の懸念について連絡があったため、調査を実施。その結果、第三者が同サイト以外で不正に取得したと思われるID/パスワードを利用してログインを試行し、Stylife ID会員になりすまして、「マイページ」に登録されていたカード情報を閲覧した可能性があることが判明した。不正アクセスが確認された期間は2013年9月1日から2014年1月14日まで。同IDを所持しカード情報を登録している顧客のうち、最大で2万4158件について、カード番号、カード名義、有効期限を閲覧された可能性がある。セキュリティコードは含まれていない。同社ではマイページ画面の脆弱性を改修し、不正IPアドレスからのアクセスを遮断。不正ログイン監視体制の強化も行った。情報を閲覧された可能性のある顧客には、メールで事態を報告した。同社は再発防止に向け、セキュリティ環境を見直し、監視体制の強化に努めるとしている。
・なりすましによる不正アクセスのお知らせとお詫び[PDF](スタイライフ)
http://corp.stylife.co.jp/news/R20140122.pdf
◎東京ガス、工事委託先で顧客情報88件含む書類盗難
東京ガス(本社:東京都港区)は1月21日、工事業務を委託しているキャプティ(本社:東京都品川区)において、顧客の個人情報を含む書類が盗まれたと発表した。発表によると、キャプティでは1月16日午後10時30分頃から大田区北嶺町で工事を行ったが、工事車両を仮置きする作業帯内に置いていた手提げバッグを盗まれた。盗難に気付いたのは17日午前4時頃。工事は作業帯から15m離れたところで行っていたという。バッグには当該工事で影響を受ける顧客の氏名と住所88件が記載された一覧表および、同じ顧客の建物ごとの住所と氏名が記載されたガス管配置図36枚が入っていた。田園調布警察署に届け出済み。盗まれた情報が外部に流出し利用された事実は確認されていない。該当の顧客のうち、転居していない顧客73件には事情の説明と謝罪を行った。東京ガスは、関係会社とも連携して再発防止に努めていくとしている。
・お客さま情報が記載された「書類」の盗難 について[PDF](東京ガス)
http://www.tokyo-gas.co.jp/important/20140121-01.pdf
◎府中市立の小中学校、5校で351名分の指導要録が所在不明に
府中市は1月21日、府中第四小学校において指導要録の所在が一部不明になっていることが判明し、市内全小中学校を対象に緊急調査を行ったところ、5校で卒業生および転出者の指導要録の所在が一部不明となっていたと発表した。市教育委員会によると、2013年12月28日、府中第四小学校において、6年生の担任教員が担任学級の児童1名の指導要録・様式2がないことに気付いた。1月7日に当該教員が指導要録ファイルを確認したところ、7名分の様式2がないことが判明。当該書類には4学年から5学年までの各教科の学習や特別活動の記録、行動の記録、総合所見などが記載されていた。全教職員で捜索を行ったが見つからなかったため、校長が15日、府中警察署に遺失届を提出した。部外者が侵入した形跡はなく、教員が外部に持ち出した事実もないという。事態を受け、市教委は市立学校全33校で緊急調査を実施。その結果、4つの小学校と1つの中学校で、卒業生や転出者合わせて351名分の指導要録が所在不明となっていることが分かった。第四小学校では、卒業生6学級計226名と転出者1名の指導要録が所在不明となっていた。市教委では、学校と一体となって、個人情報の保管場所や管理方法を点検、整備し、保管文書の定期的な確認方法を確立するなど、具体的な再発防止策を講じるとしている。
・府中市立学校において指導要録の所在が一部不明となっていることについて(府中市)
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/kyoiku/gako/sidoyorokusyozaihumei/index.html
・府中市立学校において指導要録の所在が一部不明となっていることについて[PDF](府中市)
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/kyoiku/gako/sidoyorokusyozaihumei/files/sidoyorokusyozaihumei.pdf
◎工業所有権情報・研修館、受講者145名の個人情報を誤添付しメール送信
独立行政法人の工業所有権情報・研修館(東京都千代田区)は1月21日、メールに研修受講者145名の個人情報を記載したファイルを誤って添付し、12名に送信したと発表した。発表によると、同館は1月16日、「平成25年度調査業務実施者育成研修(第4回)」に研修申込みをした12名に、今後の研修の進め方等に関する連絡メールを送信した。翌17日に職員が送信済みメールを確認したところ、同研修の全受講者145名の個人情報(生年月日、最終学歴等)を記載したファイルが誤って添付されていることに気づいた。直ちに送信先の12名に対し、送信メールを含め全てのデータの削除を依頼。抹消したという返信を得た。同日、研修出席者に対して個人情報流出の報告とお詫びをした。研修日程上、出席していない該当者には、別途報告とお詫びをした。同館は今後、個人情報に関する情報セキュリティの強化と職員教育を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報の流出に関するお詫び(工業所有権情報・研修館)
http://www.inpit.go.jp/about/topic/topic260120.html
◎大阪市、淀川区(誤送付)と旭区(誤交付)の個人情報漏えい各1件を公表
大阪市は1月20日と21日、各1件の個人情報漏えい事故があったと発表した。淀川区役所保健福祉課では1月17日、「結核患者連絡票」の誤送付で個人情報1件が漏えいしたことが判明した。同連絡票1枚を入れた封筒について、宛名は正しく記載したが、名称が類似の別の医療機関の住所を記載してしまったため、無関係の医療機関へ届けられた。医療機関リストから住所を探す際に、名称確認を誤ったことが原因という。漏えいした個人情報は、氏名、生年月日、住所、治療開始時期など。区は今後、複数職員による確認を確実に行い、再発防止に努めるとしている。旭区役所窓口サービス課では1月20日、「後期高齢者医療保険料納付済額のお知らせ」の誤交付で個人情報1件が漏えいしたことが判明した。16日に同課保険年金担当の窓口にA氏が来庁し、「お知らせ」の交付申請をした。職員は端末でA氏の個人情報をもとに検索し、同時に表示されたB氏の「お知らせ」を誤って作成。それをA氏に渡す際に氏名の確認を怠ったため、そのまま交付された。20日に再度A氏が来庁して誤交付が明らかになった。漏えいした個人情報は、B氏の後期高齢者医療保険被保険者番号、住所、氏名、納付した期間、納付済み額。区は今後、処理手順を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・淀川区役所保健福祉課(健康相談)における「結核患者連絡票」の誤送付による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/yodogawa/0000250535.html
・旭区役所窓口サービス課における「後期高齢者医療保険料納付済額のお知らせ」の誤交付による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/asahi/0000250792.html
◎ECCジュニア教室、個人情報40名分を記載した「進級登録書」等を紛失
語学学校や予備校等を経営するECC(本社:大阪市北区)は1月20日、大分県内の「ECCジュニア教室」において、個人情報40名分を記載した「進級登録書」等を紛失したと発表した。発表によると、昨年12月1日から同月6日までの間に、同教室の講師が教室外で事務作業をし、その後今年1月5日に事務作業を再開しようとしたところ、該当書類が見当たらないことに気づいた。講師の教室と自宅をくまなく探し、教室外の心当たりの場所は全て問合せをしたが見つからなかった。1月9日に警察官駐在所に紛失届けを提出した。紛失した進級登録書には、教室の生徒40名分の氏名、住所、生年月日、電話番号、在籍学校名、学年が記載されていた。該当顧客には個別に書面と電話で連絡をしている。現在まで、二次被害は確認されていない。同社は今後、情報の適正な管理と運用体制の強化に努めていくとしている。
・お客様の個人情報の紛失事故に関するご報告とお詫び(ECC)
http://www.ecc.co.jp/info/
◎大阪市立保育所、個人情報含む書類が路上に散乱
大阪市は1月20日、社会福祉法人に運営を委託している市立保育所において、児童26名分、保護者6名分の個人情報が漏えいしたと発表した。市によると、1月15日午後5時50分頃、保育所名と児童氏名を含む書類が路上に散乱していると市民から当該保育所に連絡があり、職員が書類を回収。確認したところ、児童11名の氏名、生年月日、アレルギーの内容等を含む表や、入所予定児童6名の氏名、生年月日、性別、住所、保護者氏名を含む表、児童23名の氏名と生年月日を含む名簿が含まれていた。職員に確認したところ、1名が書類を自宅に持ち帰っていたことが判明。職員は1月10日に自宅近くの古紙回収場所に私物の紙類を出したが、当該書類がこれに紛れ込み、その後、何らかの理由で路上に散乱したとみられている。同法人が該当の保護者に謝罪を行っている。市は委託先法人に対して、個人情報を持ち帰らないこと、関係先へ持ち出す場合であっても事前に許可を得ることなど、個人情報の保管方法や管理体制について職員に周知徹底するよう指導するという。
・大阪市立保育所における個人情報が記載された関係書類の持ち出しによる個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kodomo/0000250536.html
◎大阪市水道局で個人情報含む通知書の誤送付1件、誤投函1件が発生
大阪市水道局は1月20日、大宮営業所において、個人情報を含む通知書の誤送付1件と誤投函1件が発生していたことを公表した。14日には営業所職員が、水道の使用を中止した人に送る「預り金精算通知書」1通を同姓同名の別人に誤送付した。同通知書には氏名、使用場所、水道料金等が記載されている。今後、封緘時の複数人での確認を順守するよう指導を徹底するという。16日には、徴収業務委託先のタカダが、「給水停止予告書兼最終納入通知書」1通を隣の家に誤投函した。同通知書には氏名、使用場所、給水停止の予告が記載されている。誤投函先に謝罪して通知書を回収した。通知書の本来の対象者は不在で、連絡が取れていないという。水道局では、委託業者に投函時の指差し呼称、読み上げ確認による照合を徹底させ、再発防止に努めるとしている。
・水道局大宮営業所における「預り金精算通知書」の誤送付による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/suido/0000250622.html
・水道局大宮営業所における「給水停止予告書兼最終納入通知書」の誤投函による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/suido/0000250635.html
◎JAさが、顧客の個人情報372件含む書類を紛失
佐賀県農業協同組合(本所:佐賀県佐賀市)は1月19日、同組合中部地区鍋島支所(佐賀県佐賀市)において、個人情報が記載された書類を紛失したと発表した。同組合によると、紛失したのは旧医大前支所の口座開設等にかかる本人確認書綴り2冊で、2003年1月~2012年3月までのもの。氏名、住所、生年月日、性別、電話番号等が記載されている。2013年11月、本人確認を行おうとして紛失が判明した。旧医大前支所は2013年3月に閉鎖されており、書類は鍋島支所に移管されたが、その際、当該書類を誤って廃棄した可能性が高いという。外部からの問い合わせ等はなく、同組合では情報が外部に流出した可能性は極めて低いとみている。同組合は再発防止に向け、全職員に対し研修等を通じて個人情報保護管理の徹底を図っていくとしている。
・個人情報書類の紛失について[PDF](佐賀県農業協同組合)
http://jasaga.or.jp/files/uploads/fun26.pdf