◎東急コミュニティー、マンション居住者の情報162件含む名簿紛失
マンション管理等を行う東急コミュニティー(本社:東京都世田谷区)は3月25日、同社が管理を受託しているマンションの管理事務所内において、当該マンションの居住者162件分の個人情報が記載された名簿を紛失したと発表した。同社によると、3月11日、同社職員が名簿を使用するため管理事務所内のキャビネットを開錠したところ、名簿の紛失が判明した。事務所内を捜索し、当該マンションの管理組合に報告して、関係者で捜索を行ったが見つかっていない。該当者には24日付で謝罪と報告を行った。第三者による不正使用等の情報は入っていない。事務所には特定の者しか入室できず、持ち出しもないことから、社員が3月7日に名簿を閲覧後、机の端に置いたものが近くのゴミ箱に落下して、焼却処分された可能性が高いという。同社は、従業員の指導、教育の徹底と、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報の紛失のご報告とお詫び[PDF](東急コミュニティー)
http://www.tokyu-com.co.jp/company/newsrelease/pdf/20140325.pdf
◎大阪市水道局、工事委託先が顧客の個人情報含むカメラ紛失
大阪市水道局は3月24日、水道の検定満期メーター取替業務を委託している業者が、取替状況を撮影したカメラ付携帯電話機(以下、カメラ)を盗まれたと発表した。水道局によると、3月15日、此花区の顧客のメーター取替作業中に、カメラを盗まれた。直ちに周囲を捜索したが見つからず、同日、福島警察署へ盗難届を提出した。撮影データには、顧客の氏名、住所、水道メーターの口径が含まれている。該当の顧客には訪問の上、事情を説明して謝罪した。カメラには、ほかに173件分の写真データが含まれている。取替作業中にカメラを身体から離したことが原因。水道局は、再発防止のため委託業者に対し、撮影した写真データは帰社後にパソコンへ移し替えるなどして、必要のない個人情報を持ち出さないこと、個人情報に関係するものは身体から離さないこと、やむを得ずデータを持ち出す際にはパスワードロックを設定することなどについて指導した。
・水道の検定満期メータ取替業務にかかる個人情報の紛失について(大阪市水道局)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/suido/0000259464.html
◎ビースタイル、住所変更の不備により就業スタッフ1名の個人情報を紛失
人材派遣事業のビースタイル(東京都新宿区)は3月24日、同社で就業しているスタッフ1名の雇用契約書(就業条件明示書)、給与明細書を同封した郵便物各1通、計2通を紛失したと発表した。発表によると、当該スタッフより当該郵便物が受け取れていないという連絡があり、発覚した。2013年10月に当該スタッフから転居による住所変更届けがあったが、同社データベースに正確に反映されていなかった。このため、転居前の住所へ郵便物が配送され、郵便物の行方が分からなくなった。就業条件明示書には住所、氏名、就業場所、派遣期間、賃金が、給与明細書には住所、氏名、支給控除項目、就業箇所、出勤実績が記載されていた。紛失時期は就業条件明示書が3月13日、給与明細書が3月17日。同社は当該スタッフにお詫びをした。同社は今後、個人情報の取り扱い対策を強化し、再発防止に努めていくとしている。
・スタッフ雇用契約書、給与明細書の紛失について(ビースタイル)
http://www.bstylegroup.co.jp/news/info/news-2841/
◎大阪大学医学部付属病院、患者870名分の個人情報含むパソコンを院生が紛失
大阪大学(本部:吹田市)は3月20日、医学系研究科博士課程2年の男性が、同大学附属病院を受診した患者870名の個人情報が保存されたノートパソコンを紛失したと発表した。同日のNHKニュースによると、大学院生は3月14日夜、友人らと複数の店で飲食。翌日午前1時30分頃、3件目の店で、パソコンを入れていた鞄がないことに気付いた。パソコンは私物で、1985年1月から2012年12月に同病院を受診した胃がん患者と食道がん患者870名の氏名、生年月日、病状、手術後の検査結果が保存されていた。データの一部にはパスワードがかけられていない。同大学は、患者に謝罪するとしている。
・大阪大医学部付属病院
http://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/
◎共同通信記者、取材先から提供された個人情報含むデータを横流し
共同通信社(東京都港区)の国際局に所属する記者が、取材先から提供された個人情報が含まれるデータを無断で第三者に渡していたことが分かった。3月20日付の報道記事によると、データはワクチンの副反応に関するもので、複数の患者の病状などが含まれている。記者はデータを研究者1名と国会議員1名に渡していた。研究者がシンポジウムで同データの一部を利用した発表を行い、データを提供した取材先がこれに気付いて事態が判明した。共同通信は厳正に対処するとしている。
・共同通信社
http://www.kyodo.co.jp/
◎千葉県立千葉女子高、生徒の個人情報含む資料38名分を紛失
千葉県および千葉県立千葉女子高校(千葉市稲毛区)は3月17日、生徒の個人情報が記載された進路カード1クラス39名分を紛失したと発表した。カードには生徒の氏名、生年月日、住所、電話番号、部活動、出身中学、校内成績、模試の成績が記載されている。発表によると、当該クラスの担任教諭はカードを自分の机の横にあるボックスに入れて保管していたが、2月27日に取り出そうとしたところ、見当たらなかった。その後、校内の思い当たる場所を探したが、見つかっていない。当該クラスの生徒には3月13日、校長、教頭、教諭が謝罪。17日には当該学級の保護者会を開き、謝罪と説明を行った。同校では再発防止のため、進路カードを担任保管とせず、進路室の鍵のかかるロッカーで全クラス分を一括して保管するよう改めた。また、個人情報の含まれる文書は鍵のかかる机、ロッカー等で保管することを徹底するという。
・生徒の個人情報紛失について(千葉県/千葉県立千葉女子高等学校)
http://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/syokuin/press/2013/260317shinrocard.html