◎山形新聞社、読者からのメールをメールサービス利用者765名に誤配信
山形新聞社(本社:山形県山形市)の携帯会員サイト「モバイルやましん」の速報メールサービスにおいて、3月27日、利用者が同社に送ったメールが会員765名に誤配信され、当該利用者のメールアドレスが流出したことが分かった。同28日付の読売新聞によると、当該利用者は、同社速報メールの配信用アドレス宛に紙面への意見を送信。このメールが午前9時40分頃、会員に配信された。通常、届いたメールの中身を社員が確認し、配信されないようにするが、この時はチェックせずに送信してしまったという。同社は誤配信先に当該メールの削除を依頼し、意見の送り主にはメールで謝罪した。
・山形新聞社
http://yamagata-np.jp/
◎建築研究所、サーバーからシステム利用登録者の情報330件が漏えい
独立行政法人建築研究所(茨城県つくば市)は3月27日、同研究所国際地震工学センターのWebサーバーから、システム利用登録者のメールアドレス等が330件漏えいしたと発表した。同研究所によると、3月21日と23日に、不正アクセスを受けて漏えいした。330件のうち、日本のドメイン保持者に関する情報は26件で、その他は国際地震工学研修の元研修生の情報。該当者には個別に報告と謝罪を行っている。当該サーバーは公開を停止しており、同様の攻撃による情報漏えいの危険性がないことを確認するまで停止を継続する。同研究所では、関係機関の協力を得てセキュリティホールの詳細や塞ぎ方の調査を行っており、調査の成果が得られ次第、安全対策を講じるという。さらに、情報セキュリティの再構築を行い、再発防止に努めるとしている。
・個人情報の流出に関するお詫びと報告について[PDF](建築研究所)
http://www.kenken.go.jp/pdf/260328.pdf
◎大阪市立保育所、児童48名分の名簿等含むUSBメモリー紛失
大阪市は3月27日、市立保育所の女性保育士(50歳代)が、個人情報の入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。市によると、保育士は3月20日夕方、保育所事務室内でデータをUSBメモリーに保存し、他のメモリーとともに袋に入れて鍵のかかるロッカーに入れたが、24日に袋から取り出そうとして当該メモリーのみないことに気付いた。全職員で捜索を行ったが見つからず、同26日、警察署に遺失物の届け出を行っている。メモリーには、職員会議等の議事録のほか、2013年度と14年度の新入児名簿が保存されており、13年度児童28名26世帯分、14年度児童20名20世帯分の児童名、生年月日、保護者名、電話番号が含まれている。データにはパスワードが設定されていなかった。保護者には謝罪と説明を行っている。市こども青少年局は当該保育所に対し、個人情報の管理について、所内の管理規定の点検とともに管理の徹底を指導している。全保育所に対しても、個人情報を含むUSBメモリーの管理について徹底を図るよう指導するという。
・大阪市立保育所における個人情報を含むUSBメモリーの紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kodomo/0000260077.html
◎阪神酒販、システム不備で顧客449名の情報含むメールが別の顧客に
飲料のネット販売等を手掛ける阪神酒販(本社:神戸市兵庫区)は3月26日、同社が運営する複数の通販サイトにおいて、システムの不備により、顧客の個人情報を含むメールが他の顧客に送られたと発表した。同社によると、3月20日午後7時59分から午後11時にかけて、同社通販サイトで注文をした人に送る配送案内のメールが別の顧客に送られた。メールには注文者の氏名とメールアドレス、届け先の氏名と住所が記載されており、顧客449名の情報が最小で1件、最多で125件、別の顧客に送られた。メールの送信先は特定できている。同社では、同日午後7時40分に受注管理システムのメール送信プログラムをバージョンアップしたが、このプログラムに不備があったため、送信されるメールの宛先に複数のメールアドレスが設定された。当該メールを受け取った顧客には削除を依頼し、個人情報が漏れた顧客にはメールと電話で謝罪と報告を行った。同社は再発防止のため、システムの開発、運用を見直して強化するとともに、個人情報の取り扱い体制も強化するとしている。
・個人情報を含むメール誤送信に関するお詫びとお知らせ(阪神酒販)
http://www.hanshinshuhan.co.jp/news/nesw20140326001.php
◎岐阜県観光課職員が出張先で個人情報37名分含むタブレット端末紛失
岐阜県は3月26日、インドネシア・ジャカルタのジャカルタコンベンションセンターで開催された国際観光展の会場で、個人情報が含まれる公用タブレット端末を盗まれたと発表した。県によると、端末には、県内観光地などの情報のほか、関係事業者と職員計37名分のメールアドレスおよび電話番号が保存されている。日本時間3月23日午後4時30分頃、観光課主査(30歳代)の男性が、昼食休憩のためブース内の人目につかない場所に端末を保管し、現地通訳を残してブースを離れたが、同5時頃に戻ったところ、なくなっていた。観光課には24日午前10時頃に主査から報告があり、同11時頃、当該端末からメールの閲覧が不可能になる措置をとった。個人情報の流出は確認されていない。観光課では再発防止のため、今後、外部においてタブレット端末を使用する場合は、パソコン用防犯ワイヤーなどを使用して盗難防止を図る。また、タブレット端末の起動時に暗証番号を要求する設定を行うほか、メール機能を利用した場合は、作業終了後すぐに削除することとした。
・個人情報が入ったタブレット端末の盗難について[PDF](岐阜県)
http://www.pref.gifu.lg.jp/kensei-unei/kocho-koho/event-calendar/sonota/kanko/tablet.data/tablet.pdf