◎大阪市と大阪府、看護師免許申請書類1名分を受け渡しの過程で紛失
大阪市と大阪府は5月2日と4日に、看護師免許申請書類一式 1名分を紛失したと発表した。大阪市保健所が書類を受理して府に送付したが、その過程で所在不明となった。発表によると、大阪市保健所では4月3日、申請書類161名分を府の保健医療企画課へ封書で送付。府では同7日にこれを受取り、11日に書類を確認したところ、1名分の申請書類一式がなかった。府が14日に市保健所へ問い合わせ、以降、両方の関係部署で捜索、調査を続けているが発見に至っていない。紛失した書類は看護師免許申請書、診断書、戸籍抄本、登録済み証明はがきで、申請書には氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、本籍、父母氏名、診断内容と診断医の氏名などが記載されている。市と府は、申請者本人と勤務先の上司に経緯を説明して謝罪した。再発防止のため、市は、書類を送付する際の複数人による内容確認を徹底するとしている。府では今後、書類が到着した時点で直ちに開封し、収受印と受付番号を付すこととした。また、各保健所に対し、職種別に送付一覧表を整理して送付するよう依頼するという。
・看護師免許申請書類の所在不明について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kenko/0000265765.html
・個人情報を記載した書類の所在不明について(大阪府)
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=16376
◎ハローワーク奈良、個人情報が記載された障害者求職票などを紛失
奈良労働局(奈良市法蓮町)は5月2日、奈良公共職業安定所(ハローワーク奈良)が個人情報を記載した文書を紛失したと発表した。紛失したのは、同所に就職相談に訪れたAさんの障害者求職票、障害者求職申込書、障害者手帳の写し、主治医の意見書の4点。これらの書類には、Aさんの氏名、生年月日、住所、電話番号、職業経験、障害等級、病名や障害の状態等が記載されている。発表によると、Aさんは昨年11月28日に同所を訪問。職業相談第二部門窓口で職員Bが障害者手帳を複写し、同部門の職員Cに手渡した。職員Cはこの写しと障害者求職票、障害者求職申込書をクリアファイルに入れ、保管庫に入れた。Aさんは同年12月9日に再訪して主治医の意見書を提出。職員Bはこれを保管庫に入れ、翌10日に職員Cに渡した。職員Cは、先にAさんの書類を保管していたクリアファイルにこれを入れ、職員Dに渡した。今年3月28日、同部門でケース会議を行うため当該書類を参照しようとしたところ、所定の保管庫に保管されていないことが判明した。所内をくまなく捜索したが、発見できなかった。4月7日、奈良所長と担当職員はAさんに経過説明と謝罪を行い、了承を得た。同所および奈良労働局は、個人情報の保管・管理を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・奈良公共職業安定所における文書の紛失について[PDF](奈良労働局)
http://nara-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0108/3510/20145217307.pdf
◎横浜市港南区が登記済通知書16件紛失、うち11件で旧所有者に納税通知書を誤送付
横浜市港南区は5月2日、登記所から区が受取って税務システムに反映させる「登記済通知書」が、16件所在不明となったと発表した。同通知書は土地や家屋の表示に関する登記や、所有権変更等の登記をした時に発行されるもので、建物の所在、地番、床面積、所有者名などが記載されている。さらに、紛失した16件のうち11件については、家屋の旧所有者に納税通知書を誤送付していた。発表によると、誤送付した11件は、税務システムに内容を入力する前の段階で紛失。このため家屋の所有権移転の処理が行われず、4月1日、納税通知書が旧所有者に送られた。受け取った人から問い合わせがあり、事態が判明。誤送付の対象となった人には、訪問または文書で謝罪した。また、残りの5件の紛失は、納税通知書発送前の点検作業で発覚したたもので、システムに入力した後の紛失だったため、誤送付には至らなかった。通知書が所在不明となった原因は調査中。同区では、チェック作業の複数人での実施や、施錠可能な個人別キャビネットの導入などにより再発防止を図るという。
・登記済通知書の所在不明及び納税通知書の誤送付について(横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201405/20140502-007-18840.html
・登記済通知書の所在不明及び納税通知書の誤送付について[PDF](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201405/images/phpUXo3ww.pdf
◎大阪工業大学、学生や教員の個人情報がネット上で閲覧可能に
大阪工業大学(本部:大阪市旭区)は5月2日、学生や教職員の個人情報の一部が、インターネットを通じて外部から閲覧できる状態になっていたと発表した。同大学によると、新教育研究システム稼働に伴い、利用者のアカウント情報を登録する際に、作業用ファイルが閲覧可能となっていた。また、情報検索サービスシステムのサーバーに同ファイルが一時的に保存されて閲覧できる状況となっていたが、現在は閲覧できなくなっているという。システム導入業者の認識不足と作業ミスが事態の原因。同大学は、個人情報が含まれるデータ等の管理体制の強化を図り、再発防止に努めるとしている。
・個人情報の流出について(お詫び)(大阪工業大学)
http://www.oit.ac.jp/japanese/news/index.php?i=2422
◎岐阜大学教育学部附属中学校、生徒の個人情報含むUSBメモリー紛失
岐阜大学教育学部附属中学校(岐阜県岐阜市)は5月2日、生徒の個人情報が含まれたUSBメモリーを校内で紛失したと発表した。同校によると、4月23日、職員が、副校長室内の金庫に保管されているUSBメモリーが1個ないことに気付いた。メモリーには、指導要録のデータが1クラス分39件、通知表所見が39件、および全学年分の1教科分の評価データ474件が入っていた。メモリーは暗号化されており、本体およびデータファイル個々にパスワードが設定されているため、第三者が容易に使用することはできないという。同校は、今後、教職員に対し個人情報保護に関する注意喚起を行うとともに、個人情報の保護対策を強化するとしている。
・附属中学校の生徒情報が含まれたUSBメモリーの紛失について[PDF](岐阜大学教育学部附属中学校)
http://ns2.fuzoku.gifu-u.ac.jp/fuzoku/4/m0407g02q_1399019406.pdf
◎広島市立大学、学生58人の個人情報含むUSBメモリー紛失
広島市立大学(広島市安佐南区)は5月2日、学生の個人情報を含むUSBメモリー1本を紛失したと発表した。発表によると、4月18日、同大保健管理室において当該USBメモリーがないことに職員が気付き、同日、教育・研究担当理事に報告した。以後探索を続けたが、当該USBメモリーは発見されていない。同大は安佐南警察署に遺失物届を出した。USBメモリーには、2013年度の相談実施状況表が58人分、記録されていた。情報内容は、日付、学籍番号、所属(「学生」「教員」等)、氏名、性別、学部、入学年度、担当者(保健管理室の担当者名)、相談形態(「電話」「面接」「メール」)、相談区分(「学業」「進路」等の分類区分)。USBメモリーは、3月下旬頃までは保健管理室事務机の引き出し内にあったことがわかっているが、紛失時期は特定できていない。現時点で、当該個人情報が不正使用された事実は確認されていない。該当者へは4月30日、お詫びの文書を送付した。同大は再発防止に向け、研修等の充実に努めるとともに、パスワード保護などのセキュリティ機能を持たないUSBメモリーの使用禁止などを含む情報セキュリティ対策の強化を実施するとしている。
・【お詫び】USBメモリの紛失について(広島市立大学)
http://www.hiroshima-cu.ac.jp/news/content1268.html
◎川崎市信用保証協会、個人情報含む書類紛失
川崎市信用保証協会(本所:川崎市川崎区)は5月1日、顧客の個人情報が記載されている金銭消費貸借契約証書と条件変更契約証書を紛失したと発表した。同協会によると、当該書類は代位弁済を行うにあたり融資取扱金融機関から受領したもので、住所、氏名などの個人情報が含まれている。同協会内を捜索し、当該金融機関にも確認してもらったが発見には至っていない。書類が外部に漏えいした事実は確認されていない。同協会は、再発防止策を講じるとともに、個人情報保護に積極的に取り組んでいくとしている。
・書類紛失について(お詫び)[PDF](川崎市信用保証協会)
http://www.cgc-kawasaki.or.jp/news/pdf/260501.pdf
◎島忠、配送業務委託先が顧客情報66名分含む伝票紛失
ホームセンター島忠を運営する島忠(さいたま市西区)は5月1日、茅ヶ崎店において、顧客66名の情報が記載された伝票を紛失したと発表した。同社によると4月28日、同店の家具出庫場において、同社が納品を委託している西多摩運送の社員が、作業中に納品伝票の入った鞄がなくなっていることに気付いた。伝票には顧客の氏名、住所、電話番号、届けた商品と金額が記載されている。茅ヶ崎警察署に盗難届を提出済み。該当の顧客には個別に報告と謝罪を行っている。同社は、社員および委託会社に顧客情報の厳格な管理を徹底するとしている。
・個人情報紛失のご報告とお詫び[PDF](島忠)
http://www.shimachu.co.jp/news/entryfile/20140501_01.pdf