◎大阪市福祉局、業務委託先が個人情報18名分含むUSBメモリーを紛失
大阪市は6月6日、自立支援センターの入所者を対象としたキャリアカウンセリング事業において、カウンセリングを受けた18名の情報が保存されたUSBメモリーを業務委託先が紛失したと発表した。市福祉局によると、5月29日、業務受託事業者のカウンセラーが自立支援センターでキャリアカウンセリングを行った後、業務委託契約書に反してカウンセリング報告書などの個人情報をUSBメモリーに保存。当該メモリーを持って帰宅した後、紛失に気付いた。メモリーには、18名分の氏名、年齢、面談概要、面接所見などの情報が記録されている。帰宅経路や支援センター内などを捜索したが、メモリーは見つかっていない。事業者は6月2日に市へ紛失を報告。市では該当者に謝罪と事情説明を行っている。市福祉局は再発防止に向け、業務を委託している民間事業者に対し、USBメモリーを使用しないこと、二重ロックをかけたパソコンにより処理を行うことなど、個人情報の管理を徹底するよう指導するとしている。
・福祉局自立支援課が業務を委託しているキャリアカウンセリング事業におけるUSBメモリーの紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/fukushi/0000269360.html
◎日本農産工業、キャンペーン当選の連絡メール誤送信でメルアド350件流出
日本農産工業(本社:横浜市西区)は6月5日、誤送信により、顧客のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、同社がスマートフォン向けアプリサイト(365日たまごかけご飯のアプリ)に開設しているプレゼントキャンペーンに応募して当選した顧客に、同社社員が6月4日、当選案内のメールを送信した。その際、メールの宛先をBCCに設定して送信すべきところ、誤ってTOに設定したため、他の顧客のメールアドレスが表示される形で送信された。表示されたのは350件のメールアドレスのみで、その他の情報は表示されていない。同社は同日のうちに事態を把握し、当該顧客に対しお詫びのメールを送信した。同メールにおいては、お詫びと共に、当該メールの削除、および当該メールに返信しないよう依頼した。また、顧客に何らかの不都合が生じた場合の問合せ先を明示し、速やかな対応を約束した。同社は今後、社員教育の徹底や組織としてのチェック態勢を整え、再発防止策に努めるとしている。
・メールアドレス誤送信に関するお詫びとご報告[PDF](日本農産工業)
http://www.yodoran.com/news/2014/2014_06.pdf
◎平群町、車上荒らしで町立保育園2園の園児情報含むパソコン盗難
奈良県平群町は6月5日、保育士(50歳代)が車を荒らされ、園児の個人情報が含まれる私物ノートパソコンを盗まれたが、その後見つかったと発表した。発表によると、保育士は6月2日午後11時頃、車内にパソコンを置いたまま車を駐車場に停め、食事をして戻ってきたところ、ガラスを割られてパソコンが盗まれていた。パソコンには、保育士がはなさと保育園で2009年度から2011年度までに担任していた3つのクラスと、南保育園で2013年度に担任した1クラスの連絡網および、一部園児の写真が保存されていた。警察に盗難届を出し、当該パソコンは4日に発見されている。パソコンにパスワードは設定されていなかった。町では、データが詐欺等の犯罪に使用される可能性もあるとして、当該データに含まれる保護者だけでなく全保護者に対し、説明と謝罪および注意喚起を行っている。当該保育園には個人情報の管理徹底と点検の強化を指導するという。また、全職員に個人情報の含まれるパソコンやUSBメモリー等の取り扱いについて周知徹底を図り、個人情報の管理を徹底するとしている。
・平群町保育士の情報漏洩事故(盗難)について(平群町)
http://www.town.heguri.nara.jp/web/oshirase/Fukushi14-06-06-1.html
◎大阪市立総合医療センター、患者家族への電話連絡で患者の個人情報漏えい
大阪市は6月5日、市立総合医療センターにおいて、患者の家族への電話連絡で個人情報が漏えいしたと発表した。発表によると、6月2日正午頃、医事業務担当者(業務受託業者)が、患者の自宅へ電話連絡し、家族の一人と通話した。この時、当人が不在だったため、電話に出た家族に患者の診療費に関する情報を伝えた。翌3日午前10時30分頃、当該患者より同院に、「なぜ家族に連絡事項を伝えたのか」と指摘する電話があり、個人情報の漏えいを認識した。漏えいした情報は、診療費情報と受診情報、および予約情報。市は電話の際に患者本人へ直接連絡することが徹底できなかったことを患者に詫び、今後は個人情報保護に関する業者指導を強化し、再発防止に努めることを伝えた。市は受託業者に対し、毎朝のミーティングで個人情報漏えい事故防止マニュアルに基づいた作業手順の徹底と遵守の確認を再度強く要請し、全ての受託職員に対して十分な研修を早急に行うとしている。
・大阪市立総合医療センターにおける電話による連絡事項の個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/87/0000269740.html
◎東邦大学医療センタ-佐倉病院、海外出張中の医師が患者情報入りのパソコン等盗難
東邦大学医療センタ-佐倉病院(千葉県佐倉市)は6月4日、同病院の医師が海外出張中だった5月下旬に、患者348名の情報が入ったパソコン、USBメモリー、外付けハードディスクを盗まれたと発表した。同病院によると、パソコンにはパスワードが設定されていたが、USBメモリーと外付けハードディスクには設定されていない。パソコン等には患者348名の氏名、ID、生年月日、CT画像等が保存されていた。該当の患者には経緯説明と謝罪の文書を送付する。個人情報が流出したという情報や、不正使用の事実は確認されていない。同病院では、教職員に対し個人情報の適正な取り扱いについて注意喚起を行った。今後、研修等を強化し、再発防止システムの構築に努めていくという。
・個人情報が含まれたパソコン等の盗難について(東邦大学医療センタ-佐倉病院)
http://www.sakura.med.toho-u.ac.jp/oshirase/31641/032729.html
◎ターゲットメディアが不正アクセス受け顧客情報流出、共同運営サイトの顧客情報も
インターネット関連サービスを運営するターゲットメディア(東京都新宿区)は6月4日、運営するメディアのデータベースサーバーに不正アクセスがあり、顧客情報を閲覧された可能性があると発表した。同社によると、不正アクセスがあったのは6月2日。データベースサーバーの脆弱性を利用された。流出した可能性があるのは、同社のメルマガ会員、サービス利用会員、掲載企業会員、および同社のプロモーションでアンケートに回答したり資料をダウンロードした人の情報で、氏名、会社名、部署名、役職名、メールアドレス、電話番号、住所、パスワードなど。同社が外部企業と共同運営している11のサイトで資料の請求やダウンロード、セミナー参加申し込み、問い合わせを行った人の情報も含まれる。同社では、データベースのパスワード強化、海外からのサーバーアクセス遮断、アクセス権限の見直しなどを行い、全ての会員や掲載企業のパスワードを変更した。なお同社は、今回の事態を報告したメール2通について内容が分かりづらく混乱を招いたとして謝罪し、サービスに登録した覚えがない場合は、メールを破棄せずに同社へ連絡してほしいとしている。
・不正アクセスによる個人情報の流出可能性についてのお詫びと重要なお知らせ[PDF](ターゲットメディア)
http://www.marke-media.net/dl/tm20140604.pdf
・弊社より送信をさせていただいたメール内容についてのご報告とお詫び[PDF](ターゲットメディア)
http://www.marke-media.net/dl/tm20140604_2.pdf
・システムセキュリィ施策に関するご報告[PDF](ターゲットメディア)
http://www.marke-media.net/dl/tm20140605_2.pdf
◎JAぎふ、顧客23名の情報含む名簿を風に飛ばされ紛失
ぎふ農業協同組合(本店:岐阜県岐阜市)は6月3日、13世帯23名分の個人情報が記載された名簿が強風で吹き飛ばされ、川に流されて紛失したと発表した。同組合によると、5月2日、境川の八幡橋付近において紛失した。名簿に含まれている情報は氏名、住所、電話番号。該当の顧客には経緯を知らせて謝罪した。同組合は再発防止に向け、個客情報を厳重に管理するとしている。
・個人情報漏えい(紛失)に関するお詫びとお知らせ[PDF](ぎふ農業協同組合)
http://www.jagifu.or.jp/lsc/lsc-upfile/news/00/95/95_4_file.pdf
◎東京都立広尾病院、患者2名の情報含むUSBメモリー紛失
東京都病院経営本部は6月3日、都立広尾病院(東京都渋谷区)において、研修医が患者2名の個人情報が保存された私物USBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、研修医は5月23日、患者の情報を無許可で私物のUSBメモリーに保存して持ち出し、翌24日に学会へ持参。30日、メモリーを蓋付きの肩掛け鞄に入れて自転車で出勤する際に紛失した。研修医室や通勤経路、自宅等を探し、警察署へ遺失物届を提出したが発見には至っていない。メモリーには患者2名分のCT画像やX線写真などの画像計5枚が保存されており、一部には氏名、ID番号、年齢、性別が記載されている。メモリーにパスワード認証機能は付いていない。当該患者と家族には謝罪と説明を行った。同病院では再発防止のため、画像データの出力にあたっては匿名化を原則とする方向に切り替えた。また、全職員を対象に情報セキュリティ研修を行い、情報セキュリティ責任者による院内巡回点検や抜き打ち点検も行うとしている。
・都立広尾病院における個人情報を含むUSBメモリの紛失について[PDF](東京都病院経営本部)
http://www.byouin.metro.tokyo.jp/houdou/26year/documents/260603_hiroo.pdf
◎富山市の恵光学園、施設利用の未就学児らの情報含むUSBメモリー紛失
富山市の知的障害児の療育施設「恵光学園」が先月、施設利用者らの個人情報を含むUSBメモリーを紛失したことが、6月2日にわかった。同日付の報道によると、5月2日、保育士がUSBメモリーをパソコンに差したままにしておいたところ、その日の午後2時半に紛失に気づいた。USBメモリーには、通園している未就学児39人、卒園生2人の計41人分の氏名や住所、保護者の電話番号などが記録されていた。当該USBメモリーは5月30日、富山県に匿名で郵送され、「道路に落ちていた」という手紙が同封されていた。現在のところ、情報が悪用されたという報告はない。同市は一昨年の包括外部監査で同園がUSBメモリーでデータ管理していたことを把握し、昨年4月に管理指導をしたという。同園は今後、情報管理の徹底を図り、再発防止に努めるとしている。
・お詫び(恵光学園)
http://www.keikou-toyama.or.jp/h26.6gatuosirase.html