◎NTTドコモ、docomo ID 6072件に不正ログイン、個人情報を閲覧されたおそれ
NTTドコモ(本社:東京都千代田区)は9月30日、docomo IDに外部から不正なログインがあったと発表した。同社によると、9月29日、特定のIPアドレスからの不正ログイン試行を確認。当該IPからのログインを遮断し、調査を行ったところ、第三者が利用者のIDやパスワードを不正に入手し、WEBサービスにログインを試みる「パスワードリスト攻撃」による不正ログインと判明した。不正ログインの発生期間は、27日午後11時30分から29日午後8時25分まで。6072ユーザーのIDが不正にログインされ、氏名、住所、電話番号、携帯電話番号、生年月日、口座情報、DCMXカードの利用履歴、契約内容を閲覧された可能性がある。当該IDは、パスワードを変更しなければ利用できないように対策を講じてあり、対象者には個別に連絡する。同社は、再発防止に向けセキュリティ強化に取り組んでいくとしている。また顧客に2段階認証の利用等を呼びかけている。
・docomo IDへの不正ログインに関するお知らせ(NTTドコモ)
https://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/pages/140930_00.html
◎大阪市西成区役所、生活保護法医療券の誤交付で個人情報1件が漏えい
大阪市は9月30日、西成区役所保健福祉課(生活援助)で、生活保護法医療券を誤って別人に交付したことによる個人情報の漏えいが1件あったと発表した。市によると、9月26日午後3時頃、A氏が医療券発行のための申請書を窓口担当のB職員に提出。B職員は医療券を渡す際に引き替える番号札をA氏に渡し医療券発行担当に引き継いだ。医療券発行担当が発行処理を行い、医療券を渡すため待合フロアに出ると番号札がカウンター上に置かれたままになっていたため、C職員に相談した。C職員が待合フロアでA氏の名前を呼んだところ、それに応えた人に氏名、生年月日、病院名を読み上げて間違いないか本人確認をした。「はい」との返答を得たので、医療券を交付した。その後、B職員が待合フロアにいるA氏に声をかけたところ、医療券を受け取っていないことがわかり、別人に医療券を交付したことが判明した。医療券には氏名、生年月日、性別、受給者番号、受診医療機関が記載されている。A氏には医療券を再交付し、事情を説明の上、お詫びした。病院には、判明直後に電話にて事情を説明し、A氏以外の人が医療券を持参したら受け付けず、区役所に連絡するよう依頼した。同課は今後、医療券引換番号札を持っていない人については、本人確認ができるものを提示するか、住所・生年月日を答えてもらうなど新たな防止策を検討していくとしている。
・西成区役所保健福祉課(生活援助)における生活保護法医療券の誤交付について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/nishinari/0000283536.html
◎佐川急便、WebサービスID 3万4161件に不正ログイン、登録情報を閲覧されたおそれ
佐川急便(本社:京都市南区)は9月29日、Webサービス登録会員の情報に外部から不正ログインがあり、一部顧客の個人情報が閲覧された可能性があると発表した。同社によると9月28日、Webサービスのシステムでサーバ高負荷状態が発生し、アクセス解析を行ったところ、特定のIPアドレスからの不正なログインがあったことが判明。該当のIPアドレスからのログインを遮断した。個人会員3万3501件、法人会員660件、計3万4161件が不正にログインされ、WEB会員ID、メールアドレス、氏名、郵便番号、住所、電話番号、性別を閲覧された可能性がある。調査の結果から、他社サービスのID/パスワードを使用した「パスワードリスト攻撃」による不正ログインだとみられている。該当のIDは、パスワードを変更しなければ使用できないように対策を講じてあり、対象の顧客には個別に連絡する。同社は、再発防止に向けセキュリティ強化に努めていくとしている。
・Webサービス会員情報への不正ログインに関するお知らせ(佐川急便)
http://www2.sagawa-exp.co.jp/information/detail/58/
◎ヤマト運輸の「クロネコメンバーズ」、1万589件の不正ログイン発生
ヤマトホールディングス(本社:東京都中央区)は9月26日、傘下のヤマト運輸が提供する個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」が不正ログインを受け、一部の顧客の個人情報が閲覧された可能性があると発表した。同社によると、9月25日、特定のIPアドレスからの不正ログインを確認し、該当IPアドレスからのログインを遮断するなどの対策を講じた。不正ログイン試行件数は26日午後5時現在で約19万件、うち1万589アカウントが被害を受けた。当該アカウントで閲覧された可能性がある情報は、クロネコID、メールアドレス、利用の端末種別(パソコンまたは携帯・スマートフォン)、氏名、氏名ふりがな、電話番号、性別、郵便番号、住所。なお、同サービス会員のうち、メールアドレスを登録していない顧客は被害の可能性はない。同社は、不正閲覧の可能性があるクロネコIDはパスワードを変更しなければ使用できないようにした。該当顧客には個別に連絡し、案内する。また、すべての顧客に対し、他のサービスで利用しているパスワードを使用しないなど、不正ログイン防止のためのパスワード管理を求めた。同社は今後、再発防止に向けてさらにセキュリティの高度化を図っていくとしている。
・クロネコメンバーズWebサービスへの不正ログインに関するお知らせ(ヤマトホールディングス)
http://www.yamato-hd.co.jp/news/h26/h26_43_01news.html
◎上智大学、個人情報含むパソコンが海外で盗難被害に
上智大学(本部:東京都千代田区)は9月26日、個人情報が記録されたパソコンが海外で盗まれたと発表した。同大学によると、当該パソコンには、2000~2008年度の1科目、2008~2013年度の1科目、および2009~2013年度の2科目の受講者の氏名、成績等が記録されている。パソコンおよびデータファイルにパスワードが設定してあり、ハードディスクドライブが暗号化されているため、同大学は、個人情報が抜き出されて悪用される可能性は低いとみている。当該科目の履修者には書面で連絡し謝罪する。同大学は、個人情報の適切な管理について教職員に周知徹底を図り、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報が記録されたPCの盗難について(お詫び)(上智大学)
http://www.sophia.ac.jp/jpn/info/news/2014/9/globalnews_1201/20140926
◎大阪市北区役所生活支援課、家庭訪問時の不在箋誤投函により個人情報1件漏えい
大阪市は9月26日、北区役所生活支援課の職員が個人宅を家庭訪問した際、誤って隣家のドアに不在箋を投函したことにより、個人情報が1件漏えいしたと発表した。市によると、9月25日10時50分頃、生活支援課の職員が個人(A氏)宅を訪問しようとした際、誤って隣家(B氏)宅を訪問し、不在であったため、不在箋をB氏宅のドアに投函した。同日12時50分頃、B氏から生活支援課あてに誤って不在箋が投函されている旨の電話があり、誤投函が判明した。不在箋には、A氏の苗字、訪問に来た旨、生活支援課の担当者名と電話番号が記載されていた。同課は同日13時30分頃B氏宅を訪問して謝罪し、誤投函した不在箋を回収。A氏宅を訪問し、事情説明とお詫びをした。訪問時に表札はなかったものの部屋番号の確認を十分に行わなかったことが原因とし、同課は今後、訪問前と現地での訪問先の住所・氏名の確認を厳重に行うとともに、個人情報交付の際には住所・氏名を再確認することを徹底するとしている。
・北区役所生活支援課における不在箋の誤投函による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kita/0000283185.html
◎秋田県警、3名分の情報を記載した交通反則切符の冊子紛失
秋田県南部の警察署に勤務する巡査長(20歳代)が、3名分の個人情報が記載された交通反則切符の冊子を紛失していたことが分かった。報道によると、巡査長が紛失に気付いたのは7月中旬で、紛失した場所や日時は不明。当該冊子には、違反者3名の氏名、生年月日、違反内容、住所の一部が記載されていた。該当の3名には8月、事情を説明して謝罪した。同県警は9月、巡査長を所属長注意の処分としている。
・秋田県警察
http://www.police.pref.akita.jp/kenkei/index.html