◎南海電鉄、メールをCCで送りメールアドレス134件流出
南海電気鉄道(本店:大阪市中央区)は10月4日、イベント案内のメールを希望している人にメールを送る際、BCCで送るべきところをCCで送ったため、メールアドレス134件が流出したと発表した。同社によると、メールを送ったのは10月3日午後7時42分頃。対象者には同日、謝罪のメールを送り、翌4日、電話で謝罪した。謝罪の書面も送る。同社は、顧客の個人情報を取り扱う従業員に対し、その重要性を教育するとともに、個人情報の取り扱いを厳格に行うよう徹底するとしている。
・一斉送信における個人情報(メールアドレス)の漏洩について(ご報告)[PDF](南海電気鉄道)
http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/141004.pdf
◎ミニストップ、愛知県内の2店で料金収納払込票盗難
コンビニエンスストアのミニストップ(本店:東京都千代田区)は10月3日、愛知県内の店舗2店で窃盗事件が発生し、事務所内金庫に保管しておいた売上金などの現金とともに、料金収納の払込票が金庫ごと盗まれたと発表した。同社によると、9月29日未明に名古屋みなとコンコルド店で、前日に支払いのあった払込票の控え14件が盗難。10月2日未明には稲沢コンコルド店で、前日に支払いのあった払込票の控え6件が盗まれた。両件とも、従業員退店後に窃盗犯がドアを破って侵入し、事務所にあった金庫の固定部分を破壊して金庫ごと持ち去った。現在、警察の捜査が行われており、同社では、捜査に全面的に協力し、払込票の所在確認に努めているとしている。また、該当する顧客に対して、取引先の協力を得て順次経緯の報告と謝罪を実施している。
・料金収納払込票盗難に関するお詫びとご報告[PDF](ミニストップ)
http://www.ministop.co.jp/content/important_info/2014103%20%E6%96%99%E9%87%91%E5%8F%8E%E7%B4%8D%E6%89%95%E8%BE%BC%E7%A5%A8%E7%9B%97%E9%9B%A3%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%8A%E8%A9%AB%E3%81%B3%E3%81%A8%E3%81%94%E5%A0%B1%E5%91%8A.pdf
◎全国健康保険協会兵庫支部、送付物114件に別人の扶養家族の情報を記載
全国健康保険協会兵庫支部(神戸市中央区)は10月2日、事務処理の誤りにより個人情報が流出したと発表した。同支部によると、9月29日に送付した「健康保険被保険者証返納依頼文」371件のうち、114件において、他の顧客への依頼文に記載すべき、扶養家族の氏名を誤って記載。これにより被扶養者224名の氏名と資格喪失年月日が流出した。同30日、依頼文を受け取った人からの指摘で事態が判明。郵送の準備段階で、作成リストと送付物の確認が不十分であったため、誤作成に気付かなかったという。該当者には謝罪の文書と正規の依頼文を送付し、誤った内容の依頼文の回収を進めている。同支部は、事務処理上のミスに留まらず、その後の確認行為や作業履歴の保管も不充分であったとし、今後、再発防止のため、チェック体制を見直し、個人情報の取り扱いに万全を期していくとしている。
・事務処理誤り(個人情報流出)について(全国健康保険協会兵庫支部)
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/shibu/hyogo/g1/2014100203/2014100677
◎秋田市立新屋図書館、個人情報含むUSBメモリー紛失
秋田市は10月2日、市立新屋図書館が個人情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。報道によると、USBメモリーには、同館で行われた講座に参加した約150名のカナ氏名と電話番号が保存されているとみられている。紛失が判明したのは9月29日で、当該メモリーを最後に使用したのは同24日だった。秋田市では、USBメモリーは鍵をかけた場所に保管することにしているが、同館では保管場所に鍵をかけていなかったという。
・秋田市
http://www.city.akita.akita.jp/
◎大阪市立大学、海外出張中の教員が個人情報含むポータブルHDD盗難
大阪市立大学は10月2日、工学研究科の講師が海外出張中、滞在先のスペインにおいて、個人情報が含まれるポータブルハードディスクを鞄ごと盗まれたと発表した。同大学によると、講師は9月20日午後10時45分頃、マドリードのカフェで、足元に置いていた鞄がないことに気付いた。直ちに現地警察に盗難届を提出したが、発見には至っていない。当該ハードディスクには、講師が2013年から2014年に担当した8つの授業を受講した学生のべ277名の学籍番号、氏名、成績、レポート提出状況が含まれている。また、過去4年分の送受信メールデータも保存されている。この件に関し、情報流失等の被害報告は入っていない。在学生や関係者には口頭および文書で説明と謝罪を行っている。同大学は、パソコンおよび記憶媒体の持ち出しルールの完全徹底について、対策を早急に検討するとしている。
・本学教員のかばん盗難による個人情報の漏えいについて(大阪市立大学)
http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/2014/bkhn4l
・大阪市立大学教員のかばん盗難による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keizaisenryaku/0000283765.html
◎ニコンシステム、案内メール配信時の誤操作で顧客のメルアド漏えい
精密機器制御のニコンシステム(本社:東京都品川区)は10月2日、顧客宛てに送信した案内メールの宛先欄をBCCとすべきところ、誤操作によりCCで送信し、顧客のメールアドレスが漏えいしたと発表した。発表によると、10月1日11時50分頃、「業務用動画ストリーミング解析ソフト」の新商品案内メールを顧客に送信した際、メールアドレスが顧客相互に見える形で送信してしまった。配信総数は5388件で、メールアドレス以外の個人情報は含まれていない。同社は直ちに送信先の全顧客へお詫びのメールを送信し、誤配信メールの削除を依頼した。同社は今後、メール配信時の作業手順を見直して従業員への指導を徹底するとともに、同様の事故を発生させないような仕組みを導入し、再発防止に取り組むとしている。
・メール誤配信についてのお詫びとご報告(ニコンシステム)
http://www.nikon-sys.co.jp/whatsnew/141002.htm
◎東京電力、130名分の情報含む業務用携帯電話紛失
東京電力(本店:東京都千代田区)は10月1日、福島復興本社除染推進室に所属する社員が、勤務地である福島県福島市から自宅のあるいわき市へ帰宅する途中、業務用として個人に貸与されている携帯電話1台を紛失したと発表した。同社によると、紛失したのは9月26日。紛失した携帯電話には、社外の約90名を含む、約130名分の氏名および電話番号等が登録されている。紛失したと思われる箇所を捜索するとともに、いわき中央警察署へ紛失届けを提出したが、発見には至っていない。情報が登録されている人には個別に連絡を取って謝罪している。同社は、再発防止のため、業務用携帯電話を携行する際のルールについて、社員に周知、徹底するとしている。
・業務用携帯電話の紛失について(東京電力)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2014/1242458_5851.html