◎PRETTY GREEN、メールをTOで送り顧客709名のメールアドレス流出
衣料品販売のプリティーグリーンジャパン(東京都港区)は10月16日、メールの誤配信により顧客709名のメールアドレスが流出したと発表した。同社によると、PRETTY GREEN青山本店から同日、同店に登録している顧客にメールを送った際、BCCで送るべきところをTOで送信。メールアドレスが他の受信者にも見える状態となった。直ちに該当者に事情説明と謝罪を行い、当該メールを第三者に転送せず削除するよう依頼した。流出したメールアドレスが使用されたという被害の報告はなく、同社では、二次被害の可能性は著しく低いとみている。流出したのは青山本店の顧客情報で、ブランド公式ニュースレターおよび、他の店舗の顧客情報に関しては流出していないという。同社は、複数宛先メール配信時の手順の見直しと徹底、および個人情報保護教育の強化に努め、再発防止に全力を尽くすとしている。
・電子メールの誤配信によるお詫びとご説明(プリティーグリーンジャパン)
https://prettygreen.co.jp/blog/aoyamanews.html
◎大垣ケーブルテレビ、工事委託業者が顧客情報含む書類紛失
大垣ケーブルテレビ(本社:岐阜県大垣市)は10月16日、顧客情報1件が含まれる工事指示書を紛失したと発表した。同社によると、10月9日、工事委託先の事業者が事務処理のために同書類を自社に持ち帰っており、廃棄書類に紛れ、誤廃棄したとみている。書類には、テレビ、インターネット、固定電話を契約した顧客の氏名、住所と固定電話番号2件が含まれていた。顧客には同14日、事情を報告して謝罪した。訪問での謝罪も行う。当該顧客から被害の報告は受けていない。同社では再発防止のため、全工事委託事業者に対し、個人情報の取扱い方法の確認と、その取扱いについての認識を促すため、説明会を実施するという。
・個人情報漏えい(紛失)についてお詫びとご説明(大垣ケーブルテレビ)
http://www.ogaki-tv.co.jp/topics/notice/141016.html
◎埼玉県立高校、修学旅行先で生徒の個人情報など含むマニュアル紛失
埼玉県は10月15日、県立所沢北高校の教諭が、生徒や教職員の個人情報を含む修学旅行の教員マニュアルを紛失したと発表した。県によると、修学旅行引率中だった10月7日に、広島県の平和記念資料館からJR西日本宮島フェリー宮島口駅の間で紛失した。マニュアルには、2年生408名の氏名と、うち班長生徒58名の携帯電話番号、および引率教職員、添乗員、看護師、カメラマンの氏名、携帯電話番号計28名分が記載されている。修学旅行最終日の10日、旅行先で教頭および当該教諭から班長生徒に事故の報告をして謝罪した。14日には、2年生の学年集会を開いて校長から状況説明と謝罪をするとともに、保護者に対しても文書で謝罪した。同校では全職員に経緯を説明し、再発防止を指示した。県教育局は、校長会議等を通じて、全県立学校において個人情報の適正な管理を徹底するよう指示するという。
・生徒及び教職員等の個人情報の紛失について(埼玉県)
http://www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news141015-10.html
◎MRT、医師や看護師の情報1万7000件を持ち出した容疑で元従業員逮捕
医師を対象に求人情報を紹介しているMRT(本社:東京都新宿区)は10月15日、元従業員が不正競争防止法違反の容疑で逮捕されたことと、同社の対応について発表した。同社によると、元従業員は同14日、同社の営業秘密である医師、看護師の氏名、住所、電話番号、性別、最終学歴などの情報を不正に領得した容疑で逮捕された。元従業員は、2012年1月から同7月まで同社に在籍していた。報道によると、元従業員が持ち出した情報は1万7000件。パスワードの漏えいは確認されておらず、不正ログインなどの発生も確認されていないという。同社は再発防止のため、サーバーインフラの再構築、業務端末の常時監視、社内環境の再構築などの対策を行った。今後も、ISMS、ISO27001などの高度セキュリティマネジメント認証を取得するなど、セキュリティ対策の強化に努めるという。
・会員様情報漏えいに関するご報告と当社対応について(MRT)
http://medrt.com/category/news/?op158#14_10_15
◎大阪市立中学校、生徒の個人情報含むUSBメモリー紛失
大阪市は10月15日、市立淀川中学校の男性教諭(50歳代)が、生徒21名の個人情報が含まれるUSBメモリーを紛失したと発表した。市によると、教諭は9月22日、執務机内に保管していたUSBメモリーを使おうとして、紛失に気付いた。メモリーには、生徒21名の氏名、在籍クラス、学校生活の状況と、うち一部生徒の生年月日、保護者名、住所が保存されている。メモリー本体や当該ファイルにパスワードは設定されていなかった。関係生徒と保護者には、経緯を説明して謝罪した。保護者集会でも説明、謝罪を行う。メモリーは校外には持ち出していないが、念のため、警察署に遺失物届を提出したという。市教委は、当該校に対し、USBメモリー取り扱い上の注意事項等を含め、個人情報の管理について教職員へ周知を図るよう指導した。また、他の学校においても個人情報の保管方法について確認するよう指導するという。
・大阪市立淀川中学校における個人情報を含むUSBメモリーの紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000242694.html
◎兵庫医科大、学生40名と保護者の情報含むファイルを1年生125名に誤送信
兵庫医科大学(兵庫県西宮市)は10月15日、6年生の学生やその保護者の個人情報を添付したメールを、誤って同大学の1年生全員にあたる125名に送信したと発表した。同大学によると、10月14日、教務学生課の職員が、同業務を担当している職員に当該Excelファイルを送ろうとして、誤って1年生への連絡用として使用している一斉送信用アドレスにも同報した。ファイルにパスワードはかけられていなかった。ファイルには、6年生の一部、40名の氏名、性別、電話番号および、保護者の氏名、続柄、住所、電話番号が含まれていた。誤送信後、メールと電話で当該メールの削除を依頼し、授業の際にも同じ依頼をした。6年生と保護者にもメール、電話で説明と謝罪を行っている。情報が第三者に流出したり不正に利用された形跡は確認されていない。同大学は、再発防止のため、個人情報を含むデータファイルにはパスワードをかける、職員同士でデータをやりとりする場合はメールではなく部内の共有フォルダを利用する、全教職員に個人情報の保護に関する意識付けを徹底するなどの対策を行うという。関係者の処分も検討する。
・個人情報を含むメール誤送信に関するお詫びとお知らせ(兵庫医科大学)
http://www.hyo-med.ac.jp/news/20141015.html
◎総合地球環境学研究所、職員採用応募者21名の情報含む書類紛失
大学共同利用機関の人間文化研究機構 総合地球環境学研究所(京都市北区)は10月14日、管理部の職員が、教員選考のための人事委員会で資料として使用した、個人情報が含まれる書類を紛失したと発表した。同研究所によると、当該職員は9月8日、所外で行われた人事委員会に参加し、タクシーで同研究所に戻った後、当該書類の紛失に気付いた。書類には、研究教育職員採用の応募者21名の氏名、年度末年齢、意見照会者氏名と、人事委員会各委員の書類審査結果が掲載されている。関係各所に遺失物の照会を行い、警察署に遺失物届を提出したが、発見には至っていない。情報の転載や流用の事実は確認されていない。当該応募者と人事委員会委員5名には、電話と文書で謝罪と状況説明を行った。同研究所は、機密情報を含む資料は他の資料と仕分けて細心の注意を払うことなど、機密書類の取扱いについて管理強化を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報を含む書類の紛失について(お詫び)(総合地球環境学研究所)
http://www.chikyu.ac.jp/publicity/news/2014/1014.html
◎八戸農業協同組合、個人情報を記載した共済金等支払請求書1枚を紛失
八戸農業協同組合(青森県八戸市)は、共済金等支払請求書1枚を紛失したことを、10月14日付で同組合サイトで公表した。同請求書には、顧客の氏名などの個人情報が記載されていた。調査の結果、紛失した個人情報は、何らかの理由により、同組合の店舗内で保管していたものが発見できない、または誤破棄した可能性が高く、外部への情報漏えいの可能性は極めて低いという。現在までのところ、紛失した顧客情報が不正利用されたという事実は確認されていない。同組合は今後、個人情報の取扱いの管理体制を強化して再発防止に取り組んでいくとしている。
・個人情報に係るお詫びとおしらせ[PDF](八戸農業協同組合)
http://www.ja-hachinohe.or.jp/news/kyosai_20141014.pdf