◎三重県、ホームページにスポーツ指導者の住所を誤掲載
三重県は10月24日、県スポーツ推進局のホームページにおいて、スポーツリーダーバンク事業に登録しているスポーツ・レクリエーション指導者の個人情報が流出したと発表した。県によると、当該ホームページには登録者329名の氏名、性別、生年、市町名、指導種目等の情報を本人の了承を得て掲載しているが、9名について、住所を字名や町名、番地まで記載していた。10月21日に登録者からの指摘を受けて事態が判明。ただちにホームページの訂正を行い、該当者に連絡を取って謝罪した。謝罪時に実被害についての申し出はなかった。県は、登録時に複数職員での確認を行い、常時ホームページの情報を確認するなどチェック体制を強化するとともに、個人情報の管理について注意喚起を行い、再発防止を徹底するとしている。
・県のホームページ(スポーツリーダーバンク事業)での個人情報の流出について(三重県)
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/2014100391.htm
◎一橋大の大学祭イベントでチケット当選者のメールアドレス流出
一橋大学の大学祭「一橋祭」に関連して、一橋声優研究会と一橋祭運営委員会は10月22日、声優研が開催するイベントについて、チケット一次当選者のメールアドレスが流出したと発表した。声優研の会員が当選通知メールを送る際に操作を誤った。メールアドレスが不正に利用されたという情報は入っていない。声優研および運営委員会は、再発防止のため、メールを送る際は複数人でチェックを行うとともに、個人情報の管理などに関して呼びかけを徹底し、運営委員会から個人情報を取り扱う団体に注意喚起を行うとしている。
・個人情報の漏えいに関する謝罪文(一橋声優研究会/一橋祭運営委員会)
http://ikkyosai.m29.coreserver.jp/images/seiyu_kenkyukai.pdf
◎プール学院中学校・高等学校、生徒97名の成績含むUSBメモリー紛失
プール学院中学校・高等学校(大阪市生野区)は10月22日、同校の非常勤講師が、生徒の個人情報が含まれるUSBメモリーを紛失したと発表した。同校によると、当該メモリーは講師が学校の許可を得ずに使用していた私物で、高校2年英語3クラスの成績71名分、同3年英語1クラスの成績26名分などが記録されている。10月15日午前10時頃に当該講師が紛失を報告。職員で捜索を行ったが、発見に至っていない。同18日に全校生徒へ事実経過を伝えて謝罪し、21日には緊急保護者会を開いて説明と謝罪を行った。府の私学・大学課に報告済み。同校では、2011年にもUSBメモリーの紛失事故が発生していることから個人情報の管理には注意してきたが、特に非常勤講師に対し、指導・監督が徹底できなかったとし、今後、専任教員だけでなく、非常勤講師に対しても研修会を行い意識の啓発に努めるとしている。また、USBメモリーを原則使用禁止とし、共有サーバーシステム、クラウドの活用など具体策を実行するという。
・個人情報の入ったUSBメモリー紛失についての報告[PDF](プール学院中学校・高等学校)
http://www.poole.ed.jp/wp-content/uploads/2014/10/dcd6c978f94fa34cbb424a442417e0e9.pdf
◎大阪中央労働基準監督署、個人情報含む労災保険の請求書1名分を紛失
大阪労働局は10月21日、大阪中央労働基準監督署(大阪市中央区)が、労災保険の療養費用請求書1名分を紛失したと発表した。発表によると、請求書には氏名、生年月日、傷病年月日、傷病名や経過、装具代請求金額、事業場の名称や所在地、病院名等が記載されている。8月12日、社会保険労務士から支払い状況の問い合わせがあり、確認したところ、請求書は6月23日受付、同25日システム受付入力済みとなっていたが、支払処理がなされておらず、請求書や添付書類を紛失していることが判明した。当該労務士に説明と謝罪を行い、請求者本人には労務士から説明を行うことになった。請求書を当初受け付けた他の労働基準監督署に写しが保管されていたため、この写しにより、支払の処理は完了している。同署は全職員に対し、必要書類と廃棄書類の混在がないようにすることと、廃棄時には複数人で書類の確認を行うことを指示した。大阪労働局では、各労働基準監督署に、個人情報の適正管理の徹底を指示する。
・大阪中央労働基準監督署における文書の紛失について[PDF](大阪労働局)
http://osaka-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/osaka-roudoukyoku/H26/rouei/261021-01.pdf
◎羽曳野市役所、個人情報含む書類紛失
大阪府羽曳野市役所で10月、介護保険料の還付申請書数名分がなくなっていたことが分かった。報道によると、高年介護課の担当職員が10月20日、施錠した机の引き出しに入れてあった申請書がなくなっていることに気付いた。職員は前週の週末に当たる17日に、引き出しの中に書類があることを確認し、施錠して鍵を所定の場所に戻してから退庁したという。机を荒らされたような形跡はなく、市は羽曳野署に被害届を提出した。同市役所では昨年9月、同じ階にある福祉支援課で個人情報を含む書類がなくなっており、同署が関連を調べている。
・羽曳野市
http://www.city.habikino.lg.jp/
◎同志社国際学院初等部、児童の情報含むUSBメモリー紛失
同志社国際学院初等部(京都府木津川市)は10月18日、児童の個人情報が含まれるUSBメモリーを紛失したと発表した。同校によると、紛失したUSBメモリーには、児童名、写真、動画、アセスメント評価を含む授業記録が保存されている。紛失は、学内研究の目的で用意した授業記録を学外に持ち出す必要があったことに起因するという。保護者には、事情を説明し謝罪した。当該授業記録の流出は確認されていない。同校は、再発防止に努めるとしている。
・授業記録の入ったUSBメモリーの紛失について(お詫び)(同志社国際学院初等部)
https://www.dia.doshisha.ac.jp/?p=1677
◎佐倉市、委託業者が粗大ごみ収集依頼者4万件の情報含むHDD盗難
千葉県佐倉市は10月18日、粗大ごみ収集運搬業務を委託している印旛防疫において盗難事件が発生し、金品などとともに、粗大ごみ回収依頼者の個人情報などが記録されたハードディスク(HDD)が盗まれたと発表した。市によると、当該HDDには、2010年4月から2014年10月14日までの粗大ごみ収集依頼者3万9708件について、住所、名字、回収品目、手数料が記録されている。HDDには高度なセキュリティ対策が施されており、内部の情報を取り出すのは非常に困難だという。この件による具体的な被害報告は確認されていない。該当者には謝罪の文書を送付する。市は、同委託先における個人情報の管理について、セキュリティー対策を強化するなど見直しを行う。なお、当該HDDには、同社が佐倉市から許可を得て行っているし尿収集関係の顧客情報1769件も含まれている。
・業務委託先における個人情報が含まれたハードディスクの盗難について(佐倉市)
http://www.city.sakura.lg.jp/0000012057.html
◎北海道総合通信局、メールアドレスを誤送信
北海道総合通信局(札幌市北区)は10月17日、メールを送信した際、特定の人のメールアドレスを誤って送信したと発表した。同局によると、10月16日、同局主催の「e-ネットキャラバン講師認定講習会」の案内メールを関係者に送信し、返信があった関係者にお礼のメールを送信した際、誤って他社のメールを宛先に入れて送った。同局ではメールアドレス等が知られてしまった個人に報告と謝罪を行うとともに、メール送信先に当該メールの削除を依頼した。同局は、再発防止のため、個人情報の厳重かつ適正な管理および取り扱いを徹底するとしている。
・個人メールアドレスの誤送信について(北海道総合通信局)
http://www.soumu.go.jp/soutsu/hokkaido/2014/1017mail.html
◎岡山国際ホテル、メルマガをTOで送り103名の氏名とメールアドレス流出
岡山国際ホテル(岡山市中区)は10月17日、メールマガジンをTOで送り、顧客103名の氏名とメールアドレスが流出したと発表した。同ホテルによると、10月13日午前0時46分頃、同ホテルレストランのメール会員にメールマガジンを送る際、BCCで送るべきところをTOで送信。これにより、顧客の氏名とメールアドレスが流出した。同日午前2時4分頃、メールマガジン送信先に謝罪のメールを送り、午前11時30分頃から電話で事情説明と謝罪を行った。状況に応じて訪問での謝罪も行っている。同社は、再発防止を徹底していくとしている。
・お客様メールアドレス流出に関するご報告とお詫び[PDF](岡山国際ホテル)
http://www.okayamakokusaihotel.jp/pdf/owabi.pdf