◎埼玉労働局、個人情報含む労災保険の請求書1名分を紛失
埼玉労働局(さいたま市中央区)は11月12日、労災保険の療養費用請求書1名分を紛失したと発表した。請求書には、川口労働基準監督署管内の事業場に所属する1名の氏名、住所、生年月日、傷病名や経過、所属事業場の名称、所在地と代表者名、災害の発生状況、受診医療機関の名称等が記載されている。川口署の担当者が10月1日、7月に審査を依頼した請求書について、埼玉局に審査の進捗状況を問い合わせた結果、審査が行われた形跡がなく、当該請求書が見当たらないことが判明した。当該請求書の授受については記録がなく、紛失の原因は特定できていない。埼玉局では10月30日、事業場に電話で事実経過を説明して謝罪。翌31日、事業場を訪問して該当者に謝罪し、該当の医療機関に対しても同日、説明と謝罪を行った。請求書が外部に流失したとの情報は入っていないという。埼玉局では局内および、管内の全労働基準監督署と公共職業安定所に対し、再発防止の徹底を指示した。また、請求書等、個人情報が含まれる書類を持参携行するときは、局と署の双方で直ちに情報を共有するとともに、封筒に担当課や担当者名を明記するなどの対策をとるという。
・埼玉労働局における文書の紛失について[PDF](埼玉労働局)
http://saitama-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/saitama-roudoukyoku/from/kojin/20141112.pdf
◎アクトコール、個人情報含む書類を紛失
不動産賃貸に関連するサポートサービス等を行うアクトコール(東京都新宿区)は11月12日、同社が取次業務を受託しているNHK放送受信契約に関し、顧客の個人情報が記載された書類を紛失したと発表した。同社によると、2月20日、NHK放送受信契約を申し込んだ顧客の情報が記載された書類の一部を、業務委託先が紛失した。紛失が発覚したのは4月28日。該当の顧客には謝罪した。NHKと日本情報経済社会推進協会に報告済み。同社は、社内に個人情報取り扱いの重要性を認識させるとともに、業務委託先各社に対し、個人情報を記載した書類の受領時には、内容物と枚数をチェックシートで確認するよう徹底させるなどして、再発防止に努めるとしている。
・お客様の個人情報紛失に関するお詫びとご報告(アクトコール)
http://www.actcall.jp/news/detail.php?news=57
◎山梨県中央市立中学、教諭の持ち出しによりテスト結果130名分が流出
山梨県中央市教育委員会は11月12日、生徒約130名のテスト結果が流出したと発表した。報道によると、教諭がテスト結果を印刷して自宅に持ち帰り、同じ学校に通う自分の子供に見せ、さらに子供がこれを撮影して友人複数にメールで送信していた。教諭が持ち出したテスト結果は、自分の子どもと同学年の生徒約130名分で、1学期中間、期末テストと、2学期中間テストの計3回分。教諭は、自分の子どもを叱咤激励するためにテスト結果を見せたと話しているという。メールを受け取った生徒のうちの一人が担任教諭に相談し、事態が判明した。市教委は教諭の処分を検討している。
・山梨県中央市
http://www.city.chuo.yamanashi.jp
◎京都労働局、個人情報含む書類の紛失が2件発生、計38人分を記載
京都労働局(京都市中京区)は11月11日、同局労働基準部労災補償課および、京都上労働基準監督署(同区。以下、京都上署)が、個人情報が含まれる書類を紛失していたと発表した。同局によると、労災補償課では、書類2件の紛失が6月25日に判明した。書類には、被災者および事故の相手方の氏名、生年月日、住所、免許証番号、所属事業場の担当者名等が含まれていた。京都上署では6月19日、被災者と事故の相手方の氏名を含む書類4件の紛失が判明した。両件とも、書庫等を捜索したが発見には至らず、誤廃棄したとみられている。紛失書類に個人情報が記載されていた38名には、7月10日と11日に文書を送付して謝罪した。労災補償課および京都上署では再発防止のため、労災担当の職員に対し、廃棄文書の選別を複数人で行うなどの対策を指示した。京都労働局では、管内の全労働基準監督に対し、文書管理の徹底などを指示した。
・京都労働局における文書の紛失及び京都上労働基準監督署における行政文書ファイルの紛失について[PDF](京都労働局)
http://kyoto-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0111/0070/press_ro_141110_2.pdf
◎通販サイト「クルチアーニC」「クルチアーニ」からカード情報流出
衣料品等を扱うリデア(東京本社:東京都港区)は11月11日、同社が運営する通販サイト「クルチアーニ C」と「クルチアーニ」が不正アクセスを受け、クレジットカード情報2万2544件が流出したと発表した。同社によると、クルチアーニ Cでは2013年3月8日~2014年10月15日14時54分の期間で利用されたクレジットカードの情報2万23011件、クルチアーニでは2013年3月21日11時30分~2014年10月20日15時48分の期間で利用されたカードの情報243件が流出した。流出した情報は、カード番号、有効期限、セキュリティコード。氏名や住所等、カード情報以外の情報については、流出した可能性は低いという。10月16日にカード決済代行会社から指摘を受け、事態が判明した。SQLインジェクション攻撃により、Webアプリケーションのアカウント情報を不正取得されたのが原因。不正アクセスを受けていた期間は、クルチアーニ Cが10月8日~同15日、クルチアーニが同12日~同15日。両サイトとも、セキュリティ対策が整うまで休止されている。同社は、再発防止策の構築と顧客情報保護体制の強化に取り組んでいくとしている。
・不正アクセスによるお客様情報流出に関するお詫びとお知らせ(リデア)
http://www.lidea.jp/
http://cruciani.jp/customer/
http://cruciani-c.jp/customer/
◎横浜市中山地域ケアプラザ、利用者129名の情報含む携帯電話紛失
横浜市緑区は11月11日、横浜市中山地域ケアプラザ(同市緑区)が、通所介護送迎時に使用する、同施設所有の携帯電話1台を紛失したと発表した。発表によると、紛失した携帯電話には、施設利用者129名の名字と電話番号が含まれている。11月10日午前8時30分頃、職員が、当該携帯電話が所定の場所にないことに気付いた。施設内や送迎車、送迎経路等を捜索したが見つからず、同日午後0時30分頃、携帯電話の利用停止措置を行った。該当の129名には、事故経過を報告して謝罪した。同施設では、携帯電話返却時のダブルチェックや管理が徹底されていなかったことが紛失の原因だとして、携帯電話持ち出し時と返却時の取り扱い手順を徹底するなど、再発防止を徹底するという。緑区は同施設に対し、個人情報取り扱いマニュアルを順守するよう指示したほか、再発防止に向けた研修を十分行うよう指導するとしている。
・横浜市中山地域ケアプラザにおける公用携帯電話の紛失について[PDF](横浜市)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201411/images/phpwASobI.pdf
◎神戸市兵庫区社会福祉協、募金協力企業等の情報含むUSBメモリーを一時紛失
神戸市兵庫区社会福祉協議会は11月10日、共同募金に協力した事業者等の情報が含まれるUSBメモリーを紛失したと発表、同14日に、当該メモリーが見つかったと発表した。同協会によると、職員が10月30日、事業者名、住所、電話番号、担当者名、募金箱設置状況、募金額が含まれる資料をUSBメモリーにコピーして持ち出し、紛失。警察へ遺失物届を提出し、捜索を行ったが見つからなかったため、11月10日に記者発表を行った。その後、範囲を広げて捜索したところ、同14日、事務所に隣接するスペースでメモリーが見つかった。同スペースに職員以外が立ち入ることがなく、情報漏えいの可能性はないという。同協会では再発防止のため、USBメモリーの使用を禁止し、情報はすべて施錠可能な金庫等に保管することとした。
・紛失した共同募金協力事業者等関係資料(USBメモリ)の発見について (お詫びとご報告)(神戸市兵庫区社会福祉協議会)
http://hyogoku-shakyo.or.jp/