◎ミサワホーム東京、弁護士要請で提供した顧客情報を依頼人が紛失
住宅建築のミサワホーム東京(本社:東京都杉並区)は12月15日、顧客情報が含まれるUSBメモリーを、情報提供先が紛失したと発表した。同社によると、11月24日、ある案件の相手方(以下、依頼人)の代理人弁護士の要請を受け、顧客情報が含まれるCDを当該弁護士に送付。弁護士は情報をUSBメモリーにコピーして依頼人に送付し、これが依頼人宅で所在不明となった。メモリーには、2013年4月から2014年3月頃までの期間に同社が契約、商談、問い合わせ対応をした顧客のうち、1740件分の個人情報が保存されていた。1565件は氏名のみだが、住所88件、電話番号16件、年収100件、建築図面2件も含まれていた。同社は当該弁護士からの連絡で11月27日に事態を把握。12月1日に国土交通省と経済産業省に報告した。同社は今後、再発防止のため、個人情報データの送付を最小限に抑えていくとともに、情報提供先が守秘義務等を負っている弁護士であったとしても、個人情報の取り扱いについて注意喚起を徹底し、漏洩防止策の確認をしていくとしている。
・個人情報漏えい事故のお知らせ[PDF](ミサワホーム東京)
http://tokyo.misawa.co.jp/pdf/20141215.pdf
◎吹田市立中学校、生徒18名の成績など含むUSBメモリー紛失
大阪府吹田市教育委員会は12月15日、市立西山田中学の教諭が、生徒181名分の成績などが含まれるUSBメモリーを紛失したと発表した。報道によると、教諭は同12日の出勤時、電車内でパソコンにUSBメモリーを接続して使用。学校に到着してから紛失に気付いた。メモリーには、2年生181名の氏名や成績などが保存されていたという。
・吹田市
http://www.city.suita.osaka.jp/home.html
◎原子力規制庁、採用試験応募者にメールをTOで送りメルアド30件漏えい
原子力規制委員会の事務局である原子力規制庁が、採用試験応募者30名にTOでメールを送り、メールアドレスが漏えいしていたことが分かった。報道によると、人事課の担当者が12月12日午後、13日に行われる1次試験についての連絡をメールで一斉送信したが、BCCで送るべきところ、誤ってTOで送った。該当者には謝罪のメールを送り、当該メールの削除を依頼したという。
・原子力規制委員会
http://www.nsr.go.jp/
◎新潟県上越地域振興局、メルマガ送信時にBCC設定をせずメルアド50名分流出
新潟県は12月12日、上越地域振興局の職員が気象災害予防情報等をメールマガジンにて配信する際、BCCとして送信するべきところ、誤ってそのまま送信してしまい、個人のメールアドレスが流出したと発表した。発表によると、当該メールマガジンを一斉送信したのは12月11日午前11時20分頃で、BCCとせずに送信したため、50名分のメールアドレスが流出した。事態を把握した後、送信者全員に謝罪して該当メールの削除を依頼し、全員から了承を得た。県は関係職員に対し、メールの取扱いについて注意を喚起した。また、メールマガジンの配信作業を複数人体制とし、相互確認によるチェック体制を強化し、再発防止に努めるとしている。
・ メールアドレスが流出した情報セキュリティ事故発生のお知らせとお詫びについて(新潟県)
http://www.pref.niigata.lg.jp/keieifukyu/1356801673642.html
◎共同通信子会社、業務用パソコンがウイルス感染、顧客名簿流出か
通信社「一般社団法人共同通信社」の子会社で、出版や講演会の事業を手がける「株式会社共同通信社」(本社:東京都港区)は12月12日、業務用パソコン2台が不正なプログラムに感染し、そのうち1台から顧客名簿の一部が流出した可能性があると発表した。同社によると、感染が判明したのは同11日の夕刻。漏えいした可能性のある個人情報の多くは会社名、担当者名、所在地の3つを含み、一部の名簿には電話番号、メールアドレスも含まれているという。情報流出に伴う被害は報告されていない。当該パソコンはただちに使用を中止し、社内ネットワークへの感染拡大はないことが確認されているという。同社は、速やかな原因究明と再発防止に向け、情報セキュリティ強化に取り組んでいくとしている。
・弊社コンピューターの不正プログラム感染について(株式会社共同通信社)
http://www.kyodo.co.jp/notice/2014-12-12_1307470/
◎佐賀大、学生65名の評価含むファイルを誤送信
佐賀大学(本部:佐賀県佐賀市)は12月11日、医学部 1、2年生65名のリポート評価などが含まれるファイルを、誤って佐賀県病院薬剤師会のメーリングリストに送信したと発表した。ファイルは、リストに登録されていたアドレス201件宛てに送信された。報道によると、誤送信したのは12月11日。同学部の教授が、自身が担当する科目の氏名、学科、リポート評価が含まれるファイルを、同じ科目を担当する講師へ送るよう事務職員に指示。事務職員が誤送信した。職員は送信直後に事態に気付き、誤送信先201件に電話で削除を依頼したという。
・佐賀大学
http://www.saga-u.ac.jp/
◎九州電力、業務委託の集金員が顧客情報145名分を記載した書類紛失
九州電力(本社:福岡市中央区)は12月10日、佐賀市内の電気料金集金業務を委託している集金員が8日、集金業務中に顧客情報を記載した書類を紛失したと発表した。発表によると、9日午後6時頃、紛失書類の一部を拾得した顧客から同社へ連絡があり、紛失事実が発覚した。紛失した書類は全部で36枚あり、顧客145名分の情報(氏名、顧客番号、電気料金、契約廃止年月日等)が記載されていた。取得したと連絡があった顧客を同社社員が訪問し、拾得書類29枚(89名分)を受領した。また、同顧客からの情報をもとに、9日夜および10日午前中、周辺地域を捜索し、4枚(33名分)を回収した。残る3枚(23名分)については、10日夕方に発見し回収することができた。管轄の警察署へは10日に紛失を届出している。同社は紛失書類に情報が記載されている顧客に早急に連絡し、お詫びと事情説明を行う。また、今後このようなことがないよう再発防止に努め、厳正かつ適正な管理を実施していくとしている。
・お客さま情報が記載された書類の紛失について[PDF](九州電力)
http://s.kyuden.co.jp/var/rev0/0002/2511/20141210.pdf
◎豊田市立小学校、教諭が児童の個人情報含むUSBメモリー等を紛失
愛知県豊田市は12月10日、市立小学校の教諭が児童の個人情報を含むUSBメモリーなどを紛失したと発表した。発表によると、同教諭は12月9日午後5時50分頃、預けていた子どもを迎えに、車で帰宅途中に市立こども園に立ち寄った。玄関前の駐車場に戻ると、車の助手席側の窓ガラスが割られ、助手席の足元に置いてあった2つのバッグがなくなっていた。当該バッグには、「2015年度に担任する学級全員分のテストの答案」「2015年度に担任する学級児童の漢字ノート、計算ノート」「2015年度に担任する学級全員分のマラソン記録用紙」「デジタルカメラ1台」「2015度に担任する学級児童全員の成績データを記録したUSBメモリー2本」が入っていた。同教諭はこども園の職員と警察に連絡した。盗難現場の周囲を探したがバッグは見つからなかった。午後7時40分に被害届を提出した。市立小は12月11日、保護者説明会で説明した。教育委員会は12月11日、市内小・中・特別支援学校に情報管理の徹底について文書にて通知を出した。さらに、2015年1月13日の校長会議にて、市内全小・中・特別支援学校の校長に情報管理の徹底について指示するとしている。
・個人データの盗難について(豊田市)
http://www.city.toyota.aichi.jp/pressrelease/1274704_7011.html