◎埼玉県立高校、教諭が生徒情報含むファイルを添付したメールを誤送信
埼玉県は2014年12月24日、県立高校の教諭がメールに誤って生徒の成績情報を含むファイルを添付し、送信したと発表した。現在のところ、個人情報の第三者による不正使用等の事実は確認されていない。発表によると、同月18日、県立所沢高校の教諭が、生徒の成績処理業務を自分の教科準備室で行おうと、職員室のパソコンから生徒の成績情報を含むファイルを添付してメール(フリーメール)送信した。送信したメールが届いていないため調べたところ、入力したアドレスの一部が誤っており、第三者に送信されたことがわかった。添付ファイルには、2年生9クラス(計365人)の氏名と性別、2年生4クラス(計160人)の1学期の世界史の成績情報(定期考査の得点、課題の得点、成績評価、欠課時数)が記録されていた。同校は翌19日、職員会議で校長から全職員に事故内容を伝達するとともに、情報セキュリティに関するルール順守の徹底を改めて指導した。週明けの22日には、2年生の学年集会を開き、校長と当該教諭から事故の説明と謝罪を行うとともに、保護者に対しても文書で謝罪した。24日には臨時保護者会を開催し、校長と当該教諭から事故の説明と謝罪を行った。県は再発防止策として、今後改めて校長会議等を通じ、全県立学校において個人情報の適正な管理を徹底するよう指示するとしている。
・生徒の個人情報に関する電子メールの誤送信について(埼玉県)
http://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/141224-06.html
◎良品計画、無印良品キャンプ場のユーザー登録用紙714件分を紛失
無印良品キャンプ場を運営する良品計画(東京都豊島区)は12月23日、個人情報が記載されたユーザー登録申込用紙714件分を紛失したと発表した。同社によると、紛失が判明したのは11月20日。紛失したのは2008年5月~2009年8月登録分の申込用紙で、申込者や家族の氏名、生年月日、血液型、住所、電話番号および、緊急連絡先氏名、住所、電話番号、さらに任意登録項目としてメールアドレスと無印良品キャンプ場WEBログインパスワードが記載されている。紛失の該当者は同用紙を使って申し込みをした人で、WEBで申し込みをした人は対象外。用紙は、保存期限の経過した他の書類に混入して誤廃棄した可能性が高いという。情報の不正使用等の事実は確認されていない。該当者には個別に連絡する。同社は、再発防止策を徹底するとしている。
・無印良品キャンプ場 顧客情報登録用紙の紛失に関するお詫びとお知らせ(良品計画)
http://ryohin-keikaku.jp/news/2014_1223.html
◎オリエンタルランド、予約者248名の情報含むリストをメールで誤送信
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド(本社:千葉県浦安市)は12月23日、顧客情報248名分が含まれるリストをメールで当該248名に誤送信したと発表した。同社によると、12月22日午後7時11分頃、「東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージ」の「バレンタインナイト・2015」1月分プランの予約者に、公演時間の変更に関するメールを送信したが、この際、同プランの1月分予約者全員にあたる248名のリストを誤添付して送った。リストには、予約者の氏名、電話番号、メールアドレス、購入プラン名、予約番号、チェックイン日が含まれていた。対象者にはメールで経緯を説明して謝罪し、リストの削除を依頼。電話でも謝罪と削除要請を行った。誤送信は単純な作業ミスによるものだという。同社は、個人情報に関わる作業手順を徹底するほか、ゲストへメールを一斉送信する際のダブルチェック体制を構築し、運用を徹底するとしている。
・メール誤送信に関するお詫びとお知らせ[PDF](オリエンタルランド)
http://www.olc.co.jp/news/olcgroup/20141223.pdf
◎宮崎大学、教員選考応募者17名の情報含むUSBメモリー紛失
宮崎大学(宮崎県宮崎市)は12月20日、教員選考に応募した17名の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したと発表した。同大学によると、12月18日、同大学の教員から、応募者17名分の氏名、生年月日、住所、電話番号が保存されたUSBメモリーを学内で紛失したと報告があった。同大学で捜索を続けているが、発見には至っていない。当該情報は、ファイル単位でパスワード保護されているという。該当者には事情を説明して謝罪した。同大学は、個人情報の管理、運用の適正化を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・個人情報が入ったUSBメモリの紛失について(宮崎大学)
http://www.miyazaki-u.ac.jp/news/20141220-2
◎三重県、債権差押通知書2名分を入れ違えて滞納者の勤務先に送付
三重県は12月20日、滞納者の給与債権を差し押さえるための書類を誤送付し、個人情報が漏えいしたと発表した。県によると、滞納者の勤務先宛に送付する債権差押通知書等について、12月17日に発送したもののうち2通において、差押調書(写し)を入れ間違えて送った。差押調書には、滞納者の氏名、住所、勤務先、滞納税目と金額が記載されている。12月18日、当該勤務先から連絡を受けて誤送付が判明した。2つの勤務先には謝罪のうえ、当該書類を回収し、漏えいの拡大防止を依頼。該当者2名には事実を伝えて謝罪した。県は、個人情報の保護および適切な事務処理に万全を期すよう職員に周知徹底し、漏えい事故の再発防止を図るとしている。
・債権差押通知書等の誤送付による個人情報の漏えいについて(三重県)
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/2014120296.htm
◎岐阜県、個人情報含むUSBメモリーを紛失した市立中学教諭を戒告処分
岐阜県は2014年12月20日、個人情報が記録されたUSBメモリーを紛失した教員に対し、懲戒処分を行ったと発表した。発表によると、可児市立中学校の教諭が個人情報の不適切な管理により、生徒の成績等が記録されたUSBメモリーを校内において紛失した。これは、地方公務員法第32条(法令等及び上司の職務上の命令に従う義務)・33条(信用失墜行為の禁止)に抵触するとして、同法第29条第1項第1号・2号(懲戒)により、同年12月19日、戒告処分とした。県教育委員会は、このような事案が発生しないよう「個人情報管理に関するマニュアル及びチェックリスト」を作成し、各市町村教育委員会に送付する。さらに、各市町村教育委員会及び校長会と連携し、個人情報の厳正な管理について各学校への指導を徹底するとしている。
・教員の懲戒処分について(報告)[PDF](岐阜県)
http://www.pref.gifu.lg.jp/kensei-unei/kocho-koho/event-calendar/sonota/kyoshokuin/chokai-261220.data/141219chokai.pdf
◎シーアイ化成、入社希望者や従業員など9600名の個人情報含むUSBメモリー紛失
プラスチック加工などを行うシーアイ化成(本社:東京都中央区)は12月20日、入社希望者や退職者、従業員の個人情報が含まれるUSBメモリーを紛失したことを明らかにし、同27日と1月7日に続報を発表した。同社によると、メモリーには、2007年度以降に同社への入社を希望した約5000名と、2005年4月入社を希望した約600名の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、出身大学および、一部の人については面接時所見等の採用関連情報も含まれている。さらに、同社従業員と退職者約4000名分の氏名、住所、生年月日、電話番号と、一部の人については勤務状況および評価、銀行の口座情報が含まれている。12月17日に従業員研修を行った際、研修会場内のOA機器室で研修資料を印刷するために持参したメモリーを、担当者が紛失した。該当者や関係者には郵送等で連絡している。同社は問い合わせ窓口を設置するとともに、被害防止に万全を尽くすとしている。
・個人情報を記録した記憶媒体の紛失に関するお詫びとお知らせ[PDF](シーアイ化成)
http://c11om7fy.securesites.net/cms/whats/20141222_2022314vzU.pdf
・個人情報を記録した記憶媒体の紛失に関するお詫びとお知らせ(続報)[PDF](シーアイ化成)
http://c11om7fy.securesites.net/cms/whats/20141227_112450eudP.pdf
・個人情報を記録した記憶媒体の紛失に関するお詫びとお知らせ(続報2)[PDF](シーアイ化成)
http://c11om7fy.securesites.net/cms/whats/20150107_182541wp9p.pdf
◎新潟県立看護大学、行政文書公開で個人情報流出 10名分の情報
新潟県立看護大学(新潟県上越市)は12月19日、同大学に対する行政文書公開請求において、公開した文書に非公開とすべき個人情報が含まれていたと発表した。同大学によると、12月19日、請求を受けて行政文書を公開したところ、2009年度実習委員会議事録など3つの文書にあわせて10名分の個人情報が含まれていると当該請求者から指摘があった。情報流出の該当者には文書で謝罪し、公開請求者には、知り得た個人情報を適切に取り扱うよう依頼するという。同大学は今後、公開すべき行政文書における個人情報の確認を徹底し、再発防止に努めるとしている。
・行政文書公開における個人情報流出のお知らせとお詫び[PDF](新潟県立看護大学)
http://www.niigata-cn.ac.jp/information/files/2014-1219_info.pdf
◎岡山市、職員が業務で取得した戸籍謄本等を無許可で持ち帰る
岡山市は12月19日、市財政局の男性主任(50歳代)が、業務で取得した戸籍謄本や住民票の写しなど115点を無断で自宅に持ち帰っていたと発表した。報道によると、主任は住宅課に在籍していた2008年、宅地造成に関連する業務のために、戸籍謄本や住民票の写し各1通およびその他の文書を取得。当該業務終了後もこれらを廃棄せず、2010年に部署を異動した際に自宅へ持ち帰って、放置していたとみられる。主任の親族が12月9日、戸籍謄本と住民票の写しを市役所にFAX送信して通報し、事態が判明した。市は主任の処分を検討している。
・岡山市
http://www.city.okayama.jp/index.html
◎室戸市、漁業研修のインドネシア人男性の旅券コピーを突風にあおられ紛失
高知県室戸市は12月19日、市を訪れているインドネシア人男性1人のパスポートのコピーを紛失したと発表した。20日付の高知新聞によると、男性は同12日に室戸入りした漁業研修生47人のうちの一人で、室戸岬町の高知県外国人漁業研修センターに滞在していた。市民課職員が17日午後3時50分頃、同センター近くの室戸岬出張所で住所地確定の手続きを行うため、研修生全員分のパスポートのコピーをふたのない箱に入れ、室戸市役所の東出入り口から外へ出た。その際、突風にあおられて3人分が飛ばされ、うち2人分はすぐ回収できたが、1人分は約10人で2時間ほど付近を探したが見つからなかったという。紛失したパスポートのコピーには、顔写真や氏名、生年月日などが記載されている。
・室戸市
http://www.city.muroto.kochi.jp/