◎キングソフト、別人の名前とメールアドレス含むメールを顧客73名に送信
ソフトウェア開発等を行うキングソフト(本社:東京都港区)は1月7日、同社のオンラインショップで行ったキャンペーンにおいて、購入を検討した顧客に対し、他の顧客の名字とメールアドレスが含まれるメールを誤送信したと発表した。同社によると、当該メールを送ったのは1月7日午後2時15分頃。73名に対し、宛先に他の顧客のメールアドレス、本文中に他の顧客の名字または法人名が表示された状態で送った。当該メール送信のために作成したプログラムに不備があったことが原因。同日、該当者に状況報告と謝罪のメールを送り、当該メールの破棄・削除を依頼した。同社は、再発防止に努めるとしている。
・「KINGSOFT Office 2013(Internet Security同梱版)」販売キャンペーンにおいて、ご購入をご検討いただいたお客様へのメール誤送信についてご報告とお詫び(キングソフト)
http://info.kingsoft.jp/company/information/2015/01/20150107.html
◎大阪市浪速区役所、ホームページに保育所入所児童の個人情報を誤掲載
大阪市は1月7日、浪速区役所保健福祉課がホームページ上で公表していた、同区内の保育所(園)の入所者空き情報に、保育所入所者の個人情報が含まれていたと発表した。発表によると、1月6日午後3時頃に同5日現在の空き状況を掲載したが、7日午前10時頃、区民から、入所児童の情報が載っていると指摘があった。職員が調査したところ、ホームページの情報に添付していた空き状況一覧表のファイルの中に、誤って2014年4月1日に入所した児童の一覧表を混載していたことが判明した。当該一覧表には、各保育所ごとに、入所している児童と転所・退所した児童(計309名)の氏名、障害の有無、保育上の配慮の必要性の有無が記載されていた。情報は同日午前11時に削除済み。該当者には説明と謝罪を行う。市は、ホームページに掲載する資料を作成する際には、作業用ファイルと添付用ファイルを必ず別のファイルにするよう全職員に指導するとともに、掲載前のチェックを厳格に行うよう徹底していくとしている。
・浪速区役所保健福祉課子育て支援担当における保育所入所者情報の誤公表による個人情報の漏えいについて(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/naniwa/0000294129.html
◎九州大学病院、医師がひったくりにあい母子91組の情報含むUSBメモリー紛失
九州大学は1月6日、九州大学病院(福岡市東区)の医師がバッグをひったくられ、中に入っていた患者情報が含まれる個人所有のUSBメモリーを紛失したと発表した。同大学によると、12月18日午後9時頃、バイクに乗った二人組にバックをひったくられた。直後に警察に通報し、被害届と盗難届を提出したが、メモリーは見つかっていない。メモリーには、母親91名の氏名、年齢、使用した子宮収縮抑制剤の名称、細菌検査の結果と、生まれた赤ちゃんの体重、性別、生後の発達、発育状態が保存されている。ほかにも、記号化されて内容の識別はできない状態で母子のデータが保存されているという。メモリーにパスワードは設定されていなかった。紛失した情報の転載や流用の事実は確認されていない。該当者には電話等で説明と謝罪を行い、謝罪の文書も送付した。同大学は、職員等に対し個人情報保護の重要性を徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報が含まれたUSBメモリの紛失について(九州大学)
http://www.kyushu-u.ac.jp/entrance/index_read.php?B_Code=6386
◎ケーブルメディアワイワイ、工事代理店が顧客情報含む文書紛失
ケーブルテレビ事業等を行うケーブルメディアワイワイ(本社:宮崎県延岡市)は1月5日、委託工事代理店が、工事訪問先の情報が含まれる文書を紛失したと発表した。同社によると、紛失が判明したのは12月26日。紛失した文書には、セットトップボックス設置先の氏名、住所等が1件記載されている。該当の顧客には事態を報告して謝罪した。監督官庁に報告済み。同社は、委託工事代理店に対し個人情報取り扱いの重要性について教育を徹底するとともに、業務管理体制を見直し、再発防止の徹底を図るとしている。
・個人情報の紛失のお詫びとご報告(ケーブルメディアワイワイ)
http://www.wainet.co.jp/apology.htm
◎宮崎山形屋、福袋当選者3名の個人情報含む書類紛失
百貨店山形屋グループの宮崎山形屋(宮崎県宮崎市)は1月5日、同2日に店内で開催した「2015年夢福袋公開抽選会場」において、「城山観光ホテルペア宿泊券」当選者の申込用紙3枚を紛失したと発表した。同社によると、商品を当選者に渡した後、申込用紙の所在が分からなくなった。同用紙には、氏名、住所、電話番号が記載されている。第三者に情報が流失した事実は確認されていない。日本百貨店協会と関係省庁に報告済み。同社は、当選者に直接謝罪したいとして、同社に連絡してほしいと呼び掛けている。また、管理体制を強化して、全店を挙げて再発防止を徹底するとしている。
・2015年 夢福袋「申込用紙」紛失についてのお詫びとお知らせ(宮崎山形屋)
http://www.yamakataya.co.jp/facility/fukubukuro
◎ニコラシャール、別人の氏名が記載されたメールを顧客300名に送信
洋菓子店ニコラシャール(本店:東京都渋谷区)を運営するPACK ARTS(同区)は1月5日、顧客300名に対し別人の氏名が記載されたメールを送信したと発表した。同社によると、社員がメール送信先のリストをデータベースから抽出した際に、不注意により、途中から氏名とメールアドレスがずれたことが原因。メールを受け取った顧客から指摘を受け、事態が判明した。同社は再発防止のため、社員教育および顧客管理方法、メール配信フローを見直すとしている。
・メール誤送信のお詫びと今後の対策について(ニコラシャール/PACK ARTS)
http://www.nicolasusagi.com/?page_id=161
◎タカラトミー、カードゲーム大会参加者の個人情報含むUSBメモリー紛失
玩具やカードゲーム等の企画製造販売を行うタカラトミー(本社:東京都葛飾区)が主催し、小学館集英社プロダクション(東京都千代田区)が運営するイベント「デュエル・マスターズ全国大会2014デュエマ甲子園」参加者の個人情報を記録したUSBメモリーが所在不明となっていることを、両社が1月5日に発表した。発表によると、2014年12月23日、同イベントの「エリア代表決定戦関西大会」が京都市勧業館「みやこめっせ」で開催された。翌24日、運営協力会社社員の報告により、開催当日に当該USBメモリーを紛失していたことが判明した。各所の探索を行ったが、発見に至っていない。USBメモリーには、同イベントの全国店舗予選でエリア代表決定戦出場権を獲得した顧客2888件の個人情報(氏名、住所、電話番号、年齢、学年、性別)が記録されている。イベント運営に際しては、USBメモリーに保存する個人情報データは暗号化するルールだったが、運営協力会社は暗号化していなかった。専門会社に依頼して個人情報漏えいの調査をしたところ、現時点では漏えい事実は確認されていないという。両社は該当顧客をすべて特定しており、お詫びの手紙を送付した。また、問い合わせ窓口を設置して該当顧客に対応している。
・お客様の個人情報紛失に関するお詫びとお知らせ[PDF](タカラトミー)
http://www.takaratomy.co.jp/support/oshirase/dmdata150105.pdf
◎浜銀総合研究所、厚生労働省委託事業でメールアドレス流出
横浜銀行グループのシンクタンク、浜銀総合研究所(本社:横浜市西区)は1月5日、同社が厚生労働省より受託している、「短時間労働者総合支援事業」のセミナーの案内メールを過去の申込者に送った際、BCCで送るべきところをTOで送り、674件のメールアドレスが流出したと発表した。同社によると、メールを送ったのは12月12日午前10時頃。東京、広島、札幌各会場の過去の申込者に、それぞれ304通、144通、227通のメールをTOで送った。該当者には謝罪のメールを送り、当該メールの削除を依頼するとともに、謝罪文を送付した。同社は再発防止のため、個人情報の取り扱いについて社内教育および管理体制の強化等を早急に検討するとともに、情報セキュリティの強化に取り組むとしている。
・浜銀総合研究所からのご報告[PDF](厚生労働省パート労働ポータルサイト)
・メールアドレスの漏えいについてのお詫びとご説明[PDF](浜銀総合研究所)
https://part-tanjikan.mhlw.go.jp/img/top/apology.pdf