◎リリオセントラルフィットネスクラブ、委託先が顧客93名の情報含むUSBメモリー紛失
リリオセントラルフィットネスクラブ(東京都葛飾区)を運営する岡田興業(東京都足立区)は2月21日、顧客93名のデータが入ったUSBメモリーを業務委託先が紛失したと発表した。同社によると、体力測定データベース構築を委託している会社の社員が、2月11日午後11時頃、メモリーの入った鞄を電車内に置き忘れ、紛失した。遺失物センターへ届け出て、警察にも遺失物届を提出したが、発見には至っていない。メモリーには、2013年7月から2014年3月に同フィットネスクラブが主催する「大人の体育時間」運動教室に参加した93名の氏名、年齢、性別、電話番号と、うち63名分の体力測定データおよび、40名分の住所が保存されている。データが記載されたエクセルファイルにはパスワードが設定してあるという。該当の顧客には個別に説明と謝罪を行っている。同社は、社内、社外含め情報管理体制の強化を徹底するとしている。
・個人情報の紛失に関するお詫びとお知らせ(岡田興業)
http://www.liriocentral.co.jp/news2/news_i63_u1.htm
◎尾道市立三庄認定こども園、個人情報を記載した「要録」の下書き3名分を紛失
尾道市は2月20日、市立三庄認定こども園において園児の個人情報が紛失したと発表した。発表によると、同園「きく組」に属する3歳児について、「認定こども園こども要録」の下書き3名分を紛失した。同要録は、担任がクラスの園児の年間の指導および保育の過程とその結果を要約し、次の年度の適切な指導と保育に役立てるための資料として作成するものという。下書きの表面には氏名、養護に関わる事項、子どもの健康状態等を記載し、裏面には学年の指導の重点、個人の指導の重点、指導上参考となる事項を記載していた。担任は2月19日午前8時35分頃、前日夜に作成した当該書類を副園長へ提出するため職員室に行ったが、副園長が指定休日であると知って教室へ持ち帰り、自分の鞄に入れた。同日午後2時15分頃に紛失に気づき、主任へ報告。職員で当該書類を捜索した。同日中に副園長、園長へ報告が行われ、園長が教育委員会へ報告した。翌20日朝、教育委員会が同園で状況確認を行い、午前中に因島警察署へ遺失物届を提出した。午後5時半から同園で保護者説明会を開き、事情説明とお詫びをする。教育長は、個人情報保護および適正な文書管理について指導を徹底し、再発防止に万全を期していくとコメントしている。
・尾道市立三庄認定こども園における個人情報の紛失について(尾道市)
http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/www/info/detail.jsp?id=6913
◎スターダストチケット、購入者に別人の情報を誤表示 操作ミスで48名分
チケット販売のスターダストチケットを運営するエブリィ・エンタテインメント(東京都渋谷区)は2月19日、「スターダストチケット」サイトにおいて、チケットを購入しようとした人に別人の情報が表示されたと発表した。同社によると、48名分の氏名、メールアドレス、申込履歴が誤表示されたおそれがある。ネットワーク機器調整時の操作ミスによるもので、システムに不具合はなく、同様の問題は発生しないことを確認したという。該当者には個別に連絡を取っている。この件による顧客情報の悪用、被害は確認されていない。同社は、管理の強化を図り、再発防止に努めていくとしている。
・お客様情報の誤表示のお詫びとお知らせ(スターダストチケット)
https://www.stardust-ticket.com/mp/info01
◎千葉県さわやかちば県民プラザ、メールに12名の情報含む名簿を誤添付して送信
千葉県は2月18日、県さわやかちば県民プラザ(千葉県柏市)において、3月に実施する「体験活動ボランティア活動スキルアップ講座」の申込者のうち12名に対し、誤って申込受付名簿を添付してメールを送ったと発表した。県によると、2月12日、担当者が参加決定通知書をメールに添付して送ろうとして、誤って名簿を添付した。名簿には、12名分の氏名、性別、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスが含まれていた。直後に誤添付に気付き、該当者に連絡を取って謝罪し、当該メールの削除を依頼した。県は、担当者の確認不足に加え、組織内で複数職員による確認が行われなかったことが事態の原因だとして、再発防止のため、個人情報を含む電子データは名称を「○○○(部外秘)」などとし、慎重な取扱いを要するものである旨を明示すること、メールの送信にあたっては宛先、添付ファイル等のメール内容を確認するとともに、複数の職員でチェックを行うこと、個人情報を含むデータは特定の場所に保存し、利用する担当者を限定して厳格な管理を行うなどの対策を実施するとしている。
・さわやかちば県民プラザにおける個人情報の漏えいについて(平成27年2月)(千葉県さわやかちば県民プラザ)
http://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shougaku/press/2014/kenpla0218.html
◎東京武蔵野病院、患者情報が保存されたノートパソコンを紛失
東京武蔵野病院(東京都板橋区)は2月18日、患者の輸血履歴情報が保存されているノートパソコン1台を、病院内で紛失したと発表した。同病院によると、2月11日に臨床検査システムの入替作業を行ったあと、旧システムで使用していた当該パソコンの所在が分からなくなった。パソコンには、2006年11月1日から2013年12月5日までに同病院に入院した患者101名と、同期間に通院し現在入院中の患者1名のID、カナ表記の氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、血液型、年齢、輸血実施日、病名、使用製剤名、輸血歴や副作用の有無などが保存されている。外部に情報が流出したという情報や、不正使用の事実は確認されていない。所轄警察署へ届出済みで、関係機関にも報告した。該当の患者と家族には報告と謝罪の文書を発送した。同病院は、個人情報の取扱いに関する各種規則やガイドラインの重要性について職員に教育と指導を徹底するとともに、作業手順の見直しを図り、再発防止に最善を尽くすとしている。
・輸血履歴情報を保存したノート型パソコンの紛失に関するお知らせとお詫び[PDF](東京武蔵野病院)
http://www.tmh.or.jp/news/20150218.pdf
◎直伝、運営サイトが不正アクセス受けアカウント情報流出の可能性
オンラインセミナーの運営等を行う直伝(東京都港区)は2月18日、同社が提供するWebサイト「直伝チャンネル」が海外から不正アクセスを受け、チャンネル登録者のメールアドレス、ユーザー名、暗号化されたパスワードが外部へ流出した可能性があると発表した。同社によると、不正アクセスがあったのは2月18日早朝。パスワードは暗号化されているが、パスワードを他サービスで使いまわしていた場合は、念のため変更してほしいと同社は呼び掛けている。従来の直伝チャンネルサイトは、しばらく閉鎖するという。同社は、再発防止に努めるとしている。
・直伝チャンネルサイトへの不正アクセスについて(直伝)
http://jms.jikiden.info/20150218_134