◎東電福島原子力補償相談センター、個人情報5名分含む損害賠償請求書1通を紛失
東京電力株式会社(本店:東京都千代田区)は4月15日、個人情報を含む原子力損害賠償に関する書類を紛失したと発表した。発表によると、同社福島原子力補償相談センターの相談窓口に4月13日、請求者が来所して請求内容の進捗状況について問い合わせた。これを受けて当該請求書の処理状況を確認したところ、請求書1通を紛失していることが判明した。紛失したのは2014年2月に同社福島原子力補償相談室社員が請求者から預った「田畑に係る財物賠償のご請求書(証憑類を含め一式)」で、請求者を含め5名の個人情報(氏名、住所、請求内容等)が記載されている。同社は15日に福島警察署に紛失届けを提出し、紛失したと思われる箇所を捜索しているが、現時点で発見できていない。紛失原因は、預った請求書を同社事務所間で授受する際に、本来定められた方法を守らなかったことにあるという。同社は今後、預った請求書の取り扱いルールを再徹底する。また、請求書の処理状況について総点検を実施し、今後も定期的に点検を実施することにより、個人情報を含む原子力損害賠償に関する書類の厳重・適正管理に努めていくとしている。
・原子力損害賠償に関する書類の紛失について(東京電力)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2015/1249728_6818.html
◎箕面市立小学校、児童24名分の緊急時連絡カードを紛失
大阪府箕面市教育委員会は4月14日、市立小学校が児童24名分の緊急時連絡カードを紛失したと発表した。同日付の産経新聞によると、カードには児童と保護者の氏名、住所、電話場号などが記載されている。カードは職員室で保管しているが、今月7日、1クラス分がなくなっていることが分かった。情報が悪用されたという報告は入っていないという。
・箕面市
http://www.city.minoh.lg.jp/
◎中村学園大と同短大、システム不具合で特定の学生へのメール6通を全学生に送信
中村学園大学と中村学園大学短期大学部(福岡市城南区)は4月14日、システムの不具合により、特定の学生へのメールが全学生に送信される事案が6件発生したと発表した。発表によると、誤送信は4月7日午後7時32分からから9日午前10時までに発生。メールは実習、宿泊研修に関する連絡4件と、個人宛の連絡2件の計6件で、特定の個人情報やプライバシーに関する内容ではなかった。3月に導入したポータルサイトのシステムで学生への通知機能を使用した際、特定の操作を行うと、発信先として特定の個人を指定していても全学生へ配信してしまうという不具合が発生していた。同大では全学生に誤送信に関する謝罪のメールを送った。この件により学生の個人情報が第三者に流出したという情報は確認されていない。同大は、関係部署と連携のうえ必要な対策を講じ、万全の態勢で再発防止に取り組むとしている。
・メール誤送信に関するお詫びとお知らせ[PDF](中村学園大学・中村学園大学短期大学部)
http://www.nakamura-u.ac.jp/uploads/information/0000000235.pdf?1429424389
◎いわき市、職員が市税還付金該当者994人分の情報含むUSBメモリー紛失
福島県いわき市は4月13日、職員が市税還付金該当者994人分のデータを含むUSBメモリーを紛失したと発表した。報道によると、職員は税務課で県への報告書類を作成していたが、4月10日、データをUSBメモリーに複写して持ち帰った。4月の異動に伴う引き継ぎ処理を自宅で行うためだったという。複写したデータは、2011年度から2013年度までの市税還付金該当者994人分の氏名や還付税額、還付年月日など計3942件。複写の際に別の職員が立ち会っていたが、許可がない複写やデータ持ち出しは禁じられている。職員は書店やコンビニなどに立ち寄って帰宅し、同日夜にズボンのポケットに入れていたUSBメモリーがないことに気付いた。探したが発見できず、12日午前に上司に報告した。市は13日に警察署に遺失届を提出するとともに、税統括担当者と税務課長が記者会見を開き、謝罪した。市は該当者に謝罪文を送付し、職員の処分を検討するとしている
・いわき市
http://www.city.iwaki.fukushima.jp/
◎遠軽町、個人情報含むファイルを誤送信
北海道遠軽町は4月13日、「遠軽町ふるさと寄附金」の寄付申込書をメールに添付して送信したところ、当該ファイル内に2名分の個人情報が含まれていたと発表した。同町によると、寄付の申し込みに不備があった9名に対し、当該ファイルを送った。4月8日、受信した人からの指摘で事態が判明。申込書の送信にあたり、個人情報が含まれていることの確認を怠ったことが原因だという。情報が流出した2名には謝罪し、受信者には謝罪の上、データの削除を依頼した。町では再発防止のため、メールに寄附申込書を添付して送ることをやめ、町からのメールに入力フォームを掲載し、必要事項を入力したものを返信してもらう方法に変更した。町は、再発防止の徹底を図るとしている。
・個人情報を含むファイルの誤送信について(遠軽町ふるさと寄附金)(遠軽町)
http://www1.engaru.jp/topics/furusato.html
◎かながわ信用金庫、39店舗で睡眠預金印鑑票1153枚紛失
かながわ信用金庫(本店:神奈川県横須賀市)は4月10日、39店舗において、睡眠預金印鑑票1153枚を紛失していたと発表した。同金庫によると、一部店舗で同書類の紛失が判明し、全店舗で調査を行った結果、事態が判明した。同書類には、顧客の氏名、住所、生年月日、電話番号、口座番号、印影が含まれている。顧客からの照会や問題となる事象は生じておらず、誤って廃棄した可能性が高いという。同金庫は、顧客情報の取り扱いに関する教育と指導を強化し、誤廃棄の再発防止に取り組んでいくとしている。
・印鑑票の誤廃棄について[PDF](かながわ信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/kanagawa/news/150410.pdf
◎済生会八幡総合病院、患者42名の情報含むUSBメモリー紛失
済生会八幡総合病院(北九州市八幡東区)は4月10日、患者42名の情報が含まれるUSBメモリーを紛失したと発表した。同病院によると、3月まで同病院に勤務していた整形外科の医師が、3月28日昼頃、家を出る際に上着のポケットに入れたUSBメモリーがなくなっていることに気付いた。メモリーには、当該医師が2014年4月から2015年3月までに手術を行った患者42名の氏名、年齢、性別、診断名、手術内容が含まれている。情報の流失や不正使用についての報告や問い合わせは寄せられていないという。該当の患者には直接会って、経緯の説明と謝罪を行っている。同病院は、全職員に個人情報保護の重要性について注意を喚起するとともに、研修を強化するなどして、個人情報の適切な取扱についての法令順守を徹底するとしている。
・済生会八幡総合病院における個人情報を含むUSBメモリーの紛失について(お詫び)[PDF](済生会八幡総合病院)
http://www.yahata.saiseikai.or.jp/archives/001/201504/552739e759d92.pdf
◎横浜市大付属病院、心理療法士が患者200名の心理検査報告書含むUSBメモリー紛失
横浜市立大学附属病院(横浜市金沢区)は4月10日、患者約200名の個人情報を含むUSBメモリーを院内で紛失したと発表した。発表によると、同院の心理療法士が4月8日午前8時30分、同院3階の心理検査室において、患者約200名の個人情報を含むデータをノートパソコン(固定ワイヤ付)からUSBメモリーに取り込み、同一階にあるデイケアルームに持参した。同45分、同ルームで復職支援プログラム実施のため、USBメモリーを取り付けようとしたところ、持参したはずのUSBメモリーがないことに気づいた。直ちに室内を2人で探したが発見できなかった。同日午後12時~18時に心理療法士を含む精神科スタッフで、翌9日午前9時~11時は精神科全体で、同日午後2時~3時には清掃業者等の協力も得ながら捜索したが、発見できなかった。当該メモリーには、患者約200名の心理検査報告書(氏名・カルテ番号・生年月日・年齢・性別・心理検査結果)が記録されていた。同学は学内ルールとして、USBメモリーで個人情報を扱う場合はメモリーやファイルにパスワードをかけること、個人情報が入ったメモリを保管する場合は収納場所を施錠管理することを定めている。同院は今後、個人情報の取扱いルールについて周知徹底を図るとしている。
・患者の個人情報を記録したUSBフラッシュメモリの院内紛失について[PDF](横浜市大付属病院)
http://www.yokohama-cu.ac.jp/univ/pr/press/pdf/150410.pdf
◎結城病院、患者情報3372件がネット上で閲覧可能に
結城病院(石川県金沢市)は4月9日、患者、職員、元職員の個人情報を含むファイルがネット上で閲覧可能になっていたと発表した。同病院によると、職員が向精神薬の等価換算表の解説書のデータファイルを外部へ提供する際、上記ファイルに患者情報を含むデータが含まれていたことに気づかなかったことが原因。3月3日から同31日正午頃まで閲覧可能になっており、266回のアクセスがあった。流出件数は3372件で、患者の氏名、性別、生年月日、患者ID、病名ID、入院・外来の区別などが含まれている。うち298件については、年齢や投薬内容が、1件については病名、症状、投薬経過も含まれていた。3月31日にファイルを閲覧できないようにしたが、検索結果に表示される状態が4月7日まで続いていた。該当の患者には書面で説明と謝罪を行っている。同病院は、個人情報の管理について職員に周知徹底し、再発防止に努めていくとしている。
・個人情報の流出に関するご報告とお詫び(結城病院)
http://www.kfk-yukihp.or.jp/oshirase.html
◎志摩市立小学校、新入学児童11名の調査票紛失
三重県志摩市教育委員会は4月9日、市立安乗小学校で、新入生11名全員の児童調査票を紛失したと発表した。報道によると、調査票には、児童と保護者の氏名、住所、家族構成、連絡先などが記載されている。2月に行った新入児童保護者説明会で当時1年生の担任だった元教諭が調査票を回収したが、元教諭は保管場所の金庫に入れたかどうかを覚えていないという。元教諭は3月末で退職している。同校では4月8日の入学式後、保護者に紛失について説明し、謝罪した。情報が悪用されたという報告はないという。
・志摩市
http://www.city.shima.mie.jp/