◎日本郵政、サービス登録者の情報7500件を誤送信
日本郵政(本社:東京都千代田区)は6月10日、「建設工事発注情報メールサービス」登録者の情報約7500件をメールで誤送信したと発表した。同社によると、誤送信は6月8日に不動産部門施設部で発生。同サービス登録者の情報約7500件が含まれるデータファイルを、登録者7500者に誤送信した。データに含まれていた情報は、登録者名、メールアドレス、電話番号、住所。誤送信先には、メール送信の2時間後に情報の削除を依頼した。同社は、情報の管理を強化し、再発防止に努めていくとしている。この問題をめぐっては総務省が同日、同社に対し、二次被害を防止するための適切な対応をとり、再発防止策を講じて報告するよう要請している。
・建設工事情報発注メールサービス登録者情報の誤送信について(日本郵政)
http://www.japanpost.jp/information/2015/20150610110867.html
・日本郵政株式会社の情報漏えい問題への対応(総務省)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu13_02000028.html
◎石油連盟、パソコンのウイルス感染で資料流出し個人情報も流出のおそれ
石油精製・元売り企業の団体である石油連盟(東京都千代田区)は6月9日、事務局員が使用しているパソコンが標的型メールによってウイルスに感染し、石油政策上の要望事項などの情報が流出したことを明らかにしたが、同15日、実際に流出が確認されてはいないものの、個人情報の流出も否定できないと発表した。同連盟で保有していた個人情報は、高効率給湯器導入支援補助金を申請した人の情報2万5093件と、広報アンケート当選者等の情報2214件。氏名、住所、電話番号と、補助金申請者については銀行口座情報も含まれている。該当者には文書で通知する。同連盟は、メール開封時の対応の徹底など職員教育の強化を図るほか、セキュリティ対策の強化等に努めていくとしている。
・石油連盟パソコンのマルウェア感染による情報流出について(石油連盟)
http://www.paj.gr.jp/paj_info/press/2015/06/15-000744.html
・標的型ウイルスメールによる感染について(石油連盟)
http://www.paj.gr.jp/paj_info/press/2015/06/09-000741.html
◎ワールド・エステート、車上荒らしで顧客情報86件含む書類盗難
不動産業のワールド・エステート(大阪市北区)は6月8日、同社社員が車を荒らされ、顧客情報が含まれる書類を鞄ごと盗まれたと発表した。同社によると、5月29日深夜、車の窓ガラスを割られ、車内に置いてあった鞄を盗まれた。鞄の中に入っていた書類には、顧客の氏名、年齢、勤務先名等が86件含まれていた。警察へ盗難届を提出済み。対象の顧客には事情説明と謝罪を行っている。情報の不正使用等の事実は確認されていない。同社は再発防止のため、今後、顧客情報の持ち出しを原則禁止とするほか、社員教育の徹底、管理体制の強化などの対策を行うとしている。
・個人情報紛失についてのお詫びとお知らせ[PDF](ワールド・エステート)
http://www.world-est.co.jp/archives/2015/05/images/1527741346.pdf
◎キャプティ、委託先のパソコン盗難で送信した顧客情報37件紛失
ガス配管工事等のキャプティ(本社:東京都品川区)は6月8日、ガス空調機器の設置作業を委託している会社のパソコン等が盗難にあい、当該パソコン内に保存されている同社の顧客情報37件が紛失した可能性があると発表した。発表によると、同社は5月28日午前8時頃、委託会社からパソコン3台、業務用トラック1台および業務用資材等が盗難被害にあった旨の連絡を受けた。パソコン内の情報を確認したところ、同社からメール送付した顧客情報が保管されていることがわかった。同社に保管されている送付済みメールを調査した結果、6月6日に顧客37件の住所、物件名、電話番号、設計図面、工程表、写真等が保管されている可能性があることが判明した。当該パソコンは起動時パスワードが設定されておらず、保管ファイルの一部にもパスワードが設定されていなかった。委託会社は5月28日午前7時頃、所轄警察署に盗難被害を届け出ている。翌29日午後9時頃、盗難にあったトラックが発見されたが、パソコンや業務用資材については現在のところ見つかっていない。盗難紛失した顧客情報が外部に流出した事実は確認されていない。同社は該当顧客全員に個別に連絡し、事情説明とお詫びをしている。また今後、委託先会社とも連携して再発防止に努めていくとしている。
・パソコン等の盗難被害に伴うお客さま情報の紛失について(キャプティ)
http://www.capty.co.jp/news/20150608.html
◎りそな銀行中目黒支店、関係者が芸能人の来店情報を漏えい
りそな銀行(本店:大阪市中央区)は6月8日、特定の顧客が中目黒支店に来店した情報が、Twitter上に漏えいしていたと発表した。報道によると、同支店に勤務する派遣社員の家族の女性が、芸能人が同支店に来店したことをツイートしていた。またこの女性は、当該派遣社員が別の芸能人の免許証のコピーを持ち帰ったことがあるともツイートしていた。りそな銀行では事実関係を調査中で、調査結果に基づき厳正に対処する方針。同行は、再発防止に全力を挙げて取り組むとしている。
・お詫びとご報告[PDF](りそな銀行)
http://www.resona-gr.co.jp/holdings/news/newsrelease/pdf/20150608_1a.pdf
◎大阪市、国民生活基礎調査の調査員が22名分の個人情報含む書類紛失
大阪市健康局は6月8日、平成27年国民生活基礎調査において、大阪市長から任命を受けた調査員が、担当の住吉区で22名分の情報が含まれる調査関係書類を紛失したと発表した。発表によると、調査員は5月30日に担当調査地区の世帯を訪問して調査票を配布したが、自転車で帰宅する途中に転倒。前かごに入れていた書類等が散乱し、回収して帰宅した。その後6月3日になって、調査のため自宅で書類を確認した際に、2点の紛失に気付いた。紛失したのは調査地区要図1枚と調査単位区別世帯名簿1枚で、世帯主氏名、世帯員数、地図が含まれている。対象世帯を訪問し、事情説明と謝罪を行っている。警察に遺失届を提出済み。市健康局では、調査員に調査関係書類の管理を徹底するよう注意喚起した。また、チェックリストの活用などにより紛失防止策をすすめていくという。
・平成27年国民生活基礎調査にかかる調査関係書類の紛失について(大阪市健康局)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kenko/0000312919.html
◎済生会御所病院、患者7749名の情報含むハードディスク紛失
済生会御所病院(奈良県御所市)は6月6日、2000年から2015年2月までにリハビリテーションを受けた患者7749名の個人情報が保存された、ポータブルハードディスク(HDD)を紛失したと発表した。同病院によると、紛失が発覚したのは5月21日。HDDはバックアップに使用していたもので、患者の氏名、患者番号、年齢、性別、病名、手術日、退院日、日常生活行動レベルが保存されている。対象の患者には報告と謝罪の文書を送付する。情報の不正流出等の事実は確認されていない。同病院は再発防止のため、全職員に対し個人情報の適正な取り扱いについての指導を徹底するとしている。
・当院における個人情報を含むハードディスク紛失に関するお詫びとお知らせ[PDF](済生会御所病院)
http://www.saiseikai-gose.jp/information/topics/image/pdf/hunshitsu.pdf