◎東京都大田区立小学校、児童36名の情報含むSDカードや書類紛失
東京都大田区は12月18日、区立開桜小学校の教諭が、児童の個人情報が含まれるSDカードと書類を紛失したと発表した。区によると、教諭は12月9日、自宅において、担任する4年3組の児童35名の通知表所見を保存したSDカードと、国語、算数、理科の素点を記入した用紙の紛失に気付いた。同校では校内や教諭の自宅を探したが見つからず、12月16日、児童に謝罪と説明を行うとともに保護者へ通知。翌17日に臨時保護者会を開いて謝罪した。区教委は、個人情報の取り扱いについて厳正な管理を行うよう全校の教職員に周知徹底していくとしている。
・SDカード及び素点表の紛失について(東京都大田区)
http://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/press/release26/20141218.html
◎鎌倉市立中学校、教諭が生徒の作文やテスト結果などを自宅に持ち帰り紛失
鎌倉市教育委員会は2015年12月18日、市立中学校の教諭が生徒の個人情報を含む書類を紛失したと発表した。同20日付の毎日新聞によると、教諭は12月4日に担任する生徒の作文や漢字テストの結果などをクリアファイルに入れ、自宅に持ち帰った。同8日に出勤した際に紛失に気づき、管理職に報告。全職員で学校の内外を探したが、見つからなかった。紛失したのは、24人分の作文のほか、30人分漢字テスト点数表や体育の実技取組表。市教委によると、市立学校では、個人情報を含む書類は職員室の所定の場所で管理する決まりで、やむをえず校外に持ち出す場合は校長の許可を得ることになっていたが、教諭は許可を得ていなかった。
・鎌倉市教育委員会
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kyouiku/kyouiku/iinkai/
◎金沢信用金庫、2店舗で顧客情報含む帳票綴り紛失
金沢信用金庫(本店:石川県金沢市)は12月18日、2店舗で顧客情報が記載された為替関係帳票綴りを紛失したと発表した。同金庫によると、安原支店では、約5054先の情報を含む2008年6月~9月分の綴りを、また小立野支店では、約2454先の情報を含む2006年9月~2007年3月分の綴りを紛失した。同綴りには、顧客の氏名、住所、電話番号、口座番号、取引金額等が含まれている。紛失は、本部での集中保管のために各支店で保管状況を自主的に調査した際に判明。保存期間満了書類の廃棄処分を行った際に、当該書類も同時に廃棄(焼却)してしまった可能性が高く、外部への流出の可能性は極めて低いという。情報が不正に利用されたとの連絡や問い合わせなど、顧客情報の外部流出を疑わせる事象は発生していない。また、他に10店舗で保存期間満了前の文書を廃棄したことが判明したが、これらについては廃棄証明書等の証跡により、廃棄の事実が明確に確認できているという。同金庫は、再発防止のため、顧客情報の保管管理手続きを見直し、厳格な管理に取り組んでいくとしている。
・お客さま情報の紛失について[PDF](金沢信用金庫)
http://www.shinkin.co.jp/kanazawa/kinshin/info/data_news/t-2014-12-18.pdf
◎エヌシーマック、切り替え前の旧カード番号含む顧客情報503名分が流出
金融業のエヌシーマック(本社:北海道旭川市)は12月18日、警察機関より同社クレジットカード情報の流出について連絡を受けて調査を行った結果、一部会員のクレジットカード情報が流出していたと発表した。同社によると、11月25日に指摘があり、モニタリング体制を強化の上、精査を行ったところ、12月17日現在でカード会員503名の情報が流出していることが判明した。流出の原因は調査中だ。同社では2012年10月時点のカード会員について、全てのクレジットカード番号を切り替える作業を行っており、これが2013年3月に完了。今回流出が確認されたのは切り替え前の番号で、不正利用による会員の被害は確認されていない。流出が確認された情報は、旧カード番号と有効期限、暗証番号、セキュリティコード、カード限度額、氏名、生年月日、住所、郵便番号、電話番号、メールアドレス、勤務先情報。該当の会員には郵便等で連絡している。経済産業省北海道経済産業局、北海道、関係機関、警察機関へ相談、報告、届出済み。同社は、今後、新たな事実が判明した場合には、同社ホームページで報告するとしている。
・お客様情報一部流出に関するお知らせとお詫び(エヌシーマック)
http://www.ncmac.co.jp/info/20141218/index.html
◎かもめインターネット、顧客2名にアカウント情報を入れ違えて送付
インターネット接続プロバイダーのかもめインターネットを運営するネットフォレスト(本社:横浜市神奈川区)は12月18日、かもめインターネット会員にアカウント情報を郵送する際、会員2名のアカウント情報を入れ違えて発送したと発表した。同社によると、12月1日にサービス申し込みや変更などの手続きをした複数の会員に、同日付でアカウント情報などの書面を郵送にて発送。同12日、書面を受け取った会員からインターネット接続が不安定になるとの問合せがあり、利用状況の確認等を行ったところ、2名の顧客についてアカウント情報を入れ違えて送付していたことが判明した。誤送付した書面には、インターネット接続用アカウント、メールアドレス、会員ページWEBフォーム申請専用アカウントとこれらのパスワードが記載されていた。氏名など、これ以外の情報は含まれていない。該当の会員には謝罪してパスワードを再発行し、日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)および経済産業省に報告した。同社は、再発防止のため、書類の取り扱いに関するルールを整備し、全スタッフがルールに従って書類を取り扱うよう徹底するとしている。
・一部の会員様に関するアカウント情報の誤送付のお詫びとご報告(かもめインターネット)
http://www.kamome.or.jp/topics/2014/12/000330.html
◎大阪市立小学校、教員が児童の個人情報含む書類やUSBメモリー等紛失
大阪市教育委員会は12月17日、市立小学校の教員が、同市西区内の7つの小学校の特別支援学級に在籍する児童の情報などが含まれる書類や、USBメモリーなどを紛失したと発表した。発表によると、教員は12月12日午後6時20分頃、書類やUSBメモリー等を鞄に入れて退勤。帰宅途上で飲食店等に立ち寄った後、13日午前0時5分頃、電車を降りようとして鞄がないことに気付いた。立ち寄り先や駅に問い合わせ、警察署に紛失届を提出したが、発見には至っていない。紛失した個人情報は、学校名と児童名37名分を含む、区内7小学校の特別支援学級児童一覧表のほか、教諭が勤務する小学校の特別支援学級児童7名分の情報を含むノート、同10名分の情報を含む支援計画、同10名分の写真や動画。USBメモリー本体や文書ファイルにパスワードは設定されていない。当該校では、該当児童の保護者に経過説明と謝罪を行う。市教委は、本来認めていないUSBメモリーの持ち出しにより生じた事案であることから、当該校に対し、個人情報管理に関する校内規定の見直し、点検と管理の徹底を指導するという。
・大阪市立小学校における個人情報を含むUSBメモリー等の紛失について(大阪市)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000292779.html
◎帝京大学、都から委託された公共職業訓練生への一斉送信でメルアド19名分流出
東京都産業労働局と、都から委託を受けて公共職業訓練を行っている帝京大学は12月16日、同大学の事務担当者が職業訓練生19名にTOでメールを一斉送信し、メールアドレスが流出したと発表した。発表によると、担当者は12月12日、都の公共職業訓練「アカウンティング・プリンシパル養成科」の訓練生19名に対しメールをBCCで送るべきところ、誤ってTOで送った。なおメールのうち2名分は、大学側の誤入力により未着だった。訓練生の一人から指摘があり、事態が判明。同大学では訓練生19名に事実を報告して謝罪した。都では、同大学に対し文書による指導を行うとともに、再発防止策の提出を指示した。また、民間委託訓練の全ての受託者に対し、個人情報の管理、メール送信の方法、事故発生時の対応についての周知徹底と点検を指示するという。
・民間委託訓練における個人情報の流出について(東京都)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2014/12/20och100.htm
・【重要なお知らせ】個人情報を含むメール誤送信に係るお詫びとお知らせ(帝京大学)https://www.teikyo-u.ac.jp/affiliate/laboratory/laboratory_o/news/2014/1216_4010.html
◎豊岡病院日高医療センター、患者22名分の情報が流出したおそれ
豊岡病院日高医療センター(兵庫県豊岡市)は12月16日、患者情報最大22名分が流出したおそれがあると発表した。同センターによると、診療情報明細書のコピーが患者配布用の検査説明書類に混入したことにより、他の患者の目に触れた可能性がある。当該明細書には、患者の氏名、生年月日、ID番号、保険者番号、傷病名、診療開始日、当該月の診療実日数が記載されていた。3枚6名分の混在の事実を確認し、直ちに回収したが、これらが他の患者の目に触れた可能性があることおよび、残り16名分が誤って持ち帰られた可能性があることから、該当の患者全員に直接、報告と謝罪を行うという。同センターは、センター内で個人情報を取り扱っている業務委託先の会社を含めた全スタッフに対し、個人情報管理の重要性について徹底を図っていくとしている。
・患者様情報流出の疑いに関するお詫び(豊岡病院日高医療センター)
http://www.toyookahp-kumiai.or.jp/modules/hidakanews/index.php?page=article&storyid=38