◎東京都立高校、生徒184名の情報含む教務手帳紛失
東京都教育委員会は11月27日、都立足立工業高校(足立区)の教諭が、生徒184名分の個人情報を記載した教務手帳を紛失したと発表した。報道によると、同手帳には、生徒の氏名やテスト結果などが記入されており、184名分の情報が含まれている。教諭は11月13日にスーパーで買い物をした際、袋詰めをする台の上に鞄を置き忘れており、この鞄に手帳が入っていたとみられている。スーパーの防犯カメラに、何者かが鞄を持ち去る姿が映っていたという。
・東京都教育委員会
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/
◎日本ヴォーグ社、顧客情報2103件がネット上で閲覧可能に
手芸専門出版社の日本ヴォーグ社(東京都新宿区)は11月27日、同社が運営する毛糸ショップKeitoの実店舗およびネットショップの顧客情報2103名分が、システム上の不備により、ネット上で閲覧可能になっていたと発表した。同社によると、Keitoで会員登録をしている顧客のうち2103名分の氏名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、生年月日が外部から閲覧できる状態になっていた。11月18日、顧客から個人情報が検索結果に表示されるという連絡があり、事態が判明。同社では直ちに外部からのアクセスができないようにサーバー停止等の措置をとり、検索サイトに検索結果からの個人情報削除を依頼。20日、全データが検索結果から削除されたことを確認した。該当者には11月19日にメールで連絡したが、メールアドレスの登録が不完全だった顧客には郵送で案内する。情報が不正に利用された事実は確認されていない。同社では再発防止のため、システムの総点検および改修を行ったほか、所轄官庁である経済産業省への報告も行うとしている。
・Keitoお客様情報に関するお詫びとお知らせ(日本ヴォーグ社)
http://www.nihonvogue.co.jp/info/2014/1127.html
◎宮城県、ホームページで個人情報1401件を誤公開
宮城県は11月27日、長寿社会政策課のホームページに、誤って1401名分の個人情報を掲載していたと発表した。同課によると、ホームページに掲載していた介護事業者の指定等に関する情報において、965事業所について、本来掲示すべきではない法人代表者と事業所管理者の個人情報が掲載されていた。誤掲載されていた情報は住所、電話番号など。11月25日に一般の人から県に指摘のメールがあった。同課では当該ファイルを直ちに閲覧停止とし、ファイルを訂正。該当の事業者には謝罪文書を送付した。被害等の連絡は受けていないという。同課は再発防止のため、ホームページに掲示するファイルは必要最小限のデータとするなど、個人情報の取扱いに十分配慮して作成するよう徹底するとしている。また、掲示前に内容を複数の職員で確認し、掲示直後にも状況の再確認を行うという。
・ホームページでの誤公開による個人情報の掲示について(長寿社会政策課)(宮城県
http://www.pref.miyagi.jp/release/ho20141127-7.html
◎つくばみらい市立保育所、車上荒らしで園児名簿など盗難
茨城県つくばみらい市は11月23日、市立保育所の保育士が車を荒らされ、車内にあった園児名簿や出席簿等、個人情報が含まれる書類を盗まれたと発表した。報道によると、保育士は同21日の勤務終了後、市内のショッピングセンター駐車場に車を停め、2時間後に車に戻ったところ、車のカギをこじ開けられてバッグがなくなっていた。バッグの中には、4月1日現在の在籍園児88名の氏名、住所、電話番号を含む名簿や、担当クラスの出席簿、職員の連絡網などが入っていた。
・つくばみらい市
http://www.city.tsukubamirai.lg.jp/
◎バリューコマース、不正ログインで顧客情報2821件流出のおそれ
インターネット関連サービスを行うバリューコマース(東京都港区)は11月22日、同社が運営するサービス「Applis(アプリス)」で不正ログインが発生し、同サービスに登録しているアプリ開発者の情報2821件が流出したおそれがあると発表した。同社によると、11月21日に社内で異常を検知し、調査を行ったところ、外部からの不正ログインの可能性が高いことが判明。同日午後2時30分頃に該当アカウントの外部からのアクセスを遮断し、無効化を完了したという。この件により、同サービスに登録しているアプリ開発者の氏名、法人の場合は会社名と担当者名、住所、電話番号、メールアドレスが閲覧されたり流出したおそれがある。同社は、新たな事実が分かり次第、知らせるとしている。
・アプリス登録開発者情報への不正ログインについて(バリューコマース)
http://www.valuecommerce.co.jp/news/c_news/2336/
◎宇治市立小学校、1クラス分の学級保健簿紛失
京都府宇治市は11月21日、市立大久保小学校が、2年生1学級分の学級保健簿を校内で紛失したと発表した。市によると、養護教諭が11月17日午前中、職員室の自分の机から学級保健簿を持ち出そうとしたところ、見当たらなかった。同保健簿は本来、施錠された保管スペースで管理しなければならないが、養護教諭は10月9日に保健簿を使用した後、職員室の机で保管していた。紛失した保健簿には、33名分の氏名、身長、体重、座高と、内科、視力、聴力、尿、歯科の各検査と結核検診の結果が記入されている。全教職員で校内や学校周辺等を探したが、見つかっていない。同校では全家庭に謝罪の文書を配布し、全校説明会を開くほか、当該クラスの全家庭を訪問して謝罪した。市では、個人情報を保管する設備の調査を行い改善を図るほか、臨時校長会議を収集して指導を徹底し、個人情報の取扱いに関する研修を強化するなどの対策をとるとしている。
・個人情報の紛失について(お詫び)(宇治市)
http://www.city.uji.kyoto.jp/0000013788.html