◎神奈川県立高校、生徒の個人情報のべ約600名分含むUSBメモリーを教員が紛失
神奈川県は10月31日、県立大和高等学校の教員が生徒の個人情報を含むUSBメモリーを紛失したと発表した。発表によると、当該教員は、自宅で教材の作成を行うため、10月25日(土)に学校貸与のUSBメモリーを校長の許可なく持ち出した。28日(火)午後7時、USBメモリーがないことに自宅で気付いた。29日(水)に学校や自宅等を探すとともに、警察署や交通機関等へ紛失届等を提出し、30日(木)午後7時に校長に報告した。引き続き探しているが、いまだ発見されていない。紛失したUSBメモリーには、当該教員が授業を受け持った、今年度および過去2年分の生徒のべ約600名の氏名、テスト素点、出欠席の状況、評価、評定等の情報が記載されている。USBメモリーにはパスワードによるロックが掛けられている。現在までのところ、当該情報の流失は確認されていない。同校は生徒と保護者に対して説明と謝罪を行う。また今後、再発防止に向けて個人情報管理の徹底を図っていくとしている。
・県立大和高等学校における生徒の個人情報の紛失について(神奈川県)
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p852555.html
◎ジャパン・スタッドブック・インターナショナル、個人情報2259名分含むCD紛失
競馬情報の配信や軽種馬登録などを行う公益財団法人のジャパン・スタッドブック・インターナショナル(本部:東京都港区)は10月30日、業務委託先の社員が、個人情報が記録されたCDの入った鞄を紛失したと発表した。同財団によると、紛失したのは10月24日。関連各所への届出や問い合わせ等を継続しているが、発見には至っていない。CDには、血統登録申込者、繁殖登録申込者、繁殖登録馬の所有者および生産牧場の個人情報が保存されており、氏名と住所2559名分、電話番号2372件、FAX番号315件、携帯電話番号218件が含まれている。情報にセキュリティ対策は施されていなかった。情報の第三者への流出の事実は確認されていない。該当者には文書で通知している。同財団は、管理体制の見直しと改善を図るとともに、再発防止策を検討し、速やかに実行するとしている。
・個人情報の紛失に係わるお詫びとご報告(ジャパン・スタッドブック・インターナショナル)
http://www.jairs.jp/contents/jairs/2014/5.html
◎龍谷大学、学生2634名分の個人情報をメールで誤送信
龍谷大学(本部:京都市伏見区)は10月30日、理工学部および大学院理工学研究科の学生2634名分の個人情報を、誤って同大学の学生105名にメールで送信したと発表した。同大学によると、送信先の105名は、理工学部研究室公開の運営補助を行うアルバイトで、同大学理工学部および大学院理工学研究科の学生。10月23日午後5時頃、職員が事務連絡をしようとして、2634名の氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどを含んだメールを誤って送信した。同大学では送信先の学生にメールの削除を依頼し、同26日、対面で処理の完了を確認。情報の流出した2634名には流出した情報の内容を通知して謝罪した。情報が第三者に流出した事実や、不正利用された形跡は確認されていない。同大学は、個人情報の管理と運営に関する意識を高め、学内情報管理体制や業務処理手順などを見直しながら、しっかりとした個人情報保護対策を構築していくとしている。
・個人情報を含むメール誤送信と対応について(龍谷大学)
http://www.ryukoku.ac.jp/news/detail.php?id=6300
◎田川市立小、教諭が児童の個人情報含むUSBメモリーを持ち出し盗難紛失
福岡県の田川市教育委員会は10月31日、市立小の教諭が児童らの個人情報を含む私物USBメモリーを盗まれたと発表した。報道によると、教諭は10月30日夜、当該USBメモリーを鞄に入れて車で帰宅したが、帰宅途中に立ち寄ったドラッグストアで車上荒らしにあい、車内に置いていた鞄が盗まれた。鞄ごと盗まれたUSBメモリーには、同小の卒業生や現在担任を務める特別支援学級の児童ら計30人分の個人情報が含まれていた。教諭は田川署に盗難届を提出し、翌日鞄が見つかった旨の連絡を受けたが、発見されたのはUSBメモリーとデジカメ以外のものだった。市教委の規定では個人情報の無断持ち出しは禁止されているが、同教諭は自宅で作業するため、児童の個人情報を私物USBメモリーに入れて持ち帰ることがあったという。
・田川市
http://www.joho.tagawa.fukuoka.jp/
◎NHK高松放送局、個人情報を記載した放送受信料の帳票1枚を紛失
NHKは10月31日、高松放送局管内で放送受信料の帳票を紛失したと発表した。発表によると、10月19日、香川県高松市内において、NHK高松放送局が契約・収納業務を委託している個人事業者が、放送受信料の帳票1枚を紛失した。紛失した帳票は営業用携帯端末から印字したもので、顧客の名前と住所が記載されている。紛失したと思われる周辺の調査を実施したが、見つかっていない。警察へ紛失届を提出するとともに、該当顧客にお詫びと説明をし、理解を得た。NHKは今後、改めて指導を徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase141031-1.html
◎NHK宇都宮放送局、個人情報を記載した放送受信料の帳票1枚を紛失
NHKは10月31日、宇都宮放送局で放送受信料の帳票を紛失したと発表した。発表によると、同放送局において10月15日、顧客から取得した帳票1枚を紛失していることが判明した。紛失した帳票には、顧客の名前、住所、電話番号、口座番号等が記載されている。営業部居室内等をくまなく探したが見つからず、誤廃棄したものと認識しているという。該当顧客には、お詫びと説明をし、理解を得た。NHKは今後、指導を改めて徹底し、個人情報の取り扱いに注意していくとしている。
・個人情報を含んだ帳票の紛失について(NHK)
http://www.nhk.or.jp/privacy/oshirase141031-2.html
◎滋賀県立高校、全校生徒716名の名簿や健康状況の記録を紛失
滋賀県立米原高校(同米原市)は10月29日、全校生徒716名分の情報が含まれるファイルを紛失したと発表した。報道によると、紛失したファイルには、全校生徒716名と保護者の氏名、住所、電話番号が含まれる名簿と、アレルギーや既往症のある生徒136名の記録が含まれている。9月14日、ファイルを使おうとした教諭が紛失に気付いた。同校が紛失を県教委に報告したのは10月27日。県では個人情報を含むものは施錠できる場所に保管することとしているが、同校では当該ファイルを職員室内の鍵のない棚に保管していたという。同校は、生徒に説明と謝罪を行ったほか、保護者対象の説明会を開催した。この件を受けて県では、県立の中学、高校、特別支援学校を対象に個人情報保管状況の調査を行い、保管状況が不適切だった11校に改善を指導したという。
・滋賀県立米原高校
http://www.maibara-h.shiga-ec.ed.jp/
◎JALの個人情報漏えいで中間報告、4131件の流出を確認
日本航空(本社:東京都品川区)は10月29日、顧客情報システムへの不正アクセスによりJALマイレージバンク会員の個人情報が漏えいした件をめぐり、中間報告を行った。同社によると、システム障害の発生した9月19日と同22日について詳細な調査を行ったところ、この期間に4131名分の情報が漏えいしていたことが確認された。該当者は特定出来ており、メール、郵送、ログインページにより連絡する。また、この期間に実際に外部に送信されたデータの件数が、上記の4131件を含めて9745件であることもわかった。5614件については該当者を特定出来ていない。さらに、ウイルスの試験動作から、9月18日以前に139名分の情報が流出した可能性があることが判明した。該当者は特定できており、連絡を行う。なお、通信量から試算した9月18日以前の流出数は最大で約73万件で、これまでと変わっていない。システム障害の起きた2日間の9745件と合わせると、約74万件の情報が流出した可能性がある。
・<10月29日更新>JAL顧客情報システムへの不正アクセスによる一部のお客さまの個人情報漏えいの特定について(中間報告)(日本航空)
https://www.jal.co.jp/info/other/140924.html
◎千葉大学、のべ617名分の成績等含むUSBメモリーを准教授が紛失
千葉大学(本部:千葉市稲毛区)は10月27日、大学院人文社会科学研究科の男性准教授が、学生の個人情報が保存されたUSBメモリーを学外に持ち出し、紛失したと発表した。同大学の発表や報道によると、メモリーを紛失したのは10月15日。メモリーには、2012年度から今年度前期までの学部生について、氏名や成績などがのべ617名分保存されている。この件に先立って、同大学では今年3月、教授がインターネット上に大量の個人情報を流出させており、今回の件を極めて重大な問題だと受け止めているという。同大学は、個人情報を含む情報の適切な取扱いについて、徹底した対策を講じていくとしている。
・個人情報の紛失について(千葉大学)
http://www.chiba-u.ac.jp/others/topics/article2014/20141027rouei.html