19日、書籍販売の丸善が、メールマガジンの登録者全員、1万6,233人にウイルス感染メールを転送してしまったことを公表した。今回転送されたのは流行中の「NETSKY」ワームの亜種69件で、これまでの亜種と同様、自身のコピーをメールで大量に送信する。
発表によれば、メールマガジンの配信について、発行時のみメーリングリスト(ML)を動かし、送信終了後停止するという方法をとっていたが、発行日時の変更があったにもかかわらず、MLの停止をせず5月18日23時~19日9時の間、MLが投稿受付可能になっていた。この隙をついて、ウイルスつきメールが投稿され、登録者全員に配信されたという。
また、ウイルス感染の指摘をしたメールマガジンの登録者16名のメールも全員に配信され、メールアドレスが流出するという二次トラブルも発生した。
同社は、「ウイルスの概要および対応方法」(下記参照)を公表し、検出方法、対処方法を案内している。
(2005/05/20 ネットセキュリティニュース)
■重要なお知らせ(丸善株式会社)
http://www.maruzen.co.jp/home/owabi.html