大阪市は20日、業務委託先で「花博記念公園鶴見緑地展望塔(いのちの塔)会員登録データ」など30万7,000名分の個人情報を含むパソコンが盗難にあったと発表した。
同データが入ったノートパソコンが盗まれたのは13日で、場所はデータのデジタル化を受託していた三菱電機コントロールソフトウェア(本社・神戸市)の社員自宅。同社員は私有パソコンにデータを入れて社員寮に持ち帰り、作業を行なっていた。
登録データは、1990年に行なわれた「国際花と緑の博覧会」の会員データ(氏名、性別、住所、電話番号など)約13万8,000名分と、画像登録者データ(氏名、生年月日、性別など)約18万7,000名分。合計数から重複を除いた実数は30万7,000名分になる。
展望塔の管理を大阪市から受託していた大阪市公園協会が、90年当時のアナログデータのデジタル化を三菱電機ビルテクノサービス(東京都千代田区)に委託。同社から三菱電機コントロールソフトウェア(本社・神戸市)に再委託されていた。
パソコンはパスワードでロックし、データには国際標準規格で認証されたセキュリティがかけられており、データ流出の可能性は極めて低いという。
(2005/06/23 ネットセキュリティニュース)
■大阪市「花博記念公園鶴見緑地展望塔(いのちの塔)会員データ」が記録されたノートパソコンの盗難について(三菱電機ビルテクノサービス)
http://www.meltec.co.jp/misc/news/0622.html
■大阪市「花博記念公園鶴見緑地展望塔(いのちの塔)会員データ」が記録されたノートパソコンの盗難について(三菱電機コントロールソフトウェア)
http://www.mcr.co.jp/privacy/apology.html
■花博記念公園鶴見緑地展望塔(いのちの塔)会員名簿等の個人情報の紛失について(大阪市公園協会)
http://www.ocpa.or.jp/osakapark/hfm_prof/owabi_bun.html
■花博記念公園鶴見緑地展望塔(いのちの塔)会員名簿等の個人情報の紛失について(大阪市ゆとりとみどり振興局)
http://www.city.osaka.jp/yutoritomidori/report/park/20050620.html