愛知県警東海署の地域課に勤務する巡査が私的に所有するパソコンがWinny(ウィニー)に感染し、個人情報を含む捜査情報がネットに流出していたことが24日、わかった。
流出したのは、同巡査が担当した自転車盗や車上狙いなど4件の供述調書や捜査報告書など。このなかに、6名分の個人情報が含まれていた。同巡査は内規に反して捜査情報を含む個人所有パソコンを自宅に持ち帰り、ネットに接続した。このときWinnyに感染し、情報が流出したとみられる。
同巡査は戒告、上司の警部補は所属長注意の処分を受けた。昨年3月、京都府警、北海道警でWinny感染による捜査情報流出があるなど、同種の事件が相次ぐなか管理徹底を指示していたときに起きた事件であるため、過去の同種事件よりも重い処分となった。
(2005/06/27 ネットセキュリティニュース)