ICカード開発会社の日本エルエスアイカードは9日、紛失した小切手で不渡りが発生したと発表した。
紛失したのは、1994年発行の大和銀行(現りそな銀行)布施口支店発行の小切手帳1冊50枚で、今年5月12日に紛失が発覚し、同支店に紛失届けを提出していた。が、この小切手50枚のうち2枚(金額1億5千万円と5千万円)が何者かによって6月6日、手形交換所経由で銀行に提示されたという。同社は、偽造、盗難、紛失として同支店に対応を依頼し、協議した結果、提示金額同額の供託金提供を求められれ、供託金提供ができずに不渡り扱いになったという。
同社は、現在のところ銀行取引処分にはなっておらず、顧問弁護士、警察当局と協議の上、告訴状を提出するとしている。
(2005/06/10 ネットセキュリティニュース)
■当社振出しの小切手の不渡りに関するお知らせ[PDF](日本エルアイエスカード)
http://www.iijnet.or.jp/NLSI-OSA/pdf/050609.pdf