インターネットバンキング専業のイーバンク銀行は1日、スパイウェアによって顧客の口座情報が詐取され、預金の一部が他の銀行に振り込まれる事件があったと発表した。
同行によれば、1日の昼頃、法人顧客より覚えのない振り込み操作が行われたとの連絡を受け、その後の調査で、同顧客のパソコンに、スパイウェアが侵入していることが判明。ただちに関係当局等に通報・要請し、振り込み先から現金が引き出されないよう手配したが、口座が凍結された夕刻には、すでに出金されていたという。
顧客のパソコンに侵入していたのは、SPYW_INVKEY12.A(トレンドマイクロ名)、Spyware.InvisibleKey(シマンテック名)と呼ばれるスパイウェアで、ユーザーのキー操作を記録して漏えいする、いわゆるキーロガーと呼ばれるタイプ。同行では、同様の被害が出ないよう注意喚起するとともに、口座取引が可能なIPアドレスを制限する「IP制限サービス」の利用を勧めている。
(2005/07/04 ネットセキュリティニュース)
■スパイウェアにご注意!IP制限サービスをご活用ください イーバンク銀行(イーバンク銀行)
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