22日、原子力発電所の検査データなどが、Winny(ウィニー)を通してネットに流出していたことが分かった。
流出したデータは、2000年から2002年に作成された、東京電力柏崎刈羽原発など4か所の原子力発電所の検査報告書など。非公開資料も含まれていたが、古い情報のため、流出による影響はないという。
経済産業省原子力安全・保安院が流出経緯を調べたところ、検査担当の職員が資料を自宅に持ち帰り、Winnyがインストールされたパソコンで作業を行なっていた。このパソコンがウイルス感染していた可能性が高いという。
先月、三菱電機子会社社員のパソコンから同様の経緯で原発情報が漏えいしたばかりで、同院はその原因究明のための調査を行ない、情報管理の徹底を呼びかけた矢先だった。
(2005/07/25 ネットセキュリティニュース)
■原子力安全・保安院
http://www.nisa.meti.go.jp/
■関連記事
・三菱電機の子会社社員PCから原発機密情報がWinnyネットに流出
http://www.so-net.ne.jp/security/news/view.cgi?type=2&mode=bkno&no=207