抗がん剤イレッサで知られる医薬品大手のアストラゼネカ(本社・大阪市北区)は7月29日、医師などの個人情報85件を含む資料の流出を確認したと発表した。
同社社員が北九州市内の公園内分別収集箱にパンフレットなどを捨てた際、誤って一緒に廃棄したもの。資料の破棄は、拾得者の代理人と名乗る人物からの連絡で発覚した。現時点では流出情報の悪用は確認されておらず、当人に資料の返却を強く求めているが、返還を受けるに至っていないという。
アストラゼネカでは今回の事件を受けて、社員教育と個人情報に関する廃棄方法の徹底を図るとしている。
(2005/08/01 ネットセキュリティニュース)
■個人情報の流出について(アストラゼネカ)
http://www.astrazeneca.co.jp/activity/press/05_07_29.html