不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕された中国人留学生の自宅のパソコンから、静岡新聞社が運営する地域ポータルサイト「アットエス」のものと思われる個人情報が見つかった問題で、同社は8日、同サイトから4万957件の情報が不正取得されていたことが明らかになったと発表した。
流出した期間は2004年12月24日から2005年1月4日までの間で、流出した個人情報は「アットエス」の会員登録者や同ホームページ検索登録者のもの。このうちメールアドレスだけのものが1万9,111件、メールアドレスに加えて住所、氏名、性別、生年、電話番号の4項目の全部ないし一部を含むものが2万1,846件。
流出期間や内容は、同社のサイバー攻撃対策本部が捜査当局の協力を得てサイト点検を行い、明らかになった。中国人留学生が、これら個人情報を含む情報を名簿業者などに売り渡したかどうかは不明だという。
(2005/08/09 ネットセキュリティニュース)
■不正アクセスによる個人情報流出について(静岡新聞社)
http://www.at-s.com/info_kojin.htm
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