警察庁は、2005年上半期(1~6月)の不正アクセス行為の発生状況をまとめ公表した。
今年上半期に全国の都道府県警察から警察庁に報告された不正アクセスの認知件数は317件で、前年同期(198件)から1.6倍に増加。インターネットオークションの不正利用や、オンラインゲームのアイテム等の不正取得を目的としたものが際立っている。
不正アクセス行為の大半は、パスワードの設定・管理の甘さにつけ込んだ窃用型であることから、同庁は、(1)推定が難しいパスワードを設定し、定期的な変更を行うなどの適切な設定・管理を行うこと。(2)フィッシングサイトや不用意な個人情報の入力に注意すること。(3)OSのバージョンアップや最新のウイルス対策ソフトの利用等、適切な対策を講じること。などを、ユーザーが取り組むべき防御策として挙げている。
(2005/08/30 ネットセキュリティニュース)
■平成17年上半期の不正アクセス行為の発生状況等について[PDF](警察庁)
http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h17/image/pdf26.pdf