NTT東日本および西日本(以下NTT東西)は1日、顧客に提供済みのIP電話対応機器に不具合があると発表、NTT東西のホームページ上で修正ソフトの無償配布を開始した。
不具合があるのは、IP電話対応ADSLモデムおよびADSLモデム内蔵ルータで、原因は対象機器のソフトウェア。不具合の内容は、ダイヤル回線とIP電話サービスを利用している顧客が対象機器を使用して119などの緊急電話へ通話した後、再度受話器を上げても外部への発信ができないケースがあるというもの。不具合が起きるのは緊急機関との通話開始後3分以内の再通話に限られている。また、プッシュ回線利用の顧客には発生しない。
対象機種は「Web Caster 3000MV」「Web Caster 3100SV」「ADSLモデム‐SVII」「ADSLモデム‐SVIII」の4機種。NTT東日本が約1万3,000台、NTT西日本が約56万6,600台をすでに出荷しているという。
(2005/08/02 ネットセキュリティニュース)
■IP電話対応ADSLモデム等における不具合および対応について(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/release/0508/050801.html