大手レコード会社のエイベックスは9月30日、ヒット曲「恋のマイアヒ」CDの特典映像として使用している猫のキャラクター「のまネコ」の図形商標の登録出願を取り下げると発表、また同商標登録に関連して「2ちゃんねる」に書き込まれたエイベックス社員の殺害予告について、警視庁赤坂署に被害届けを提出した。
同日午前1時11分、巨大掲示板2ちゃんねるに「AVEXは、のま猫のプロモーションキャラとしての使用を即時中止しろ」などの要求や、要求を受け入れなかった場合は「AVEXの社員を刃物をもって殺害する」などの犯行予告が書き込まれた。これらの書き込みを同社が同日未明に発見、赤坂署に通報するとともにパトロールを依頼した。また、同日のうちに「のまネコ」の著作権を持つ音楽製作会社であるZENに、その図形商標の登録出願を取り下げることを要請したという。
「のまネコ」はモルドバ共和国出身の3人組が唄うヒット曲「恋のマイアヒ」CDの特典映像として使われ、そのフラッシュムービーはマイアヒ・フラッシュとして人気を博している。この「のまネコ」が「2ちゃんねる」上でマスコット的に使われている猫のアスキーアート「モナー」に酷似していることから、「商標登録されるとモナーのキャラクターが自由に使えなくなる」との抗議がエイベックスに殺到していた。
今月1日夜には同社の松浦社長を名指して「田園調布の自宅に放火し、一家全員バーベキューにしてやる」などと犯行を予告する書き込みがあり、同社はこれを2日に発見して赤坂署に通報、近く被害届けを提出する予定であるという。
(2005/09/30 ネットセキュリティニュース)
■いわゆる「のまネコ」問題についての当グループの考え方(エイベックス・グループ・ホールディングス)
http://ecweb1.avexnet.or.jp/sa4web/050930info.htm
■お知らせ(ZEN)
http://www.e-zen.info/