愛知県警生活経済課と西尾署は5日、他人のIDとパスワードを使ってインターネットのオンラインゲームを使用したとして、神奈川県の中学1年の男子生徒(12)を、不正アクセス禁止法違反の非行事実で補導し、児童相談所に通告した。
少年は昨年10月11日(当時小学校6年)、自宅のパソコンで愛知県に住む無職女性(25)のIDとパスワードを入力して、オンラインゲームに計11回の不正アクセスをした疑いがもたれている。女性のキャラクターに成りすまし、所有する衣装などの有料アイテムを自分のキャラクターにプレゼントさせて盗んだという。
パスワードは、ネット上で公開されていた女性のプロフィールから推測したという。同ゲームへのアクセスに必要な会員登録は無料だが、ゲームに使用するアイテムは1点100円程度で販売されている。少年が盗んだ有料アイテムは10点で、調べに対し少年は「小遣いでは買えなかった」と供述しているといい、女性のほか5人に対しても同様の行為をしたことを認めているという。
(2005/09/08 ネットセキュリティニュース)