社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は13日、北海道警が今年5月から9月までの間に、ヤフーオークションを悪用した海賊版販売3件について、著作権法違反容疑で逮捕したと発表した。
5月30日に逮捕された事件は札幌地裁滝川支部で刑事裁判が行われていたが、被告の栃木県小山市の会社員(36歳)に対し13日、懲役10月執行猶予3年の判決(求刑・懲役10月)が言い渡されている。
この会社員は、今年1月26日ごろから約1か月の間に、「Microsoft Windows」などを権利者に無断でCD-R3枚に複製し、ヤフーオークションを通じて募った2名に1枚1,500円で販売していた。昨年秋頃から逮捕されるまでの約半年間で、のべ約280名に海賊版ソフトを販売、合計約47万円を売り上げていたという。
他の2件も、ヤフーオークションを通じて海賊版のビジネスソフト、ゲームソフトを販売して逮捕されたもので、7月15日に逮捕された札幌市の職業不詳の男性(32歳)については、21日に札幌地裁で初公判が開かれる予定である。
(2005/09/15 ネットセキュリティニュース)
■北海道警、オークションの海賊版販売3件を相次いで摘発(ACCS)
http://www2.accsjp.or.jp/news/news050913.html