ジャパンネット銀行は18日、顧客から不正な振込出金の報告があったと発表、パスワード等の管理を厳重に行うよう注意を促している。
同行によると17日、顧客から「身に覚えのない振込出金があった」との連絡があり、原因を調査中であるという。当該顧客はファイル交換ソフトを利用しており、外付けのハードディスクにパスワードとIDコードを保存していたことがわかっている。
同行では、「パスワード、暗証番号、IDカードの管理を厳重に行う」「外付けハードディスク、フラッシュメモリなどの記憶媒体に保存しない」「ファイル交換ソフトを利用する場合は環境設定に十分注意する」などの注意事項をあげ、注意を促している。
また、念のため口座の登録情報や取引明細を確認し、身に覚えのない不審な取引が発見された場合は、同社カスタマーセンターへ連絡するよう呼びかけている。
ネットバンキングの不正操作による被害としては、スパイウェアによってパスワードなどが盗み出されて不正な取引が行われた事例が、今年7月に相次いで報告されている。
(2005/10/20 ネットセキュリティニュース)
■パスワード・暗証番号・IDカードの管理は厳重に行ってください(ジャパンネット銀行)
http://www.japannetbank.co.jp/attention_051018.html
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