マイクロソフトは12日、10月度の月例セキュリティパッチを公開した。
公開されたセキュリティ更新プログラムの内容は、最も深刻な「緊急」を含む9件で、いずれもWindowsに影響。うち1件は、Windows と Exchangeに影響する。
このほかに、新たにAntinny、Gibe、Mywife、Wukillに対応した「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンも提供される。Antinnyは、日本国内で情報流出被害が相次いでいるWinnyのウイルスで、ファミリー36種の駆除に対応する。
【更新プログラムの内容】
[緊急]
DirectShow:リモートでコードが実行される脆弱性
MSDTC / COM+:リモートでコードが実行される脆弱性
Internet Explorer用累積パッチ:リモートでコードが実行される脆弱性
[重要]
Netwareクライアントサービス:リモートでコードが実行される脆弱性
プラグアンドプレイ:リモートコードの実行および特権昇格の脆弱性
Microsoft Collaboration Data Objects:リモートでコードが実行される脆弱性
Windowsシェル:リモートでコードが実行される脆弱性
[警告]
Windows FTPクライアント:ファイルの転送場所が改ざんされる脆弱性
ネットワーク接続マネージャ:DoS(サービス拒否)の脆弱性
(2005/10/12 ネットセキュリティニュース)
■Microsoft Security ホーム(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/security/default.mspx
■Microsoft Update
http://windowsupdate.microsoft.com/
■悪意のあるソフトウェア事典 Win32-Antinny(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/security/encyclopedia/antinny.mspx