外務省は20日、今月18日から実在の大使館職員名をかたったウイルスメールが発信されていると発表。心当たりのない外務省からのメールを受信した場合には、添付ファイルを開かないよう注意を呼びかけている。
複数の報道によると、メール内容は小泉首相の靖国神社参拝を批判するもので、メールタイトルも「靖国参拝非難」などと書かれている。発信元メールアドレスの末尾は外務省職員が使う「@mofa.go.jp」となっているが、これは発信元を偽る詐称メールで、外務省から発信されたものではないという。添付されたウイルスは、Word97形式のマクロ型ウイルス「W97M_EMBED.A(エンベッド)」で、悪質なものではない。現時点で被害の報告はないが、外務省は定義ファイルの更新を勧めている。
(2005/10/21 ネットセキュリティニュース)
■外務省職員を発信元と詐称するウィルスメールにご注意ください(外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/oshirase/051020.html
■W97M_EMBED.A(トレンドマイクロ)
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=W97M_EMBED.A