改造エアガンによる事件が相次いでいることを受け、Yahoo!オークションは12日、改造エアガンや改造パーツなどの出品を禁止すると発表した。
一部の改造パーツを使って市販のエアガンを改造すると、殺傷能力をもつ違法なエアガンになってしまう。そうした危険な改造パーツをインターネットオークションで販売したとして、先月27日、静岡県浜松市のエアガン部品業者ら3人が銃刀法違反(所持のほう助)の疑いで、警視庁生活環境課に逮捕されている。
また、今年に入って改造エアガンによる発砲事件が急増していることから、警察庁は今月11日、全国の警察本部に対し、改造エアガンと見られる発砲事件があった場合、改造パーツを含めた入手経路の解明、インターネットオークションでの売買の監視を徹底するよう指示した。
Yahoo!オークションの改造エアガン・改造パーツの出品規制は、これらの動きに呼応したものと見られる。同社は、改造エアガンや改造パーツの出品は発見しだい削除等の措置をとるとしたうえで、「削除されないから大丈夫」と思い込むことは自分自身を危険にさらす結果となると釘を刺している。
(2005/10/14 ネットセキュリティニュース)
■安全性の確認できないエアガンの出品について(Yahoo!オークション)
http://auctions.yahoo.co.jp/phtml/auc/jp/notice/20051012.html