ヤフー(本社:東京都港区)は14日、オークションの不正利用を自動検知する業界初のシステムを構築し、12月からYahoo!オークションに導入すると発表した。
同システムの構築には、クレジットカードの不正利用検知モデル構築などに実績がある「金融エンジニアリング・グループ」(本社:東京都港区)が協力。犯罪捜査にも活用されているデータマイニングという手法を使って不正利用のパターンをモデル化し、悪用防止に役立てる。
たとえば、これまで低額の商品を落札してきた利用者が突然ノートパソコンを一度に30台出品したような場合、不正利用の可能性があるとして検知。状況に応じてID利用停止などの措置をとる。
ヤフーではこれまで、パトロールチーム150人がオークション不正利用の監視を行っており、今年の上半期には新規出品数の1.7~3.3%が不正出品として削除されている。同社は、自動検知システムの導入に加え、年内にパトロールチームを170人に増強し、監視体制を強化するとしている。
(2005/11/18 ネットセキュリティニュース)
■ 「Yahoo!オークション」不正利用検知モデル導入について(ヤフー)
http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/2005/1114.html