岡山県笠岡市立図書館は11日、ホームページ(HP)にフィッシングサイトが開設されていた問題で、停止していたサーバの復旧作業がすべて終了し、同日より再開したと発表した。
同館によると、フィッシングサイトが開設されていたことが発覚したのは先月11日で、第三者から保守業者へメールで情報提供があり、調査を実施した。調査の結果、当該サーバーにフィッシング詐欺用のページが作成されており、このページに誘導するための広告メールが送信されていることもわかった。このため同館は同日にサーバーを停止し、翌12日に岡山県警に連絡。原因究明のための調査、事後対策の検討を行ってきたという。
同館は10月20日、フィッシング詐欺等の被害情報は入っていないとし、セキュリティ対策を行ったうえで、ホームページの一部を仮復旧していた。今回はサーバーの復旧作業がすべて完了し、閉鎖より1か月を経ての全面再開となったもの。
(2005/11/18 ネットセキュリティニュース)
■ サーバの復旧について(笠岡市立図書館)
http://www.lib.city.kasaoka.okayama.jp/tosho/oshirase/hukkyu.html
■ 笠岡市立図書館サーバへの不正アクセスについて(笠岡市立図書館)
http://www.lib.city.kasaoka.okayama.jp/tosho/oshirase/keii.html