ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル(SMJI、本社:東京都千代田区)は18日、同社が輸入販売しているXCPコンテンツ保護ソフトウェアを収録したCDの回収と交換を行うと発表した。
同社は、特約店に対して販売中止と店頭在庫の回収を依頼。購入者に対しては、同一タイトルのXCP未収録盤との交換を予定しており、交換品の供給時期などを発売元と調整した上で、交換方法など詳細についてホームページ上で発表するとしている。対象CDは、同社が輸入販売した40タイトルで、同社ホームページに一覧が掲載されている。
XCPは、米ソニーBMGが販売した一部のCDに使われていたもので、セキュリティ上の問題が生じたため製造を中止するとともに、回収と交換を実施。米国での発表を受け発売元と協議の結果、国内でも同様の対応を行うことになった。
Amazon.co.jpを運営するアマゾンジャパン(東京都渋谷区)は22日、ソニーの販売停止要請を受け当該CDを不具合商品として商品代金の全額返金を開始した。同サイトから当該CDを購入した顧客は、開封・未開封を問わず返金に応ずる。商品到着後30日以内であれば、同サイトの返品受付センターで通常の返品手続きを行い、返品の理由に「商品にトラブルや不具合がある」を選択。30日を過ぎた場合には、カスタマーサービスセンター(コールセンター)での受け付けとなる。
(2005/11/25 ネットセキュリティニュース)
■米国Sony BMG発売商品における対応に関するお知らせ(SMJI)
http://www.sonymusic.co.jp/xcp/
■対象輸入商品(SMJI)
http://www.sonymusic.co.jp/xcp/list.html
■Amazon.co.jp 返品受付センター
http://www.amazon.co.jp/gp/css/returns/homepage.html/
■セキュリティ関連ニュース
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